いばらき産保ニュース 第45号

発行日:2009/6/30
ホームページ:https://ibarakis.johas.go.jp/
発  行:独立行政法人 労働者健康福祉機構
茨城産業保健推進センター 所長 小林 敏郎

【新着情報】
【センターからのお知らせ(お役立ち情報等)】
【主なセミナー案内】
【コラム:水戸南町だより】

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新着情報

「メンタルヘルス対策支援センター」について

「メンタルヘルス対策支援センター」はメンタルヘルス対策に取り組もうとする事業場を支援します。 (平成21年度厚生労働省委託事業)
<業務案内>
対面、電話、ファクシミリ、メールによりメンタルヘルス不調の予防から職場復帰までの メンタルヘルス対策全般について相談、問い合わせに応じます。 また、事業場を訪問してメンタルヘルス対策の導入や実施について専門家がアドバイスします。
例えば、事業場にはこんな内容について助言いたします。

  • 心の健康づくり計画はどのようにつくればよいのか。
  • 職場復帰支援プログラムはどのようにつくればよいのか。
  • 社内のメンタルヘルスに関する相談体制づくりについてどのようにすればよいのか。
  • メンタルヘルスについて従業員に理解してもらうためにはどうしたらよいのか。
  • 社内スタッフや従業員への教育・研修はどうしたらよいのか。

提供するサービスはすべて無料ですので、お気軽にお問い合わせください。
労働者からの一時的な相談にも応じます。
※ただし、医療機関ではありませんので、診療等は行えません。必要によって器量期間等適切な機関を紹介いたします。
<お問合せ先>
独立行政法人労働者健康福祉機構
メンタルヘルス対策支援センター(茨城産業保健推進センター内)
住所茨城県水戸市南町1-3-35水戸南町第一生命ビル4階
窓口開設時間9時から16時30分
電話:029-300-6030
FAX :029-300-6031
メール:https://ibarakis.johas.go.jp/inquiry
ホームページ:https://ibarakis.johas.go.jp/mental
※ご相談のお申込は電話、ファクス、メールでどうぞ。

全国安全週間

全国安全週間は、産業界における自主的な労働災害防止活動を推進するとともに、 広く一般の安全意識の高揚と安全活動の定着を図ることを目的として、昭和3年から実施しています。 毎年、7月1日から7月7日までを本週間、6月1日から6月30日までを準備期間としています。 全国安全週間においては、スローガンが設けられており、週間中の意識の高揚を図るため、 看板、ポスター等として広く事業場に掲示されます。
平成21年度のスローガン「定着させよう「安全文化」つみ取ろう職場の危険」
詳しくは↓
http://www.mhlw.go.jp/topics/2006/07/tp0701-1.html

平成20年度における脳・心臓疾患及び精神障害等に係る労災補償状況

茨城労働局が発表した平成20年度の県内の労災認定状況によると、 過労死等の請求件数は21件とこの6年間で最も多くなっている。 精神障害は請求件数が14件で前年に比べ6件の減少であった。
全国では平成20年度の脳・心臓疾患及び精神障害等に係る労災請求件数、 支給決定件数ともに依然として高水準で推移しています。
詳しくは↓
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2009/06/h0608-1.html

新型インフルエンザについて

新型インフルエンザについては、6月12日、地域単位の感染が複数の地域(大陸)で起きているとして、 WHOが警戒水準をフェーズ6に引き上げました。 また、6月16日茨城県(つくば市)内で新型インフルエンザ患者の発生が初めて確認されました。
詳しくは↓
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html

新たな「職場における熱中症予防対策」について

本年6月19日に厚生労働省より新たな「職場における熱中症予防対策」が発表されました。 熱中症による死亡者が年間約20名を数え、また、休業4日以上の業務上疾病者数が年間約300名にも上っています。 さらに、糖尿病、高血圧症等が一般に熱中症の発症リスクを高めること等から、 これらを踏まえた熱中症予防対策の推進を図ることが必要です。 このような状況を踏まえて、新たな職場における熱中症予防対策が取りまとめられました。 これから、熱中症の発症する時期となりますので、参考にしてください。
詳しくは↓
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2009/06/h0616-1.html

管理濃度等が変わります!

ホルムアルデヒド、ニッケル化合物、砒素及びその化合物の3物質を作業環境測定の対象としてばく露防止対策を 講じるべき物質として新たに管理濃度を設定するとともに、既に測定やばく露防止対策の対象となっている粉じん、 トルエン等の11物質についても管理濃度を低減することとしました。 改正告示は本年7月1日から適用されます。
詳しくは↓
http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/anzen/090601-1.html
http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/anzeneisei20/index.html

防じんマスクに係る形式検定合格番号第TM266号の形式検定合格証の失効について

防じんマスクについては、労働安全衛生法(以下「法」という。)第44条の2により、 製造し、又は輸入した者は、型式検定を受けなければならないこととされています。 今般、国が定める規格を具備していない防じんマスクが販売されたことが明らかになりました。

  1. 輸入事業者名三暉商事有限会社
  2. 製造者名Shanghai Gangkai Purifying Products Co.,Ltd(中国上海市)
  3. 機種名等GK2200A1V使い捨て式防じんマスク、使用限度時間10時間
  4. 型式検定合格番号TM266(性能区分DS2)

詳しくは↓
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2009/03/h0327-12.html

事故は気合じゃ防げないJR西日本の「人為ミス研究」脚光

「人はミスを犯すもの」こんな前提に立ったJR西日本安全研究所の研究成果が注目を集めています。 研究所は平成17年の福知山線脱線事故を機に3年前立ち上げられました。信号機の点呼確認はすべて必要か、 上司が部下をほめる効果はあるのか。成果は、従来の「事故は気合で防ぐもの」という鉄道界の体質を変え、 他の分野の職員教育にも取り入れられているそうです。

センターからのお知らせ(お役立ち情報等)

「熱中症にレッドカード」を無料で配布しています。

当推進センターでは、熱中症の種類と発症時の措置が記載された「レッドカード」を 無料で配布しています。数に限りがあります。在庫がなくなり次第、配布は終了しますので、 予めご了承願います。

産業看護職等のためのメンタルヘルス・ケースカンファレンス

偶数月の第一月曜日、産業看護職や人事労務担当者等を対象とした、 「メンタルヘルス・ケースカンファレンス」を開催しています。
産業保健の場で起こるメンタルヘルスに関する様々な問題に対し、心療内科医 で産業保健相談員の山村邦男先生の指導のもと、提供者と参加者が意見を出し合い、 対話を重ねながら、より良い解決を考えるというものです。
今後の予定は以下のとおりです。
8月3日(月)、10月5日(月)、12月7日(月)、平成22年2月1日(月)。
時間は、いずれも14時40分から16時までです。
プライバシーの保護にも配慮していますので、どうぞ参加してください。

調査研究の協力者募集

茨城産業保健推進センターでは「小規模事業場における主体的産業保健活動 スパイラルアップのための継続的支援方法と効果検証」というテーマで、 県内の約15箇所の事業場の協力を得て、調査研究を行う予定です。
研究の代表者は産業保健相談員・産業医科大学教授の池田智子先生です。
・応募職種:産業保健の経験のある保健師又は看護師等
詳細は、茨城産業保健推進センターへお問い合わせください。

新着図書・教材情報(無料貸出し)

図書・ビデオ貸出しのご案内は↓
https://ibarakis.johas.go.jp/info_document/loaning

産業保健Q&A

産業保健Q&Aのページはこちらをご覧ください。↓
https://ibarakis.johas.go.jp/info_document/various/q_a

産業保健に関するご相談は↓
https://ibarakis.johas.go.jp/inquiry

これから受講できるセミナー案内(無料)「2009年」

  • 7月1日(水)午後2時~午後4時推進センター会議室(水戸市)
    「法改正に伴う医療施設におけるホルムアルデヒドの管理について」
    (日医認定:生涯・更新2単位;実力アップ)
  • 7月16日(木)午後2時~午後5時日立協和エンジニアリング(株)(ひたちなか市)
    「産業医の職場巡視について(実習)」
    (日医認定:基礎・実地3単位、生涯実地3単位;実力アップ)
  • 7月29日(水)午後2時~午後4時推進センター会議室(水戸市)
    「管理職のためのメンタルヘルス・マネジメントセミナー(Ⅰ)
    ~ストレスの正しい理解とメンタル不調の見分け」
  • 8月3日(月)午後2時~午後4時推進センター会議室(水戸市)
    「メンタルヘルス・ケースカンファレンス」

【注】「日医認定」とあるのは、日本医師会認定産業医制度の単位認定研修(生涯研修)です。
「実力アップ」とあるのは、日本産業衛生学会産業看護職継続教育実力アップコース認定(基礎コース修了者)です。申請中、又は申請予定も含みます。
また、「予定」とあるのは、変更されることがあります。

コラム水戸南町だより

▼明日から全国安全週間の本週間です。 労働災害は1件でも少なくしたいものです。全国的な傾向として件数は徐々に減少してきていますが、 依然として、死亡災害も発生しているところです。JR西日本もあの福知山線の脱線事故という重大災害を契機に、 研究所を設立し、その成果が各所で活用されているようです。

▼関東地方も6月10日に梅雨入りし、連日、うっとおしい気候が続いています。 このような時期は体調管理を崩しやすいので、体調管理に留意しましょう。 次のメールマガジンを出す頃には梅雨明けしていることと思います。


次回の第46号は、平成21年7月下旬配信予定です。
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