いばらき産保ニュース 第44号

発行日:2009/5/29
ホームページ:https://ibarakis.johas.go.jp/
発  行:独立行政法人 労働者健康福祉機構
茨城産業保健推進センター 所長 小林 敏郎

【新着情報】
【センターからのお知らせ(お役立ち情報等)】
【主なセミナー案内】
【コラム:水戸南町だより】

このメールマガジンは、当センターをご利用いただいた方または購読を ご希望の方に、最新情報や資料をお届けするものです。 メールマガジンをお気に召さない場合は、「配信停止」と明記して、返信 くださるようお願いします。

新着情報

新型インフルエンザについて

新型インフルエンザについては、関西を中心に感染者数が増えてきました。 対応については、厚生労働省から指示が出されていますので、 厚生労働省のホームページをご覧ください。

  1. 新型インフルエンザの5月28日付の国内の感染確定者数等は364名となっています。
    ・詳しくは↓
    http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/19.html
  2. 新型インフルエンザ対策本部による「基本的対処方針」が5月22日に出されました。
    ・詳しくは↓
    http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/dl/090522-03a.pdf
  3. 糖尿病のある方の新型インフルエンザ対策(患者・一般向け、医療関係者向け)が 5月22日に出されています。
    ・詳しくは↓
    http://dmic.ncgm.go.jp/general/infomation/010/010/influenza_01.html
  4. 新型インフルエンザの診療等に関する情報が出されました。
    厚生労働省新型インフルエンザ対策推進本部事務局から、本年5月28日付の事務連絡で (抗インフルエンザ薬の予防投与の考え方等)に係るQ&Aが出されました。
    ・詳しくは↓
    http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/2009/05/0528-01.html
熱中症について

そろそろ熱中症の季節となってきます。 体が暑さに慣れていない今の時期は特に注意が必要です。

  1. 増加する熱中症?
    国立環境研究所の小野 雅司研究員が熱中症について研究を行っています。 地球温暖化やヒートアイランド現象による影響が懸念される熱中症。 その実態把握とリスクの要因について報告しています。
    ・詳しくは↓
    http://www.nies.go.jp/kanko/kankyogi/32/32.pdf PDF
  2. 「熱中症環境保健マニュアル」
    環境省が平成18年に作成したマニュアルです。その主な内容は次のとおりです。

    1. 熱中症とは何か
      • 熱中症とは何か
      • 熱中症はどのようにして起こるか
      • 熱中症による死亡と気象条件
    2. 熱中症になったときは
      • どんな症状があるのか
      • どういうときに熱中症を疑うか
      • 熱中症を疑ったときには何をするべきか
      • 医療機関に搬送するとき
    3. 熱中症を防ぐためには
      • 日常生活での注意事項
      • 高温環境下での労働
    4. 保健指導のあり方
    5. もっと知りたいときには
  3. 熱中症患者速報
    国立環境研究所の統計によると、現時点では患者数の報告はありません。

自殺者が平成20年も30,000人を超える!!

警察庁によると、平成20年も自殺者が30,000人を超え、 32,249人であったことが発表されました。 性別では男性が22,831人で全体の70.8%を占めています。 年齢別では「50歳代」が6,363人で全体の19.7%、 次いで「60歳代」5,735人(17.8%)、「40歳代」4,970人 (15.4%)となっています。

センターからのお知らせ(お役立ち情報等)

「熱中症にレッドカード」を無料で配布しています。

当推進センターでは、熱中症の種類と発症時の措置が記載された 「レッドカード」を無料で配布しています。 数に限りがありますので、お早めに!! このところ問い合わせが殺到していますので、在庫がなくなり次第、 配布は終了しますので、予めご了承願います。

企業の管理者のためのメンタルヘルス問題勉強会(新規)

企業の管理者向けにメンタルヘルスの勉強会を6月から2ヶ月に1回、合計5回開催します。
当センターには企業の管理者からメンタルヘルスについての相談が多く寄せられています。 そのような企業の管理者向けの勉強会を企画しました。
偶数月の第1火曜日、午後3時30分から午後5時まで、 会場は東京医科大学霞ヶ浦病院(稲敷郡阿見町)です。
第1回6月2日(火)午後3時30分~午後5時
「うつ病の理解と対策」
担当:小野真吾(東京医科大学霞ヶ浦病院メンタルヘルス科講師)
第2回8月4日(火)午後3時30分~午後5時
「早期発見・早期治療のポイント」
担当:小野真吾(東京医科大学霞ヶ浦病院メンタルヘルス科講師)
第3回10月6日(火)午後3時30分~午後5時
「心の病にかかった人に対する職場対応」
担当:市来真彦(東京医科大学霞ヶ浦病院メンタルヘルス科科長)
第4回12月1日(火)午後3時30分~午後5時
「過重労働と睡眠障害」
担当:市来真彦(東京医科大学霞ヶ浦病院メンタルヘルス科科長)
第5回平成22年2月2日(火)午後3時30分~午後5時
「職場復帰のポイント」
担当:市来真彦(東京医科大学霞ヶ浦病院メンタルヘルス科科長)

産業看護職等のためのメンタルヘルス・ケースカンファレンス

偶数月の第一月曜日、産業看護職や人事労務担当者等を対象とした、 「メンタルヘルス・ケースカンファレンス」を開催しています。
産業保健の場で起こるメンタルヘルスに関する様々な問題に対し、心療内科医 で産業保健相談員の山村邦男先生の指導のもと、提供者と参加者が意見を出し合い、 対話を重ねながら、より良い解決を考えるというものです。
今後の予定は以下のとおりです。
6月1日(月)、8月3日(月)、10月5日(月)、12月7日(月)、平成22年2月1日(月)。
時間は、いずれも14時40分から16時までです。
プライバシーの保護にも配慮していますので、どうぞ参加してください。

新着図書・教材情報(無料貸出し)

図書・ビデオ貸出しのご案内は↓
https://ibarakis.johas.go.jp/info_document/loaning

産業保健Q&A

産業保健Q&Aのページはこちらをご覧ください。↓
https://ibarakis.johas.go.jp/info_document/various/q_a

産業保健に関するご相談は↓
https://ibarakis.johas.go.jp/inquiry

これから受講できるセミナー案内(無料)「2009年」

  • 6月1日メンタルヘルス・ケースカンファレンス
    (詳細は上記のとおり)
  • 6月2日企業の管理者のためのメンタルヘルス問題勉強会
    ~第1回うつ病への理解と対策~
    (詳細は上記のとおり)
  • 6月3日(水)14:00-16:00:推進センター会議室(水戸市)
    「熱中症対策とWBGT(湿球黒球温度)指数の活用」
    日医(基礎後期2、生涯専門2)申請、実力アップ
  • 6月3日(水)18:30~20:30:推進センター会議室(水戸市)
    「健康診断における放射線の影響について~がんと放射線~
    日医(基礎後期2、生涯専門2)申請、実力アップ
  • 6月10日(水)14:00-16:00:推進センター会議室(水戸市)
    「職業性腰痛の予防と対応」
    ※日医の申請はしていません。
  • 6月11日(木)14:00-16:00:県立図書館(水戸市)
    「過重労働対策をメンタルヘルスの視点から見る」
    ※日医の申請はしていません。
  • 6月23日(火)14:00-16:00:推進センター会議室(水戸市)
    「独り職場の駆け出し看護職勉強会第1回」
    ※日医の申請はしていません。
  • 6月25日(木)14:00-16:00:県南生涯学習センター(土浦市)
    「口腔領域でのメンタルヘルス対策~口臭の訴え~」
    日医(基礎後期2、生涯専門2)申請、実力アップ
  • 6月27日(土)9:00-11:40:推進センター会議室(水戸市)
    「平成21年度産業看護職研修会(Ⅰ)」
    実力アップ申請
    推進センター会議室(水戸市)

【注】「日医認定」とあるのは、日本医師会認定産業医制度の単位認定研修(生涯研修)です。
「実力アップ」とあるのは、日本産業衛生学会産業看護職継続教育実力アップコース認定(基礎コース修了者)です。申請中、又は申請予定も含みます。
また、「予定」とあるのは、変更されることがあります。

コラム水戸南町だより

▼GWは法事のため山形県まで高速道路を利用して出かけてきました。 やはり、予想通りの大渋滞でした。しかし、ETCの割引で1,000円というのは助かりました。 皆が同じ考えですから、渋滞するのは当たり前ですね。

▼新型インフルエンザの国内での感染者数が関西を中心に増加しています。 一時期、「マスク」が店頭から消えました。オイルショックの時にはトイレットペーパーが消えましたが、 冷静な対応が必要でしょうか?


次回の第45号は、平成21年6月下旬配信予定です。
編集内容等に関するご意見・お問合せなどをお寄せください。
バックナンバーは、こちらをご覧ください。
また、新規登録・変更、配信停止は、こちらからお願いします。
産業保健に関するご相談などは、お問い合わせフォームからお願いします。