いばらき産保ニュース 第54号

発行日:2010/2/26
ホームページ:https://ibarakis.johas.go.jp/
発  行:独立行政法人 労働者健康福祉機構
茨城産業保健推進センター 所長 小林 敏郎

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【新着情報】
【これから受講できるセミナー案内(無料)】
【センターからのお知らせ(お役立ち情報等)】
【メンタルヘルス対策支援センターの利用案内】
【漢方医から職場への処方箋(連載)】
【コラム:水戸南町だより】

新着情報

公共施設の全面禁煙を要請=都道府県に通知―厚生労働省

他人のたばこの煙を吸い込む受動喫煙による健康被害を防ぐため、 厚生労働省は25日、多数の人が利用する公共施設を原則的に全面禁煙とするよう求め、 都道府県などに通知しました。ただし、施設管理者に「努力義務」を課すにとどまり、 罰則はないため、実効性は不透明です。 通知では、学校や病院、事務所など全面禁煙の対象となる施設を広範囲に指定。 屋外であっても、子どもの利用が想定される場合は受動喫煙防止のための配慮が必要だとしています。 飲食店など全面禁煙が困難な施設については、当面は分煙化による対応を認め、 将来的には全面禁煙を目指すよう求めています。

定期健康診断における胸部X線検査等に関する規定の改正について

 労働安全衛生法の基づく定期健康診断における胸部エックス線検査等に関する規定が改正されました。
<胸部エックス線検査の対象者の見直し>

  • 40歳以上の方
     →全員に実施
  • 40歳未満の方
     →以下のア~ウ以外の方で、医師が必要でないと認めるときは、省略することができます。

    1.  5歳毎の節目の年齢(20歳、25歳、30歳及び35歳)の方
    2.  感染症法で結核に係る定期の健康診断の対象とされている施設等で働かれている方
    3.  じん肺法で3年に1回のじん肺健康診断の対象とされている方
  • 施行期日:平成22年4月1日
    詳しくは↓
    https://jsite.mhlw.go.jp/ibaraki-roudoukyoku/library/ibaraki-roudoukyoku/wnew/wnew100218_01.pdf
労働者私傷病報告の様式の改正

 労働者が労働災害等により死亡し、又は休業したときには、 事業者は所轄の労働基準監督署に労働者私傷病報告を提出しなければなりません。
 派遣労働者については、派遣元及び派遣先双方の事業者がそれぞれの所轄の労働基準監督署に 労働者私傷病報告を提出する必要があります。今般、派遣元の事業者は、派遣先の事業場の郵便番号を記入することになりました。
施行期日:平成22年4月1日
詳しくは↓
https://jsite.mhlw.go.jp/ibaraki-roudoukyoku/library/ibaraki-roudoukyoku/wnew/wnew100218_02.pdf

化学物質過敏症 後遺症が初の労災認定 「眼球運動障害で」

電気設備施工会社に勤め有機溶剤を吸った後、化学物質過敏症になった男性(40) (神奈川県茅ケ崎市)が、眼球運動の障害を後遺障害として、厚木労働基準監督署に労災認定されたことが分かりました。 化学物質過敏症の後遺症が労災認定されたのは初めてとみられます。眼球運動障害は化学物質過敏症に顕著な症状とされ、 専門家は「今後、同様の症状のある患者の救済につながる可能性がある」と指摘しています。

これから受講できるセミナー「2010年」

※ 先着順になりますので、お早めにお申込ください。
※ 有料駐車場については参加者のご負担となりますので、ご了承ください。 できるだけ公共交通機関をご利用ください。

<平成22年3月分>

  • 3月4日(木) 午後6時~午後8時 住友生命水戸ビル11階会議室
    「産業保健懇談会~労働行政について~」 
    講師:木下 正人
    ※講師は茨城労働局の労働基準部長の木下部長です。
    労働衛生行政について講演を頂き、会場の方々との意見交換も行う予定です。
    皆さんが参加しやすいよう夜間に設定いたしました。
    ※日医認定(基礎・後期2、生涯・更新2)申請
    ※産業看護職実力アップ申請
  • 3月12日(金) 午後2時~午後4時 しもだて地域交流センター「アルテリオ」
    「茨城・栃木共同セミナー~改正労働基準法と過重労働対策について~」 
    講師:小林 淳
    ※講師は栃木産業保健推進センターの相談員の小林先生です。
    茨城と栃木がコラボで計画したセミナーです。
    県西地区でのセミナーは少ないので、ぜひ、県西地区の方はご参加ください。
    ※日医認定(基礎・後期2、生涯・専門2)申請
  • 3月16日(火) 午後2時~午後4時30分 県南生涯学習センター
    「衛生管理者等スキルアップ研修会(Ⅲ)~健康診断の実施と健康管理~」 
    講師:早川 幸子
    ※このシリーズの2回目、衛生管理者として経験豊富な講師が担当します。
    県南地区での開催です。県南地区の皆さんご参加をお待ちしています。

<平成22年4月分>

  • 4月5日(月) 午後2時40分~午後4時 住友生命水戸ビル11階会議室
    「メンタルヘルス・ケースカンファレンス」 
    講師:山村 邦男
    ※このところ推進センターにメンタル不調者の個別事案の相談が増加してきています。
    「新型うつ病」などの対応に苦慮されている皆さん、一人で悩まず、 みなさんと話し合うことで解決策が見つかるかもしれません。
  • 4月6日(火) 午後4時~午後6時 県南生涯学習センター
    「放射線と健康」 
    講師:大原 潔
    ※がんに対する放射線治療など放射線に関する最前線のお話をする予定です。
    年々進歩している分野ですので、ぜひ、ご参加ください。
    ※日医認定申請予定
    ※産業看護職実力アップ申請予定
  • 4月13日(火) 午後2時~午後4時 県南生涯学習センター
    「自前で行うメンタルヘルス研修」 
    講師:河島 美枝子
    ※メンタルヘルス対策を推進する上で、非常に重要なポイントとなるのが、メンタルヘルス研修です。
    社内でメンタルヘルスの教育をどうしたらよいだろうかとお悩みの方々が多いのではないでしょうか。
    経験豊富な講師がそのヒントとなるような情報をたくさん提供いたします。
    ※日医認定申請予定
    ※産業看護職実力アップ申請予定
  • 4月15日(木) 午後2時~午後4時 中央ビル会議室
    「過重労働と自殺対策」 
    講師:山村 邦男
    ※本年4月から過重労働対策を踏まえた改正労働基準法が施行されます。
    また、自殺者が3万人という状況がずっと続いています。
    このような状況を踏まえ、心療内科医として経験豊富な講師が過重労働と自殺対策についてご説明いたします。
    ※日医認定申請予定
    ※産業看護職実力アップ申請予定

<平成22年5月分>

  • 5月11日(火)午後2時~午後4時 住友生命水戸ビル11階会議室
    「作業環境測定結果の活用」 
    講師:岩崎 芳明
    ※作業環境測定については実施するだけで、その結果を十分活用されていない企業が多いと思われます。
    作業環境測定結果を有効に活用し、より快適な職場づくりができるようその結果の活用についてご説明いたします。
    ※日医認定申請予定
    ※産業看護職実力アップ申請予定
  • 5月13日(木)午後2時~午後4時 住友生命水戸ビル11階会議室
    「茨城県内の原子力施設の概要と放射線安全管理の実際」 
    講師:甲斐 洋
    ※茨城県内には東海村を中心に多数の原子力施設があります。
    これら施設の概要と放射線安全管理の実際についてご説明いたします。
    ※日医認定申請予定
    ※産業看護職実力アップ申請予定
  • 5月18日(火)午後2時~午後4時 住友生命水戸ビル11階会議室
    「嗅覚による臭気測定方法と脱臭方法について」 
    講師:番 博道
    ※見えない「におい」についての対策を労働衛生工学の専門である講師がご説明いたします。
    ※日医認定申請予定
  • 5月21日(金)午後3時~午後5時 住友生命水戸ビル11階会議室
    「企業の保健室の漢方薬~産業ストレスを漢方で対処する~」 
    講師:伊藤 隆
    ※メールマガジンに「漢方医から職場への処方箋」を掲載している講師の伊藤先生のセミナーです。
    直接、先生から説明を聞く良いチャンスです。ぜひ、いかがでしょうか。
    ※日医認定申請予定
    ※産業看護職実力アップ申請予定
  • 5月25日(火)午後2時~午後4時 鹿嶋勤労文化会館
    「勤労者の腰痛対策」 
    講師:岡本 弦
    ※職業性疾病の中で圧倒的に多いのが腰痛です。
    勤労者の腰痛対策についてご説明いたします。鹿嶋地区で数少ないセミナーですので、 鹿嶋地区の方はぜへご参加ください。
    ※日医認定申請予定
    ※産業看護職実力アップ申請予定

<セミナー会場案内>

【注意】
「日医認定」とあるのは、日本医師会認定産業医制度の単位認定研修です。
「実力アップ」とあるのは、日本産業衛生学会産業看護職継続教育実力アップコース認定です。
申請中、又は申請予定も含みます。また、「予定」とあるのは、変更されることがあります。

センターからのお知らせ(お役立ち情報等)

深夜業に従事する方へ「自発的健康診断受診支援助成金利用のご案内」

深夜業に従事している方で、ご自身の健康に不安を感じたら健康診断を受けましょう。
自発的健康診断の一部の費用が援助されています。
<助成金支給対象者>

  1. 常時使用される労働者
  2. 自発的健康診断を受診する日前6か月の間に1ヶ月あたり4回以上(過去6か月で合計 24回以上)深夜業に従事した方
  3. 今年度にこの助成金の支給を受けた事がない方

詳しくは↓
https://ibarakis.johas.go.jp/info_document/various/subsidy

メンタルヘルス対策支援センターの利用案内

「メンタルヘルス対策支援センター」では、対面、電話、ファックス、 メールによりメンタルヘルス不調の予防から職場復帰までのメンタルヘルス全般 についての相談、問い合わせに応じています。
現在、3名のメンタルヘルス対策促進員が 事業場を訪問して制度の周知、助言を行っています。
メンタルヘルス不調者の対応をどうしたらよいか、社内スタッフ・従業員への 教育・研修をどうしたら良いか、職場復帰支援プログラムはどのように作れば良いのかなど、 メンタルヘルス全般についてのご相談に応じています。
費用は無料です。

【漢方医から職場への処方箋(連載)】

「漢方医から職場への処方箋」伊藤隆

※当センターの産業保健相談員で、鹿島労災病院のメンタルヘルス・和漢診療センター長の伊藤隆先生が 「労働安全衛生広報」((株)企業通信社)に現在投稿している原稿をご紹介いたします。
なお、転載に当たっては出版社の許可を得ています。また、センターのホームページにも掲載しています。

第3回 咽喉違和感と漢方(半夏厚朴湯)~“気うつ”を軽減する~

  1. ストレスで咽喉に違和感が
    「いつからか、のどの奥に物があるような感じがする。 耳鼻科医の診療ではなんともないと言われる。胸部レントゲン写真でも異常はない。 しかし咳払いしても出ていかない。ゴクッと飲み込んでも落ちていかない」。 そんな違和感をお持ちの方はいませんか? 漢方医学では、梅の種がのどにつっかえているような感じから「梅核気(ばいかくき)」と呼んだり、 炙った肉片みたいだということで「咽中炙臠(いんちゅうしゃれん)」とも呼びます。 昔の精神科の教科書には「ヒステリー球」という用語がありますが、 本稿でいう咽喉違和感は、ヒステリーよりもより広い病態概念を指しています。 この違和感が急に起こってくる場合には、ときに緊急を要する病気もありますから、 医師にご相談いただきたいのですが、ここでは慢性の場合についてお話しします。 いちばん多い原因は、いわゆるストレスです。咽喉違和感を持っている方の大部分が仕事あるいは 家庭で何らかのストレスを抱えています。咽喉違和感をきたす心の病には、 うつ病、ノイローゼ(神経症)、不安障害など、いろいろあり得ます。漢方医学では、 この咽喉違和感は、スムースに流れるべき気が何らかの原因で咽喉に停滞する、 気うつという病態で出現すると考えています。この症状に対する治療薬として、 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)があります。良く効いた一例をご紹介しましょう。
  2. 精神を安定させ気の流れを巡らせる
    40歳の女性の方です。30歳頃より動悸しやすく、体がふわふわしていて、 雲の上を歩いているようになります。不安が強く、車の運転をしていても交差点で対向車とぶつかるんじゃないかと、 怖くなってしまいます。体格は小柄で中肉です。他の症状を尋ねると、 体がだるい、寝起きが悪い、頭が重い、耳鳴りがするなど、たくさん出てきました。 首、肩の強いこりとともに咽喉の違和感も自覚していたことが分かりました。 そこで、この違和感を目標に半夏厚朴湯のエキス剤2包を、外来でお湯に溶いて試服してみました。 わずか30分で肩こりは半減しました。継続して服用したところ、4週後には肩、胸のはりが楽になり、 違和感も軽減してきました。 この薬は、生姜(しょうきょう)、半夏(はんげ)、茯苓(ぶくりょう)、紫蘇葉(しそよう)、厚朴(こうぼく) の五味より構成されています。生姜は食卓でお馴染みの「しょうが」です。 生姜は解熱作用、魚の臭みをとる作用など多くの薬効を持っていますが、 ここでは胃の運動を盛んにして吐き気を押さえてくれます。 半夏はカラスビシヤクの塊茎で嘔吐を押さえます。 茯苓はサルノコシカケ科マツホドの菌核で水の流れを調整します。マツホドを探す伝統的な手法を紹介しますと、 古い松の切り株などの、根近くの地面を先端のとがった金属棒で突いて探すのです。 突いた時の手応えでマツホドがあるかどうか探知できるのだそうです。 茯苓突きと呼ばれますが、熟練した技が必要と聞いています。 紫蘇葉は、刺し身などに添えられるお馴染みの食材ですが、これは抗菌作用、抗寄生虫作用があるからのようです。 風邪薬としても知られていて、鎮咳、去痰作用もあります。ここでは気を巡らせ、気分を鎮める役割を担っています。 厚朴はモクレン科朴の木(ほうのき)の樹皮です。主成分はマグノロールで、鎮痛、鎮静作用があります。 ちなみに、朴の木の葉は大きくて調理の際に、火に強いことにより、朴葉(ほうば)味噌、朴葉寿司に用いられています。 以上をまとめると、生姜、半夏で嘔気を抑えて、茯苓、紫蘇葉と厚朴で精神を安定させ、 気の流れを巡らせる-そのような薬なのです。 筆者の経験では、この薬で咽喉違和感を治せる確率はだいたい3分の1ぐらいです。有効性が低いとお思いでしょうか? ほとんど食材の生薬から構成された、作用の穏やかな薬です。眠くなるなどの副作用がなくて、 これだけ有効な薬は、現代医薬にはまったく見当たりません。咽喉違和感にお悩みの方は、 医療機関を受診する前にお試しいただいてよろしいのではないでしょうか。
  3. ケースに応じて精神科医との協力も
    気うつは、前身をスムースに巡るべき気(き)がうっ滞している漢方医学的病態です。 ちなみに「うつ病」は西洋医学の病で、気分の抑うつと気力の低下を特徴として、 異なった病態概念とお考えください。気うつにはいろいろなタイプがあり、 いつも半夏厚朴湯が効くとは限りません。 筆者は8年前より当院のホームページで、この薬を紹介してまいりました。そのためか、 最近は、この薬が効かなかったので来たという方が増えてきました。半夏厚朴湯が効かなかった患者さんには、 上半身の緊張が強く、人から指摘されても肩から力を抜くことができない方が少なくありません。 リラックスできない方の咽喉違和感の治療は苦労しますが、原因をできるだけ明確にすることが重要です。 うつ病などの心の病があるときは、向精神薬の調整など精神科医の協力が必要な場合があります。 内科疾患によることもあります。喘息素因のある方には、半夏厚朴湯に小柴胡湯(しょうさいことう) を合わせた柴朴湯(さいぼくとう)をよく用います。最近多いのは、胃食道逆流症です。 胃液が食道に逆流してくることで、咽喉が刺激されて起こると言われています。 半夏厚朴湯には嘔気を抑える作用があるので、この機序に対しても一定程度は有用です。 しかし胃液逆流が顕著で、食道下部の粘膜に炎症をきたしているような場合には、 プロトンポンプ・インヒビターなどの、胃酸を強力に抑える薬が有効です。消化器内科医院にて胃内視鏡検査を受けてください。 また同様に、こうした強力な西洋薬を服用していても胸やけなどがとれない場合に、 半夏厚朴湯や他の漢方薬が効くことがあります。東西両医薬は、効くポイントが微妙に異なっているようです。
  4. 指導を受けてリラックスする
    気うつなどを、「気の持ちようで治るのか」と単純にお考えにならないでください。 というのは、ストレスの原因が明らかな場合の大半は解決が意外に難しいのです。 1日中パソコンに向かって仕事をしている人の、肩こりが治らないのは当然です。 薬で若干良くなっても、その分だけ仕事をしてしまえば元の木阿弥です。 さらに職場内の「嫌な奴」が原因の場合は、解決はさらに厄介です。信頼できる上司、 同僚に-例え前の職場の人であっても-1度は相談してみるべきでしょう。1人で抱えていても、 たいていは解決しません。 緊張緩和のために、自律訓練法、鍼灸、マッサージ、スポーツ、ヨガなどは助けになるようです。 これらに共通していることは、リラックスすることとそのための呼吸を重視している点です。 息をゆっくりと吐くに合わせて、首や肩から力を抜くことができるでしょうか。 息を吸うときは背中を真っすぐにして、腹式呼吸で行ってください。 うまくできない方には、適切な指導者あるいは治療者が欲しいところです。 咽喉違和感は、ストレスの強さを注意する黄色信号のひとつなのかもしれません。 この症状がなかなかとれない方は、仕事中でも時々は意識して肩から力を抜いてみる時間を、 工夫してつくってみてください。

詳しくは↓
https://ibarakis.johas.go.jp/info_document/oh/kenko/kenko_1#s3

コラム水戸南町だより

▼2月18日に筑波大学の吉野聡先生の「復職支援の現場から~うつのタイプ別の対応について」 というテーマでセミナーを土浦で開催しました。当初、30名の予定で計画していましたが、 参加希望者が多くなったので、急遽、会場を大きな場所に変更して実施しました。セミナーでは 「新型うつ病」の対応についてもご説明があり、参加者からはセミナー終了後もたくさんの質問が出されました。 いま、「新型うつ病」で対応に苦慮されている方々が多くなっているようです。

▼公共の場の全面禁煙を厚生労働省が打ち出しました。官公庁や駅など禁煙対策は進んできましたが、 まだまだくわえタバコで歩いている方などを見ることがあります。 昨日、当センターでは平間先生の禁煙対策についてのセミナーを開催しました。 平間先生からタバコの有害性、タバコ生産国の貧困などの社会的問題、禁煙対策の必要性、 禁煙サポートなどについて幅広い内容のご説明がありましたが、今後一層の禁煙対策の必要性を感じました。 非喫煙者の私としては「タバコ」のない社会を実現したいと考えています・・・

▼偕楽園の「梅まつり」が始まりました。我が家の庭では福寿草が咲いています。 まだ、寒い日が続いていますが、少しずつ、春が近づいてきていますね。 私はこの寒い時期から春になっていくこの時期が大変好きです。 次のメールマガジンをお届けする頃にはもう桜の便りが届いているかもしれませんね。

▼いよいよ、2月28日は「東京マラソン」です。私は非常に運が良く、 今回で連続3回目の出場です。今年の1月から2月にかけてひどい風邪をひき、 十分な練習ができていませんが、何とか無事、スタートラインには立てそうです。 東京の街を3万人のランナーと一緒に走ってきます。 東京マラソンは新宿の東京都庁から皇居、東京タワー、増上寺、銀座、浅草寺などを通って お台場「東京ビッグサイト」がゴールという東京の名所を走ることができる素晴らしいマラソンコースです。 沿道からの応援も多く、とても楽しいマラソン大会です。今回は無理せず、マイペースで楽しく走る予定です。 次回、良いご報告ができると良いのですが・・・


次回の第55号は、平成22年3月下旬配信予定です。
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