いばらき産保ニュース 第73号

発行日:2011/9/30
ホームページ:https://ibarakis.johas.go.jp/
お問い合わせメールフォーム:https://ibarakis.johas.go.jp/inquiry
発  行:独立行政法人 労働者健康福祉機構
茨城産業保健推進センター 所長 小松 満

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【新着情報】
【これから受講できるセミナー案内(無料)】
【関連団体の実施するセミナーのご案内】
【センターからのお知らせ(お役立ち情報等)】
【メンタルヘルス対策支援センターの利用案内】
【コラム:水戸南町だより】

新着情報

東日本大震災にかかる対応について

東日本大震災で被災されました皆様方に心よりお見舞い申し上げますと共に、 被災者からの健康(放射線も含む)に関する電話相談及びメンタルヘルスに関する電話相談のフリーダイヤル (全国共通)を開設していますので、是非ご活用してください。下記の電話番号でご相談に応じています。

<健康に関する電話相談>

  • 電話:0120-765-551
    相談時間 13:00~17:00(土曜、日曜、祝日を除く。)

<メンタルヘルスに関する電話相談>

  • 電話:0120-226-272
    相談時間 9:00~12:00、13:00~17:00(土曜、日曜、祝日を除く。)

当センターでも、産業医等の産業保健関係者はもとより、事業者、労働者及びその家族等 被災地域における住民も対象にした健康相談(放射線、メンタルヘルスを含む。)に応じています。 また、ホームページ、メールマガジン等で震災等に係る産業保健に関する情報の提供を行っています。

<相談窓口>

◇メンタルヘルスに関する相談

産業保健関係者、事業者、労働者及びそのご家族の方々からのご相談に応じます。 カウンセラー等の専門家が相談に応じます。

  • 対応日時:月曜日~金曜日 午前9時~午後5時(祝祭日は除く)
    電話:029-300-6030
    ファックス:029-300-6031
    メール:こちらをご利用下さい
    ※メール、ファックスによる相談は24時間受付しています。
健康診断情報の第三者提供に関する取扱いの周知徹底について

平成23年9月1日付け基安労発0901第1号をもって厚生労働省労働基準局安全衛生部労働衛生課長より 通達が発出されました。内容は以下のとおりです。 雇用管理に関する個人情報のうち健康情報の事業場における取扱いについては、 個人情報の保護に関する法律(平成15年法律第57号、以下「個人情報保護法」という。)及び 指針等に基づき取り扱われていますが、健康診断情報の第三者提供について、事業場において、 必ずしも適切な理解がなされていない例が見受けられます。そのため、以下に掲げる事項について周知徹底を 図っていただくようお願いいたします。

  1.  第三者への提供
    個人情報保護法第2条第1項で定める個人情報を第三者に提供する場合、原則として、予め本人の同意を得る必要があること。 但し、以下の場合については、原則から除かれます。

    1. 法令に基づく場合
    2. 人の生命、身体又は財産の保護のために必要がある場合であって、本人の同意を得ることが困難であるとき
    3. 公衆衛生の向上又は児童の健全な育成の推進のために特に必要がある場合であって、本人の同意を得ることが困難であるとき
    4. 国の機関若しくは地方公共団体又はその委託を受けた者が法令の定める事務を遂行することに対して協力する必要がある場合で あって、本人の同意を得ることにより当該事務の遂行に支障を及ぼすおそれがあるとき
  2.  上記1の原則から除かれている場合の例
    1. 上記1(ⅰ)に該当するものとして、高齢者の医療の確保に関する法律(昭和57年法律第80号)第27条に基づき、 保険者から、労働安全衛生法(昭和47年法律第57号)による健康診断に関する記録の写しの提供を求められた場合。 なお、この場合の提供にあたっては、「特定健康診査等の実施に関する協力依頼について(依頼)」(平成20年1月17日付け 基発第0117001号、保発第0117003号)に留意されたい。
    2. 上記1(ⅲ)に該当するものとして、地域がん登録事業において、地方公共団体からがんの診療情報の提供依頼があった場合
禁煙か分煙を事業主に義務付ける労働安全衛生法改正案を臨時国会に提出予定

厚生労働省は9月12日、受動喫煙による労働者の健康被害を防ぐために、事業所や工場などで、全面禁煙か、 一定の基準を満たす喫煙室を作ることによる分煙を事業主に義務付ける労働安全衛生法改正案を、2011年度第3次補正予算案を 審議する臨時国会に提出することを決めました。12年度中にも施行を目指しています。 改正案では、飲食店や旅館、ホテルなど客が喫煙を望み分煙が難しい場合には、換気設備を導入して、浮遊粉じん濃度を1立方メートル 当たり0.15㎎以下にするなど、事業主が労働者の受動喫煙を減らすことを義務付けています。

「職場のいじめ・嫌がらせ問題に関する円卓会議」がスタート!!

都道府県労働局などが受け付けた労働相談の民事上個別労働相談のうち、パワハラがらみの割合が平成14年度の6.4%から 平成22年度には16.0%にまで達しており、社員のメンタルへの悪影響、職場風土の悪化、生産性の低下をもたらす重要な 解決課題と認識している企業も少なくない。そのため、厚生労働省では、職場のいじめ・嫌がらせなどへの的確な対処方法を 打ち出す目的で、公労使と行政の担当者合わせて15人で構成する「職場のいじめ・嫌がらせ問題に関する円卓会議」を 発足させました。平成24年3月までには提言を公表する予定です。

第70回全国産業安全衛生大会が開催されます。

今年で第70回を迎える全国産業安全衛生大会は、産業安全運動が始まって本年が100年目に当たることから、 産業安全運動100年記念大会として、10年ぶりに東京都で開催されます。
・開催期間 平成23年10月12日(水)~14日(金)
・詳細はこちら:http://www.jisha.or.jp/(中央労働災害防止協会ホームページ)

平成23年度茨城県産業安全衛生大会が開催されます。
  • 日時 平成23年10月5日(水) 午後1時~午後4時45分(開場午後0時)
  • 会場 ホテルレイクビュー水戸(水戸市宮町1-6-1)
  • 定員 650名
  • 内容 
    第1部 表彰式
    第2部 

    1. 講演「THP健康づくり体操の実演・説明」
      鈴木 美和氏(中災防健康確保推進部ヘルスケア・トレーナー)
    2. 特別講演「21世紀の安全を考える」~事故や災害に学ぶ危機管理~
      吉村 秀實氏(ジャーナリスト、(財)都市防災研究所理事)

※当センターでは「健康相談コーナー」を設け、保健師より健康相談のアドバイスを行うことにしています。奮ってご参加ください。

これから受講できるセミナー「2011年」

※ 先着順になりますので、お早めにお申込ください。
※ 有料駐車場については参加者のご負担となりますので、ご了承ください。 できるだけ公共交通機関をご利用ください。
※ 受講のお申込みは、当センターのホームページ、FAX、メール等でお申込みください。

<平成23年10月分>

  • 10月3日(月)午後2時40分~午後4時 住友生命水戸ビル11階会議室 15名
    「メンタルヘルス・ケースカンファレンス」 講師 山村 邦男(産業保健相談員、山村医院院長)
    ※最近では、新型うつ病など企業の担当者が対応に苦慮する事例も多数見受けられます。このセミナーでは、 参加者が提示するメンタルヘルス事例について、全体で討議を行い、講師先生が総括とアドバイスを行います。 現場でメンタルヘルス対策に苦慮されている方々にとってとても参考になるセミナーです。なお、提示された事例については、 秘密を厳守します。
  • 10月7日(金)午後3時30分~午後5時 東京医科大学茨城医療センター内医療福祉研究センター2階 20名
    「企業の管理者のためのメンタルヘルスセミナー」(基礎編)~第2回
    講師 市来 真彦並びに小野 真吾(東京医科大学茨城医療センターメンタルヘルス科准教授、同講師)
    ※受付は終了しています。
  • 10月12日(水)午後1時30分~午後4時30分 東洋製罐 株式会社 石岡工場 20名
    「職場巡視のポイントと課題の把握の仕方(実地)」
    講師 伊藤 進一(産業保健相談員、土浦地域産業保健センターコーディネーター、労働安全コンサルタント)
    ※日医認定(生涯・実地3単位)
    ※注意事項:スカート及びハイヒールは、禁止とします。
    ※受付は終了しています。
  • 10月13日(木)午後2時~午後4時 住友生命水戸ビル11階会議室 12名
    カウンセリング講座(後期)「心をほぐし、認知を柔軟にするカウンセリング」第1回「悩みを分析する基礎技術」
    講師 永原 伸彦(産業保健相談員、(財)茨城カウンセリングセンター理事長)
    ※カウンセリング講座(後期)の第1回目で、悩みの正体を明らかにし、悩みを解決する原則を具体的に明示した名著「道は開ける」(カーネギー)を 現代の認知心理学、深層心理学の立場から読み解きます。
    ※受付は終了しています。
  • 10月14日(金)午後2時~午後4時 住友生命水戸ビル11階会議室 30名
    「労働者と作業関連疾患」
    講師 西宮 常代(産業保健相談員、西宮医院副院長、労働衛生コンサルタント)
    ※「業務上疾病」以外で、業務と密接な関連があるとされている循環器疾患、脳血管疾患、高脂血症、糖尿病などの 「作業関連疾患」についての解説を行います。過重労働などを理解する上でもお役に立つセミナーです。
  • 10月18日(火)午後2時~午後4時 住友生命水戸ビル11階会議室 30名
    「作業環境の測定機器の取扱いと保守管理について」
    講師 番 博道(産業保健相談員、元住友金属テクノロジー(株)環境技術部長)
    ※日医認定(生涯・実地2単位)
    ※作業環境に使われる測定機器を操作することは、きっかけがないとなかなか出来ません。 操作することにより測定機器の特徴や特性が理解できます。当推進センターで保有している作業環境測定に関する測定機器、 サンプリング装置等を実際に手に取りながら、それぞれの測定原理、取扱い方法と保守について説明します。
  • 10月19日(水)午後2時~午後4時 文部科学省研究交流センター 30名
    「放射線と健康」~がん治療最前線~ 講師 大原 潔(産業保健相談員、総合病院土浦協同病院放射線科部長、地域がんセンター長)
    ※日医認定(生涯・専門2単位)
    ※産業看護職実力アップ(Ⅲ-1-(4)、1単位)
    ※「食の安全性」は最近よく聞く言葉ですが、「放射線の安全性」は聞き慣れない言葉です。 食も放射線も日常生活から切り離すことはできず、いずれの場合でも、本来あるべき健康への安全性が脅かされていることが その背景にあります。こと放射線については、「危険性」と表現されることが一般的で、放射線は爆弾として利用され、 その被災者に悲惨な結果をもたらしたため、負の側面が協調されがちです。  「放射線のリスク」という観点から、食以上に厳しいその安全性が管理されています。 リスクとしての負の側面を鑑みつつ、放射線が健康診断からがん治療まで、いかに大きく人類の健康に貢献しているか、 その正の側面に灯りをともしてみます。
  • 10月28日(金)午後2時~午後4時 住友生命水戸ビル11階会議室 30名
    「管理職のためのメンタルヘルス・マネジメントセミナー(Ⅳ)」~職場のメンタルヘルス対策の進め方~
    講師 小川 邦治((株)日立製作所日立健康管理センタカウンセラー・臨床心理士)
    ※全4回シリーズの最終回のセミナーで、メンタルヘルス・マネジメント推進の主体者である職場の管理者の方々に、 職場のメンタルヘルスの基礎知識を学んでいただき、職場のメンタルヘルス対策の推進など管理職として果たすべき役割を 明確にするセミナーです。

<平成23年11月分>

  • 11月4日(金)午後3時30分~午後5時 東京医科大学茨城医療センター内医療福祉研究センター2階 20名
    「企業の管理者のためのメンタルヘルスセミナー」(応用編)~第2回
    講師 市来 真彦並びに小野 真吾(東京医科大学茨城医療センターメンタルヘルス科准教授、同講師)
    ※基礎編(入門編)修了者を対象に、応用編として実施するもので、職場のメンタルヘルスについて 「今、ここで」困っていることを解決する方法を一緒に考えていきます。毎回グループディスカッションをしていきます。 全4回の2回目となります。
  • 11月9日(水)午後2時~午後5時 ルネサスエレクトロニクス 株式会社 那珂事業所 20名
    「産業医の職場巡視について(実地)」
    講師 中谷 敦(産業保健相談員、(株)日立製作所水戸健康管理センタ主任医長、産業医)
    ※日医認定(生涯・実地3単位)
    ※職場巡視は、産業医の職務において大変重要なものである。それはあたかも臨床業務においての病棟回診のように、 診察室で検査データだけを見ていては分からないことが多々発見されるからである。但し、産業医として具体的な診察手段や 着目点をOJT(On-the-Job Training)で習得する機会は少なく、よって戸惑いもまた多いものである。本セミナーでは、 実際に工場を「巡視」し、その会社の産業医になったつもりでどこを見て、何を考え、どう指摘したらよいかを習得することを 目指します。
    ※注意事項:ハイヒールは禁止とします。
  • 11月10日(木)午後2時~午後4時 住友生命水戸ビル11階会議室 12名
    カウンセリング講座(後期)「心をほぐし、認知を柔軟にするカウンセリング」第2回「悩みの習慣を断つ」
    講師 永原 伸彦(産業保健相談員、(財)茨城カウンセリングセンター理事長)
    ※受付は終了しています。
  • 11月10日(木)午後6時~午後8時 住友生命水戸ビル11階会議室 30名
    「職場が全面禁煙に」~禁煙外来のコツ~
    講師 平間 敬文(平間病院理事長兼院長、茨城県医師会理事)
    ※日医認定(生涯・専門2単位)
    ※産業看護職実力アップ(Ⅳ-4-(8)、1単位)
    ※禁煙外来は面白い。
     今、たばこの大幅な値上げに伴って、禁煙外来が一躍脚光を浴びており、ニコチン依存症治療の新規患者が一挙に3~4倍に増加し、 およそ300万人が禁煙を目指すだろうと言われています。ただこの治療は、お薬を出すことだけでどうなるものでもなく、 患者さんの認知の歪みを変えることが重要なポイントで、これが治療の成否に大きく関わるため、まず、たばこはドラッグであること、 自分が薬物依存症という脳の病気であることを認識してもらい、同時に薬物でやられた脳の構造は回復することはあっても決して治癒する ことはなく、何年経っても1本吸えば2本目であっというまに今の中毒状態に戻ってしまうことを理解させ、初診時から再禁煙防止に 半分位のウエイトをかけることが重要です。
  • 11月12日(土)午後1時30分~午後5時 土浦市勤労者総合福祉センター「ワークヒル土浦」 30名
    「食生活改善と運動習慣でメタボリック・シンドローム予防」~スマートダイエット、スマートエクササイズで元気長寿実現~
    講師 

    1. 健康講話(総論) 午後1時30分~午後3時
      田中 喜代次(筑波大学大学院人間総合科学研究科スポーツ医学専攻教授、(株)THF代表取締役)
    2. スマートダイエット(食事・栄養講話) 午後3時10分~午後4時10分
      井上 まや((株)THF管理栄養士)
    3. スマートエクササイズ(健康運動) 午後4時20分~午後5時
      清野 諭(日本学術振興会特別研究員、健康運動指導士)

※日医認定(生涯・実地3.5単位)
※産業看護職実力アップ(Ⅳ-3-(2)、2単位)
※近年、勤労世代を中心に過食や運動不足、睡眠不足などが複合的に定着しやすく、特に男性の体重増加、脂質異常症、糖尿病、 高血圧などの有病率が高まっています。そこで、生活習慣病やメタボリックシンドローム(MS)の概念が確立され、 心血管系疾患との関わりが証明されています。
本セミナーでは、講師の方々がMSの予防・改善に向けて取組んできた、 確かな効果があがる保健指導の実際と支援の中身を紹介します。  田中教授の研究室や(株)THFは、茨城県、千葉県、福島県、東京都などの市区町村と連携体制を組み、高齢者の虚弱化予防事業や 肥満者のスマートダイエット事業に取組み、大きな実績を上げています。
※運動の実技がありますので、運動のできる服装・運動靴でご参加ください。
※日医の産業医の単位と産業看護職実力アップの単位については、全てを受講しないと対象になりませんので、ご注意ください。

  • 11月15日(火)午後2時~午後4時 県南生涯学習センター小講座室2 30名
    「騒音測定のコツと防音のための測定・評価と対策について」
    講師 番 博道(産業保健相談員、元住友金属テクノロジー(株)環境技術部長)
    ※日医認定(生涯・実地2単位)
    ※作業環境測定で騒音が第2或いは第3管理区分であっても、耳栓で対応する場合が多く、作業環境改善にいたっていないことが 見受けられます。音の伝播特性、音圧と騒音レベルの関係、間違いやすい吸音と遮音、騒音の周波数と遮音材料について説明します。 実際に騒音計を操作して、騒音を計測する際の注意点を理解していただきます。工場騒音の対策を採るための測定と評価の仕方及び 対策について具体的に説明します。
  • 11月19日(土)午前10時~午後0時 住友生命水戸ビル11階会議室 30名
    「保健面接の知識と手法」
    講師 河島 美枝子(産業保健相談員、元大分県立看護科学大学精神看護学教授)
    ※産業看護職実力アップ(Ⅴ-5-(1)、1単位)
    ※産業看護職の皆様は日常的に保健面接を行っています。健康診断の流れの中で、健診の事後指導として、健康相談の利用者に対して、 さらに職場巡視の際の何気ない会話も保健面接の場として利用しています。保健面接は日常的に行っているために無意識のうちに自己流、 マンネリ化に陥りやすい側面を持っています。特定健診及び特定保健指導が開始され、働く人の間でもメタボリックシンドロームを中心に 健康管理への関心が高まっている現在、保健教育・指導の場として保健面接の果たす役割は益々大きくなっています。本セミナーでは、 保健面接についての基本的知識及び実践的な手法を学び、保健面接のレベルアップのための一助として説明します。
  • 11月24日(木)午後6時~午後8時 住友生命水戸ビル11階会議室 30名
    「労災補償制度について」~労災補償制度の仕組みと業務上疾病の判断基準等~
    講師 飯塚 克己((社)茨城県トラック協会広報指導部長、元茨城労働局総務部労働保険徴収室長)
    ※日医認定(生涯・更新2単位)
    ※産業看護職実力アップ(Ⅲ-7-(1)、1単位)
    ※労災保険とは、業務上の事由又は通勤による労働者の負傷・疾病・障害及び死亡に対して、労働者やその遺族のために、 必要な保険給付を行う制度です。原則として、全ての事業所が加入しなければなりません。業務上疾病とは、業務が原因となった 傷病等であり、業務と傷病等との間に一定の因果関係があることをいいます。業務上疾病と認定されるためには、労働者が労働契約に 基づいて事業主の支配下にある状態である「業務遂行性」とその傷病に「業務起因性」が成立しなければなりません。本セミナーでは、 労災保険制度の基本的な考え方と腰痛、じん肺等主な業務上疾病の労災認定の一般的な考え方について説明します。
  • 11月26日(土)午後2時~午後4時 ホテルサトー 40名
    「石綿(アスベスト)関連疾患診断技術研修」(基礎研修)※日医の基礎研修ではありません。
    講師 戸島 洋一(東京労災病院勤労者予防医療センター相談指導部長、アスベスト疾患センター長兼務) ※日医認定(生涯・専門2単位)
    ※基礎研修は、石綿(アスベスト)に関する一般的な知識、石綿ばく露歴の把握方法、石綿関連疾患の診断及び石綿による 労災疾病の労災補償制度などについて学びます。また、東日本大震災後の復興作業における石綿ばく露防止に関することも学びます。
  • 11月26日(土)午後4時~午後6時 ホテルサトー 40名
    「石綿(アスベスト)関連疾患診断技術研修」(専門研修)
    講師 豊嶋 幹生(浜松労災病院呼吸器内科部長、アスベスト疾患センター長兼務)
    ※日医認定(生涯・実地2単位)
    ※専門研修は、講義形式による画像診断のポイント解説の後、実際の症例画像を用いた読影診断実習を行います。
  • 11月30日(水)午後6時~午後8時 住友生命水戸ビル11階会議室 50名
    「平成23年度茨城産業保健懇談会」~最近の労働衛生行政について~ 講師 橋本 篤弘(茨城労働局労働基準部健康安全課長)
    ※日医認定(生涯・更新2単位)
    ※産業看護職実力アップ(Ⅲ-7-(1)、1単位)
    ※茨城産業保健懇談会は、平成20年度に発足し、茨城県内において産業保健業務に従事する産業医や産業看護職のみならず、 衛生管理者、安全・衛生コンサルタント、作業環境測定士、産業カウンセラー及び行政関係者など幅広い関係者が交流することを 目的としています。今般、重要度が増した労働衛生行政についてご講演をいただき、参加者全員で取組むべき課題について意見交換を 行います。

セミナーについての詳細はこちらをご覧下さい。↓
https://ibarakis.johas.go.jp/archives/category/seminar/s_sanpo

<セミナー会場案内>

【注意】
「日医認定」とあるのは、日本医師会認定産業医制度の単位認定研修です。
平成22年4月からは当推進センターでは「生涯研修」のみの実施となりましたのでご注意ください。
「実力アップ」とあるのは、日本産業衛生学会産業看護職継続教育実力アップコース認定です。
申請中、又は申請予定も含みます。また、「予定」とあるのは、変更されることがあります。

関連団体の実施するセミナーの利用案内

<平成23年度産業医学関係講習会(東京会場)のご案内>

 (財)産業医学振興財団では、日本医師会の認定産業医等産業医要件を充足されている医師等を対象として、5年間で認定産業医の 資格更新に必要な生涯研修20単位が取得可能な講習会(東京会場)を開催いたします。

  • 日 程 平成24年1月7日(土)~9日(月・祝)の3日間
  • 会 場 東京慈恵会医科大学(東京都港区西新橋3-25-8)
    注:駐車場の用意はございませんので、公共交通機関をご利用ください。
  • 受講料 30,000円(テキスト、資料代を含む)
  • 対 象 日本医師会認定産業医等
  • 定 員 250名
    注:更新期限が迫っている方を優先させていただきます。
  • 取得単位 日医生涯研修20単位
    (更新4単位、実地4.5単位、専門11.5単位)申請中
    注:基礎研修の単位は取得できません。
  • 申込先 (財)産業医学振興財団 振興課 専門講習会担当係り
    TEL 03-3584-5425(直通)、5421(代表)
    FAX 03-3584-5426
  • 申込方法 
    1. 専用申込書をFAX:03-3584-5426にてお送りください。
    2. 当財団ホームページ()よりお申込みください。
      • 申込受付期間 平成23年10月3日(月)~11月15日(火)まで
      • その他 
        1. 受付締切(11月15日)後、平成23年11月25日(金)までに、受講票・受講料振込書を送付いたします。
        2. 受講料は振込用紙送付後、指定日までにお振込ください。指定日までにお振込がない場合は、受講登録を取消させていただきます。
        3. 振込後の返金はいたしません。
        4. 大規模災害、新型インフルエンザ等が発生した場合、本講習会が中止となる場合があります。
  • お問合せ先 上記の申込み先にお願いします。
<第5回じん肺診断技術研修のご案内>

(独)労働者健康福祉機構と神奈川県医師会が共催で、じん肺健康診断に従事する医師として必要な法制度の知識及び専門技術の 習得のための研修会を開催いたします。

  • 日 程 平成23年11月24日(木)~25日(金)の2日間
  • 会 場 
    (独)労働者健康福祉機構総合研修センター(関東労災病院内)
    神奈川県川崎市中原区木月住吉町1-1
  • 受講料 35,000円(納付方法は受講案内返信時にご連絡いたします。)
  • 対 象 じん肺健康診断等に携わる医師
  • 定 員 40名
  • 取得単位 日医基礎研修(実地2.5単位、後期7単位)
    日医生涯研修(更新1単位、実地2.5単位、専門6単位)
    労災補償指導医認定単位(日本職業・災害学会認定2単位)
  • 申込手続 受講ご希望の方は、労働者健康福祉機構のホームページより、受講申込書をダウンロードしていただき、 必要事項をご記入のうえ、FAX又はメールアドレスまでお申込みください。
    FAX:044-556-9917
    メール:※受付は終了しています。
    注:電話によるお申込は、受け付けておりません。
  • 申込締切日 平成23年11月18日(金)
    注:但し、定員に達しましたら、申込受付を終了いたします。
  • お問合せ先 (独)労働者健康福祉機構医療事業部勤労者医療課
    TEL:044-556-9867
    注:土曜、日曜、祝日を除く、10:00~12:00、13:00~17:00

センターからのお知らせ(お役立ち情報等)

産業看護職の皆様へ以下の産業保健セミナーを企画しました。是非受講を!!

平成23年度産業看護職研修(Ⅰ)

  • 日時 平成24年1月21日(土) 午後1時~午後4時
  • 場所 住友生命水戸ビル11階会議室 (水戸市南町3-4-10)
  • 定員 各30名
  • 講師 赤津 順一先生
    (浜岡原発産業医、元茨城産業保健推進センター産業保健相談員)
  • テーマ
    1. 産業看護に必要な人間工学の知識 午後1時~午後2時
    2. МE化と人間工学 午後2時~午後3時
    3. 人間工学からみた働きやすさ・働きにくさ 午後3時~午後4時
      • 各テーマとも実力アップ申請予定

平成23年度産業看護職研修(Ⅱ)

  • 日時 平成24年2月25日(土) 午後1時~午後4時
  • 場所 住友生命水戸ビル11階会議室 (水戸市南町3-4-10)
  • 定員 各30名
  • 講師 赤津 順一先生(上記(Ⅰ)に同じ)
    栗原 由明(茨城産業保健推進センター副所長)
  • テーマ
    1. 人間工学からみた作業編成 午後1時~午後2時
    2. 人間工学からみた作業改善のすすめ方 午後2時~午後3時
    3. 産業保健の展望と今日的課題 午後3時~午後4時
      • 各テーマとも実力アップ申請予定
産業保健の「相談」お待ちしています!!

当センターでは産業保健に関するあらゆるご相談に応じています。電話、FAX、メールでも結構です。(※「メール」が便利です。)
費用は「無料」ですので、お気軽にご相談ください。
また、「個人情報」は守られています。ご心配いりません。最近はメンタルヘルスに関する相談が大変増えてきました。
※相談フォームは↓
https://ibarakis.johas.go.jp/inquiry

メンタルヘルス対策支援センターの利用案内

「メンタルヘルス対策支援センター」では、対面、電話、ファックス、メールによりメンタルヘルス 不調の予防から職場復帰までのメンタルヘルス全般についての相談、問い合わせに応じています。 メンタルヘルス対策促進員が事業場を訪問して制度の周知、助言を行っています。
平成22年度は管理者監督者の教育も実施いたします。 メンタルヘルス不調者の対応をどうしたらよいか、社内スタッフ・従業員への教育・研修をどうしたら良いか、 職場復帰支援プログラムはどのように作れば良いのかなど、メンタルヘルス全般についてのご相談に応じています。 
費用は無料です。

働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」のご案内

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コラム水戸南町だより

▼先月号(メルマガ第72号)で、乞うご期待と掲載しました、女性専用フィトネスクラブに入会した当センター職員の2名の入会した 動機を聞いてみました。
・入会したのは8月からですが、入会した動機は、何かあったのですか。
友達の母親に勧められて、見学に行ったところ、75歳(最高齢は90歳とのこと)が身体を鍛えており、自分もやりたくなった
というのが動機で、もう1名は先に入会した上司に勧められてということでした。
前任者の副所長がマラソンで身体を鍛えていたことが、直接の原因ではないかと思われます。
・8月より入会し2か月が経とうとしていますが、何か変化はありましたか。
2名とも若干筋肉が付いたとしいうことでした。
見た限りそのようには見えないのですが。
・今後も続けますか。
若干飽きてきたということでした。
今後も続けて、日本大会(筋肉美の大会)に出てもらいたいと思いました。
運動は若さを保つのに必要ですので、まったく運動をしていない方は、散歩から始めてはいかがでしょうか。今後も2名のその後を 追っていきたいと思います。

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