いばらき産保ニュース第113号

発行日:2015年3月3日

ホームページ:http://ibarakis.johas.go.jp/
発 行:独立行政法人 労働者健康福祉機構
茨城産業保健総合支援センター 所長 小松 満


 

【新着情報】

【これから受講できるセミナー案内(無料)3月~4月開催セミナー】

【総合支援センターからのお知らせ】

【コラム:水戸南町3丁目だより】

新着情報

ストレスチェック制度に関する研修会について(ご報告)

昨年12月『ストレスチェックに関する検討会報告書』が公表されたことを受けて、事業主又は安全衛生責任者を対象とする説明会(3会場、総定員800名)のご案内をさせていただきましたところ、わずか4日間で全て満席となり、これまでに約600名以上の方にお断りのご連絡をさせて頂きました。

企画者として反響の大きさに驚いておりますが、4月以降、茨城労働局と連携し、改めて皆様の満足行く研修会を開催いたしますので、ご報告いたします。

実施日時等につきましては、当センターのホームページで掲載いたしますが、メールマガジンにご登録いただいた方には直接ご案内いたします。


▼心理的な負担の程度を把握するための検査及び面接指導の実施並びに
面接指導結果に基づき事業者が講ずべき措置に関する指針(案)公示日平成27 年3月下旬(予定)

今回新たに導入されるストレスチェック制度は、定期的に労働者のストレスの状況について検査を行い、本人にその結果を通知して自らのストレスの状況について気付きを促し、個人のメンタルヘルス不調のリスクを低減させるとともに、検査結果を集団ごとに集計・分析し、職場におけるストレス要因を評価し、職場環境の改善につなげることで、ストレスの要因そのものも低減させるものであり、さらにその中で、メンタルヘルス不調のリスクの高い者を早期に発見し医師による面接指導につなげることで、労働者のメンタルヘルス不調を未然に防止する取組です。(平成27年12月1日施行)

こちらクリック(厚生労働省のHPにリンクします)

心理的な負担の程度を把握するための検査(以下「ストレスチェック」という。)及び面接指導の結果に基づき事業者が講ずべき措置が適切かつ有効に実施されるため、ストレスチェック及び面接指導の具体的な実施方法又は面接指導の結果についての医師からの意見の聴取、就業上の措置の決定、健康情報の適正な取扱い並びに労働者に対する不利益な取扱いの禁止等について定める指針の概要(案)が公表されました。

こちらクリック

▼「STOP!転倒災害プロジェクト茨城2015」を展開します (茨城労働局公表)
  
 転倒災害を防止しましょう!  ~あせらない 急ぐ時ほど落ち着いて~

労働災害は、増減を繰り返しながらも墜落・転落災害及びはさまれ・巻き込まれ災害は減少傾向を示していますが、転倒災害については増加傾向にあります。 転倒災害防止対策として、4S活動( 整理・整頓・清掃・清潔) 推進に重点を置き、茨城労働局及び各労働基準監督署は、各労働災害防止関係団体の協力のもと、職場における転倒リスクの総点検と必要な対策を講ずることにより、職場の安全意識を高め、安心して働ける職場環境を実現することを目的として実施しています。

こちらクリック

▼平成 26 年度化学物質のリスク評価結果等について報告書が公表されました

平成 26 年度リスク評価結果等に基づく労働者の健康障害防止対策の徹底について、厚生労働省労働基準局安全衛生部長より通達されました。

「化学物質のリスク評価検討会」では、平成26 年度リスク評価対象物質11 物質についてリスク評価(初期リスク評価又は詳細リスク評価)が行われ、その報告書が取りまとめられました。

また、当該報告書においてリスクが高いとされる物質については、「化学物質による労働者の健康障害防止措置に係る検討会」において具体的な健康障害防止措置の検討を行い、その報告書が取りまとめられました。

こちらクリック(厚生労働省のHPにリンクします)

これから受講できるセミナー案内(無料)<平成27年3月分~4月分>

<開催会場案内>
 水戸:住友生命水戸ビル会議室(水戸市南町3-4-10住友生命水戸ビル11階) 
 土浦:ワークヒル土浦(土浦市木田余東台4-1-1)<ワークヒル土浦のHPにリンクします。>
 鹿嶋:鹿嶋勤労文化会館(鹿嶋市宮中325-1)<鹿島勤労文化会館のHPにリンクします。> 
 日立:日立地区産業支援センター(日立市西成沢町2-20-1)<日立地区産業支援センターのHPにリンクします。>
 医師会:茨城県医師会(水戸市笠原町489)<茨城県医師会のHPにリンクします。> 

開催日時 テ ー マ / 講 師 開催会場 定員
3月6日(金)
18:00-20:00
精神障害等に係る労災認定のしくみ
園部 敏明 先生
茨城労働局労災補償課長
水戸 30 名
3月10日(火)
14:00-16:00
定期健康診断の事後措置 ~自社の現状確認と今後の展開~
起 由美 先生 
産業保健相談員、(株)日立製作所日立健康管理センタ保健師
土浦 30 名
4月6日(月)
14:40-16:00
メンタルヘルス・ケースカンファレンス
講師:山村 邦男 先生 
産業保健相談員、山村医院院長
水戸

10 名

4月9日(木)
14:00-16:00
労働衛生管理の進め方 ~ 最近労働衛生の担当になられた方へ ~
講師:武田 繁夫 先生 
産業保健相談員、中央労働災害防止協会技術支援部専門役、
元三菱化学(株)人事部健康支援センター、労働衛生コンサルタント
土浦 30名
4月16日(木)
18:30-20:30
職場巡視を切望される産業医になる法
講師:松井 玄考 先生 
産業保健相談員、労働衛生コンサルタント、元和歌山労働局長
鹿嶋 30名
4月21日(火)
18:00-20:00
写真で見る職場巡視のポイント~課題の把握と改善の仕方~
講師:伊藤 進一 先生 
産業保健相談員、土浦地域産業保健センターコーディネーター、労働安全コンサルタント
水戸 30名
4月22日(水)
14:00-16:00
職場における熱中症の防止
講師:番 博道 先生 
産業保健相談員、元住友金属テクノロジー(株)環境技術部長
水戸 30名
4月23日(木)
18:30-20:30
防じんマスクの選択と使用について
講師:谷口 昭三 先生 
労働衛生コンサルタント、 (有)オーエスケーインターナショナル代表取締役社長
土浦 30名

 

<産業保健セミナーを受講される皆様へ> 
 最近、産業保健セミナーの開始時間に遅刻する受講者が見受けられ、他の受講者の妨げとなっています。
 つきましては、以下の事項を守っていただくようお願いします。

  1. 受講者は、産業保健セミナーが開始される5分前には、席に着いていただくようお願いします。
  2. 日本医師会認定産業医制度産業医学研修会の単位については、開始時間に遅れた場合、会場に入れないことがありますので、特に注意してください。

<産業保健セミナーの受講を申し込まれた皆様へ>
 産業保健セミナーの受講を申し込まれても受講されない方が見受けられ、他の方に迷惑を及ぼしています。
 つきましては、以下のようにさせていただきますので、ご了承ください。

  1. 欠席される場合は、必ず当総合支援センターに電話・メール等でご連絡ください。
  2. 欠席が目立つ方は、ご連絡をさせていただき受講をお断りする場合があります。

<認定産業医の皆様へ> 
 現在お持ちの生涯研修手帳(3~5年前更新時に発行された手帳)の番号と産業保健セミナーでお渡ししている日医シールの番号が若干違っています。これは平成22年度版から日医産業医制度実施要綱が改正になっているためです。番号が違っている場合は、似た項目のところに貼っていただければ手帳の更新時に茨城県医師会で確認します。

※ 先着順になりますので、お早めにお申込みください。

※ 有料駐車場をご利用の場合、参加者のご負担となりますので、ご了承ください。
    できるだけ公共交通機関をご利用ください。

※ 受講のお申込みは、当総合支援センターのホームページ、FAX、メール等でお申込みください。

※ セミナーに関する講話の概要並びに主な受講対象者、日本医師会認定産業医制度の単位認定研修、講師等セミナーについての詳細はこちらをご覧下さい。

総合支援センターからのお知らせ

▼「産業医に必要な労働衛生法令の基礎知識と最近の改正」について学術講演会が開催されます

ひたちなか市学術講演会が、(株)日立製作所ひたちなか総合病院で開催されます。 
堀江 正知 先生(産業医科大学 教授)講演による、ストレスチェック制度などに関する最近の動向についての説明もあります。 
単位:日医(生涯・更新)1.5単位申請、日医(生涯・教育講座)1.5単位申請 
なお、お申し込みについては、「株式会社日立製作所 ひたちなか総合病院 地域医療連携室」へお申込下さい。 
【当センターでは受付を行っておりません。】

こちらクリックpdf

▼産業保健の「相談」をお待ちしています!! 
 当総合支援センターでは産業保健に関するあらゆるご相談に応じています。電話、FAX、メールでも結構です。(※「メール」が便利です。)費用は「無料」ですので、お気軽にご相談ください。また、「個人情報」は守られていますので、ご心配いりません。最近はメンタルヘルスに関する相談が大変増えてきました。

※相談フォームはこちらをご利用ください。

情報誌「産業保健21」のご利用案内
独立行政法人労働者健康福祉機構が編集・発行している情報誌「産業保健21」の配送先変更については、FAX等にてお知らせください。 
「産業保健21」は、産業医、産業看護職及び衛生管理者の情報ニーズに応えた情報誌です。産業保健業務に携わっている方で、ご希望の方には無料で送付いたします。

詳しくは、こちらをご利用ください。労働者健康福祉機構本部のHPにリンクします。

コラム 水戸南町3丁目だより

▼『水戸の梅まつりについて』
 色々と出歩いている小生、今月は、ご当地茨城をご案内いたします。
水戸は、黄門様でも有名ですが、金沢の兼六園・岡山の後楽園と並ぶ「日本三公園」のひとつとして偕楽園があり、園内には約百品種・三千本の梅が植えられ、早春には多くの観梅客でにぎわいます。

▼毎週日曜日は「観梅デー」として、偕楽園内で野点茶会や野外琴の会などが行われており、偕楽園駅(臨時)の利用をお勧めします。 (自動車では、渋滞がすごいですよ!)
また、3月14日(土)は「夜・梅・祭」一夜限りのお祭りが開催されます。
園内では、キャンドルディスプレイによるライトアップで、お洒落な装いを見せる梅木たちの息づかいと園内に漂う雰囲気を、是非、味わって欲しいのですが、一寸この時期寒いです。
そこで、当日は午後5時から、水戸市の乾杯条例施行1周年記念として、先着310名(みとの語呂合わせ?)に地酒が振舞われます。
私を含むお酒好きの方は是非、行って観て下さい。(お猪口プレゼントがあるそうです。)以上、観光案内でした。

▼水戸の話をもう一つ、「花燃ゆ」は、吉田松陰の妹の生涯を描いたNHKの大河ドラマです。
吉田松陰は水戸に1ヶ月ほど滞在しています。
松蔭は、水戸学の学者である会沢正志斎の「新論」を読んで、その影響を受け、毎日、会沢の教えを受けて、時代を変える必要性と教育の重要性を悟り、松下村塾を再開させます。
(水戸学が多くの志士たちを動かし、今の時代が築き上げられたことを誇りに思います。) 
また、当センターは、会沢正志斎の屋敷跡とされる場所にあり、入り口には会沢正志斎像もあるなんて、一寸した縁を感じてしまいます。 (今月も、まじめなコラムになってしまいました…)

▼余談:水戸、偕楽園が入園料を取らない訳は?
偕楽園は第九代水戸藩主徳川斉昭(烈公)が天保12年(1841)から13年にかけて偕楽園を造成しました。
園庭から好文亭に向かう入口の左奥に「偕楽園記」として、この園を造る趣旨が公示されています。
そのなかには、「学び勤めかつ遊ぶという勉励と休養のバランスを常に心がける者こそわれと偕に楽しむ資格あり」と記されています。
つまり、領内の民と偕(とも)に楽しむ場にしたいと願い、「偕楽園」と命名されたことから、入園料は取れないとされているようです。 

▼メールマガジンをご購読している皆様方へ
皆様から情報をお寄せください。 寄せられた情報を掲載したいと思います。
また、記載した内容についてのご意見をお待ちしております。
今後も皆様方のお役に立つ、メールマガジンを作成していきたいと思いますので、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

次回の第113号は、平成27年4月上旬配信予定です。
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