いばらき産保ニュース第111号

発行日:2015年1月5日

ホームページ:http://ibarakis.johas.go.jp/
発 行:独立行政法人 労働者健康福祉機構
茨城産業保健総合支援センター 所長 小松 満


 

新年、明けましておめでとうございます。今年も“いばらき産保”をよろしくお願いします。

【新着情報】

【これから受講できるセミナー案内(無料)1月~平成27年3月開催セミナー】

【総合支援センターからのお知らせ】

【コラム:水戸南町3丁目だより】

新着情報

「化学物質による健康障害防止指針(がん原性指針)」を改正しました

労働安全衛生法第28条第3項の規定に基づき、がんを起こすおそれのある化学物質について、労働者の健康障害を防止するための指針を公表しています。平成26年10月31日付けで指針を改正し、11月1日から適用されています。
これにより、パンフレット及び関係通達が公開されています。

こちらクリック(厚生労働省のHPにリンクします)

 

▼第4回ストレスチェック制度に関わる情報管理及び不利益取扱い等に関する検討会資料が公表されました

労使関係者並びに産業保健及び精神保健分野の専門家からなる検討会が開催され、ストレスチェックの実施方法やストレスチェック結果の労働者への通知方法、面接指導の実施方法、医師からの意見聴取の方法と留意事項などについて検討された資料が公表されています。 詳しくは以下をご覧下さい。

こちらクリック(厚生労働省のHPにリンクします)

 

▼職場の受動喫煙防止対策に係る技術的留意事項に関する専門家検討会資料が公表されました

職場の受動喫煙防止対策の推進については平成27年6月1日から施行されることとなりましたが、効果的な対策の手法に関する情報については十分とは言い難いことから、事業者が受動喫煙防止対策を講ずる際に、当該対策について技術的に留意することが望まれる事項に関して検討が行われました。

こちらクリック(厚生労働省のHPにリンクします)

 

▼労働災害が増加しています! (茨城労働局広報)
   『平成26年度年末・年始労働災害防止強化運動』を展開しています
(再掲)

茨城県内における平成26年の休業4日以上の死傷者数(10月末現在)は、全産業で2,152人、対前年比で55人(2.6%)の増加となっています。主な業種をみると製造業、建設業、小売業において災害が増加しています。
 また、死亡者数は34人で対前年比5人(17.2%)の大幅な増加となっています。 茨城労働局では、6月に「労働災害減少に向けた緊急要請について」、8月に「労働災害のない職場づくりに向けた緊急要請について」、労働災害防止の取組を実施していますが、その後においても労働災害の増加傾向に歯止めがかからない状況となっており、憂慮される状況になっています。
 このため、増加する労働災害に歯止めをかけ、各事業場における労働災害防止活動の取組を強化促進することを目的として、『平成26年度年末・年始労働災害防止強化運動』を展開します。 
 運動の実施期間は、 平成26年12月1日~平成27年1月31日 です。

こちらクリック

これから受講できるセミナー案内(無料)

<開催会場案内>
 水戸:住友生命水戸ビル会議室(水戸市南町3-4-10住友生命水戸ビル11階) 
 土浦:ワークヒル土浦(土浦市木田余東台4-1-1)<ワークヒル土浦のHPにリンクします。>
 鹿嶋:鹿嶋勤労文化会館(鹿嶋市宮中325-1)<鹿島勤労文化会館のHPにリンクします。> 
 日立:日立地区産業支援センター(日立市西成沢町2-20-1)<日立地区産業支援センターのHPにリンクします。>
 医師会:茨城県医師会(水戸市笠原町489)<茨城県医師会のHPにリンクします。> 

 

開催日時 テ ー マ / 講 師 開催会場 定員
1月14日(水)
18:30-20:30
ロコモティブシンドロームと健康寿命
~働く人の生涯健康を目指して~
田中 厚子 先生
産業保健相談員、つくば国際大学医療保健学部看護学科講師、
元筑波銀行保健師
土浦 30 名
1月15日(木) 
18:30-20:30
職場における口腔健康活動
戒田 敏之 先生
かいだ歯科医院院長、 労働衛生コンサルタント
土浦 30 名
1月20日(火) 
14:00-16:00
職場のメンタルヘルス  
復職支援 -企業(人事・産業保健スタッフ)と産業医・主治医の連携について-
早川 幸子 先生
産業保健相談員、シニア産業カウンセラー
水戸 30 名
1月20日(火) 
18:00-20:00
職場におけるメンタルヘルス対策 ~人事労務と産業医の連携~
友常 祐介 先生
産業保健相談員、
元筑波大学医学医療系 産業精神医学・宇宙医学グループ助教
水戸 30 名
1月21日(水)
18:00-20:00
労働安全衛生マネジメントシステムの導入のポイント
   ~2 リスクアセスメントの徹底~
甲斐 洋 先生
甲斐安全コンサルタント事務所長、元原子燃料工業(株)顧問
水戸 30 名
1月22日(木)
14:00-16:00
認知症の理解と対応
講師:大谷 淳 先生 
日立梅ヶ丘病院認知疾患医療センター 精神保健福祉士
※申込み先: 筑波メディカルセンターつくば総合健診センター
  光畑 桂子宛
   FAX: 029-856-3515
水戸 30 名
1月22日(木) 
18:00-20:00
復職事例の検討 ~メンタル不全の休職から~
中谷 敦 先生
産業保健相談員、(株)日立製作所水戸健康管理センタ長、産業医
水戸 30 名
1月27日(火) 
18:30-20:30
作業環境測定結果読み方と新情報
岩崎 芳明 先生
産業保健相談員、筑波労働コンサルタント事務所長、
元(株)三菱化学アナリテック分析事業部環境分析センター長
土浦 30 名
2月2日(月)
14:40-16:00
メンタルヘルス・ケースカンファレンス
山村 邦男 先生 
産業保健相談員、山村医院院長
水戸 10名
2月5日(木)
18:30-20:30
心に問題を抱えた者に対して、産業医が現場でできる面接技法
中谷 敦 先生
産業保健相談員、(株)日立製作所水戸健康管理センタ長、産業医
土浦 30 名
2月10日(火)
14:00-16:00
定期健康診断の事後措置 ~自社の現状確認と今後の展開~
起 由美 先生 
産業保健相談員、(株)日立製作所日立健康管理センタ保健師
水戸 30 名
2月12日(木)
14:00-16:00
産業医ができる作業環境測定 ~簡易測定器具の取扱いと評価方法~
武田 繁夫 先生 
産業保健相談員、中央労働災害防止協会技術支援部専門役
元三菱化学(株)人事部健康支援センター
水戸 30 名
2月17日(火)
18:30-20:30
産業保健と障害者職業センターの接点
三浦 信子 先生
茨城障害者職業センター上席障害者職業カウンセラー
土浦 30 名
2月19日(木)
18:30-20:30
精神障害等に係る労災認定のしくみ
園部 敏明 先生
茨城労働局労災補償課長
土浦 30 名
3月6日(金)
18:00-20:00
精神障害等に係る労災認定のしくみ
園部 敏明 先生
茨城労働局労災補償課長
水戸 30 名
3月10日(火)
14:00-16:00
定期健康診断の事後措置 ~自社の現状確認と今後の展開~
起 由美 先生 
産業保健相談員、(株)日立製作所日立健康管理センタ保健師
土浦 30 名

 

<産業保健セミナーを受講される皆様へ> 
 最近、産業保健セミナーの開始時間に遅刻する受講者が見受けられ、他の受講者の妨げとなっています。
 つきましては、以下の事項を守っていただくようお願いします。

  1. 受講者は、産業保健セミナーが開始される5分前には、席に着いていただくようお願いします。
  2. 日本医師会認定産業医制度産業医学研修会の単位については、開始時間に遅れた場合、会場に入れないことがありますので、特に注意してください。

<産業保健セミナーの受講を申し込まれた皆様へ>
 産業保健セミナーの受講を申し込まれても受講されない方が見受けられ、他の方に迷惑を及ぼしています。
 つきましては、以下のようにさせていただきますので、ご了承ください。

  1. 欠席される場合は、必ず当総合支援センターに電話・メール等でご連絡ください。
  2. 欠席が目立つ方は、ご連絡をさせていただき受講をお断りする場合があります。

<認定産業医の皆様へ> 
 現在お持ちの生涯研修手帳(3~5年前更新時に発行された手帳)の番号と産業保健セミナーでお渡ししている日医シールの番号が若干違っています。これは平成22年度版から日医産業医制度実施要綱が改正になっているためです。番号が違っている場合は、似た項目のところに貼っていただければ手帳の更新時に茨城県医師会で確認します。

※ 先着順になりますので、お早めにお申込みください。

※ 有料駐車場をご利用の場合、参加者のご負担となりますので、ご了承ください。
    できるだけ公共交通機関をご利用ください。

※ 受講のお申込みは、当総合支援センターのホームページ、FAX、メール等でお申込みください。

※ セミナーに関する講話の概要並びに主な受講対象者、日本医師会認定産業医制度の単位認定研修、講師等セミナーについての詳細はこちらをご覧下さい。

総合支援センターからのお知らせ

▼職場の衛生管理者等を対象とする研修会が開催されます

茨城衛生管理者協議会は、県内の事業場で働く衛生管理者等を対象として、それぞれの事業場における労働衛生水準の向上、活性化を図ることを目的として研修会を毎年実施し、知識の習得並びに情報交換等により資質の向上を目的として活動しています。
 職場の衛生管理者、衛生関係スタッフの方々を対象とする研修会が開催されますので、ご案内いたします。

  1. 開催日時 平成27年1月19日(月)午後1時より午後4時35分
  2. 開催場所 茨城産業会館 大会議室(水戸市桜川2-2-35)
  3. 研修会の内容 
    ①  改正労働安全衛生法の概要について 茨城労働局労働基準部健康安全課長 青山 努 氏
    ② 衛生管理者のためのリスクアセスメント 武田労働衛生コンサルタント事務所長 武田 繁夫 氏 
    ③ 化学物質の管理(事例発表) 新日鉄住金(株)鹿嶋製鉄所
    ④ 衛生管理者のメンタルヘルス活動についてのアンケート調査の結果について 全国衛生管理者協議会事業検討委員 武田 繁夫 氏
    ⑤ 受動喫煙セミナー 筑波労働コンサルタント事務所長 岩崎 芳明 氏

※ 参加希望の方は、(一社)茨城労働基準協会連合会までお申し込みください。
   参加申込書pdf

▼平成26年度茨城県がん患者の就労支援研修会が開催されます

茨城県では,がん患者やその家族の就労支援のため,主に事業所の人事労務担当者や産業看護職の方々を対象に,がんやがん治療に対する正しい知識や,職場における従業員への支援の方法について理解を深めていただくための研修会を開催いたします。
 趣旨に御理解をいただき,衛生管理者や産業保健師等が積極的に御参加いただけますよう,特段の御配慮をお願いいたします。

  • 日時 平成27年 2月19日(木) 13:00~16:40
  • 場所 茨城県庁9階講堂(茨城県水戸市笠原町978-6)

こちらクリックpdf

 

▼「みんなの食育アカデミー」開催のお知らせ (再掲)
世界有数の長寿国である日本、その基本である食生活の乱れが深刻となっています。特に労働者においては、食事の欧米化による栄養バランスの乱れや、食事回数・時間の不規則化などの問題が挙げられていることから、生活習慣病予防の一環として、保護者会、婦人会、各種サークルなどの地域のお仲間で興味がある団体・グループの皆さまに向けて、食と健康をテーマに管理栄養士・栄養士による食育教室「みんなの食育アカデミー」の講師を派遣いたします。 
講師は茨城県栄養士会所属の管理栄養士または栄養士が担当します。【講師料・交通費等は無料です。
こちらクリック  
【お問い合わせ先】茨城県栄養ケア・ステーション 電話:029-228-1089  
担当:江原 

 

▼病院・診療所・社会福祉施設を対象に「腰痛予防対策講習会」が開催されます(再掲) 
急激な高齢化に伴って看護・介護作業従事者が増大している保健衛生業(病院・診療所・社会福祉施設)における労働災害が増加しています。
なかでも腰部に負担のかかる介助作業による腰痛の増加が危惧されることから、「腰痛予防対策講習会」を実施します。 
※ 社会福祉施設向け 平成27年1月21日(水)午前10時より 
※ 病院・診療所向け  平成27年1月21日(水)午後1時より

こちらクリック(茨城労働局のHPにリンクします。) 

 

▼産業保健の「相談」をお待ちしています!! 
 当総合支援センターでは産業保健に関するあらゆるご相談に応じています。電話、FAX、メールでも結構です。(※「メール」が便利です。)費用は「無料」ですので、お気軽にご相談ください。また、「個人情報」は守られていますので、ご心配いりません。最近はメンタルヘルスに関する相談が大変増えてきました。

※相談フォームはこちらをご利用ください。

情報誌「産業保健21」のご利用案内
独立行政法人労働者健康福祉機構が編集・発行している情報誌「産業保健21」の配送先変更については、FAX等にてお知らせください。 
「産業保健21」は、産業医、産業看護職及び衛生管理者の情報ニーズに応えた情報誌です。産業保健業務に携わっている方で、ご希望の方には無料で送付いたします。

詳しくは、こちらをご利用ください。労働者健康福祉機構本部のHPにリンクします。

コラム 水戸南町3丁目だより

▼新年、あけしておめでとうございます。 今年も昨年同様、茨城産業保健総合支援センターをご利用くださいますよう、職員一同よろしくお願い申し上げます。

▼年末年始のお休みが9連休の方にとっては、5日の今日からの仕事始めは、さぞ長い一日かもしれませんが、これが5日も続くとなるとね…。 私もその一人ですが、いつまでも、おとそ気分ではいられませんよね。 一年の計は春にあり、頑張ります!

▼さて、我家のお正月は、家族そろって初詣に出向きます。今年も4年連続で鹿島神宮に参拝をしました。なぜ、水戸から鹿島なのかって? 理由は単純です。鹿島神宮でのおみくじが3年連続“大吉”だからです。でも、今年は“吉”でしたので、来年の初詣の候補地を選定しないと…。

▼ちなみに、私の元旦の楽しみといえば、元日の朝に届けられる「大晦日しぼり」です。宣伝になってしまいますが、12月31日に搾った原酒を翌日の元日に宅配してくれる一番新鮮なお酒です。(10年以上も前から飲んでいます。やっぱ、お正月と日本酒は切っても切れない関係ですよね! これって、お酒好きの僕だけの感想でしょうか?)

▼ところで、「乾杯条例」ってご存知ですか。茨城県笠間市では一昨年、市議会の産業経済委員会から提出された「笠間市の地酒を笠間焼の器で乾杯するよう促す条例」が可決し、その後、茨城県内でも多くの地域に広がっています。(小美玉市では、「乳製品で乾杯」を推進する条例を素案中です。) これから多くの場所で開催される賀詞交換会などでは、地産地消として地元産の食材が提供されるのではないでしょうか。

▼余談:「おとそ気分」について おとそ (お屠蘇)は、正月に飲む薬酒のことで、さまざまな生薬を酒に漬け込んで作るもので、これを正月に飲むと「魔を屠り(ほふり)、生命を蘇らせる」ほどの薬効が得られると言伝えられています。が、初詣を済ませた後でこの酒を飲み、餅や雑煮を食べ、テレビでお笑い番組を観てダラダラ過ごしている時の浮かれて締まらない気持ちを「おとそ気分」と言うそうです。

 

▼メールマガジンをご購読している皆様方へ
皆様から情報をお寄せください。 寄せられた情報を掲載したいと思います。
また、記載した内容についてのご意見をお待ちしております。
今後も皆様方のお役に立つ、メールマガジンを作成していきたいと思いますので、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

 

次回の第112号は、平成27年2月上旬配信予定です。
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