いばらき産保ニュース 臨時号

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★★☆☆      ♪♪ いばらき産保ニュース ♪♪
★★★☆           臨 時 号
https://ibarakis.johas.go.jp
メール : mito@ibarakis.johas.go.jp
発  行:独立行政法人 労働者健康安全機構
茨城産業保健総合支援センター 所長 小松 満
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臨時号を配信します。

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□■□■□■ お知らせ □■□■□■
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▼11月は「過労死等防止啓発月間」として「過重労働解消キャンペーン」を実施します(茨城労働局より)
茨城県の年平均(平成29年)による月当たりの所定外労働時間は12.8時間と長い順 で全国3位(平成27 年は9位、平成28年は10位)となっており、平成23年から4年連続して長い順で全国1位となっていた状況に戻る懸念があります。
(資料 茨城県内の月間所定外労働時間(茨城労働局)

このような状況の中、茨城労働局管内の長時間労働や業務における強いストレスを背景とする脳・心臓疾患と精神障害の労災請求件数は、平成29年度は合わせて47件に上っています。
(資料 全国と茨城労働局内における脳・心臓疾患の労災請求件数の推移(茨城労働局)

長時間労働の解消は、使用者が適切な措置を講じるほか、職場の実態をよく知る労使が一体となって取組むことが重要です。「過重労働解消キャンペーン」はこのための取組です。各種取組は、下記のとおりです。
① 労使団体への協力要請
② 「過重労働解消のためのセミナー」の開催
企業がどのように問題を解決したか、プロセスや改善後の状況などを紹介します。
セミナーの詳細はこちらでご確認ください(当センターページ)
③ 「過労死等防止対策推進シンポジウム」の開催(平成30年11月25日[日])
シンポジウムの詳細はこちらでご確認ください(当センターページ)
④ 労働局長によるベストプラクティス企業への職場訪問
「ベストプラクティス企業」とは、長時間労働の削減に向けた積極的な取組を行って、
実績を上げている企業をいいます。
⑤ 重点監督の実施
各種相談等から長時間・過重労働が疑われる事業場などへの監督指導を重点的に行います。
⑥ 「過重労働解消相談ダイヤル」の開設(平成 30 年 11 月4日[日])

詳細は茨城労働局のホームページ(記者発表文)をご覧ください。

▼職場における風しん予防対策について(茨城県からのお知らせ)
本年7月頃から,関東地方を中心に風しんが流行し,現在,特に東京都,千葉県,神奈川県,埼玉県及び愛知県で風しんが増加しています。風しんは全国で770名(H30.9.26時点)の報告があり,茨城県でも35名(H30.10.3時点)が報告されています。報告のあった35名の感染者の約9割が30代から50代の男性です。

風しんは,風しんウイルスに感染することで発症し,感染経路は,くしゃみや咳などで飛び散った唾などによる飛沫感染で,その感染力はインフルエンザの2~4倍といわれています。症状は,発熱や発疹,リンパ節の腫れなどで,大人がかかると,子どもよりも重症化することがあります。

また,風しんに対する免疫が不十分な妊娠20週頃までの妊婦が,風しんウイルスに感染すると,赤ちゃんが難聴・白内障・先天性心疾患を特徴とする先天性風しん症候群をもって生まれてくる可能性が高くなります。

風しんを予防するには,予防接種が最も有効です。しかし,予防接種制度の移り変わりにより,風しんの予防接種率が低い年代,性別があり,現在,流行の中心となっている30代から50代の男性は,定期の予防接種を受ける機会がなく,風しんの抗体価の低い方が2割程度存在していることが分かっています。

30代から50代の男性は,働きざかりの方が多いため,ひとたび流行すると職場に大きな影響を与えかねないことから,職場における風しん予防対策が重要です。

事業主の皆様は,健康で安心な職場の環境整備のために,以下の対策をご検討ください。
①従業員が抗体検査や予防接種のために医療機関などの受診を希望された場合には,ご配慮ください。
②入社時などに,予防接種の記録の確認を本人に呼び掛けるようにしてください。
③職場での感染予防のため,風しんにかかった人の休暇についてご配慮ください。

最も危惧されることは,風しんに感染した従業員が,その家族,職場の同僚を介して,妊婦に感染させ,赤ちゃんが先天性風しん症候群になることです。妊婦は予防接種を受けることができないため,周りの家族や友人が風しん対策をすることで,妊婦が風しんに感染するリスクを減少させることが重要です。

従業員の皆様は,自分自身だけでなく,家族や一緒に働く方を風しんから守るために,以下の対策をご検討ください。

①妊娠を希望する女性は,妊娠前に風しん抗体検査を受けましょう。
②妊娠中の女性の家族は,風しんの抗体検査を受けましょう。
③体調不良の時は無理をせず,外出を控え,咳エチケットを徹底し,風しんを疑う症状(発熱,発疹など)が出現した際は,医師に相談しましょう。

一人一人が意識を高め,予防接種など,風しんの適切な予防対策を心掛けましょう。

<関係するリーフレット>(厚生労働省のホームぺージにリンクします)
職場は風しん予防対策をしていますか
妊娠を希望する女性、妊婦と そのご家族 へ
体調不良のときは無理しないで

詳細は茨城県のホームページをご覧ください。

▼いばらき健康経営推進事業研修会のお知らせ(茨城県主催)
1 目的:第3次健康いばらき21プランに基づき,働く世代の健康づくりを推進するため,社員の健康づくりをサポートし,生産性の向上や経営の効率化を図る健康経営に取り組む事業所を支援することから,健康経営に関する理解を深め,今年度,県が新たに取り組む「いばらき健康経営推進事業所」の認定に係る普及を図る。
2 主催:茨城県
3 共催:全国健康保険協会茨城支部
4 後援:茨城県商工会議所連合会茨城県中小企業団体中央会 茨城県商工会連合会
(一社)茨城県経営者協会 茨城労働局 茨城県産業保健総合支援センター
5 日時:平成30年10月19日(金)13時30分~16時00分
6 会場:茨城県庁9階講堂 アクセスはこちらの茨城県庁ホームページ
7 対象者:茨城県内事業所の事業主・医療保険者・産業医・産業保健師等地域保健医療従事者
(保健所,市町村の保健師等)など300人
8 費用:無料
9 申込方法:以下当センターお知らせページ内の様式(PDF)に必要事項を記入して茨城県保健福祉部健康長寿福祉課健康増進グループあてファックスにて送信してください。
https://ibarakis.johas.go.jp/archives/4285
10 内容
①あいさつ  茨城県より
②行政説明 「いばらき健康経営推進事業所」の認定制度について(茨城県)
③講演会(90分)座長:筑波大学医学医療系保健医療学域 教授 山海知子 先生
講演:「健康経営について」
講師:東京大学政策ビジョン研究センター データヘルス研究ユニット特任教授
内閣府経済財政諮問会議専門委員 自治医科大学客員教授 古井祐司 先生
④質疑応答
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次回のメールマガジン(第157号)は、11月1日に配信予定です。
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