いばらき産保ニュース号外(ストレスチェック制度について)

発行日:2015年4月16日

ホームページ:http://ibarakis.johas.go.jp/
発 行:独立行政法人 労働者健康福祉機構
茨城産業保健総合支援センター 所長 小松 満

最新情報

▼改正労働安全衛生法に基づく「ストレスチェック制度」の具体的な運用方法を定めた省令、告示、指針が公表されました

厚生労働省より、昨日、平成26年6月25日に公布された労働安全衛生法の一部を改正する法律により、新たに設けられた「ストレスチェック制度」の具体的な内容や運用方法を定めた省令(労働安全衛生規則の一部改正)が公布され、告示、指針(心理的な負担の程度を把握するための検査及び面接指導の実施並びに面接指導結果に基づき事業者が講ずべき措置に関する指針)が公表されました。

【省令、告示、指針のポイント】

<省令>

  • ストレスチェックの実施頻度、検査すべき3つの領域、ストレスチェックの実施者となれる者、結果の記録の作成・保存方法、一定規模の集団ごとの集計・分析、ストレスチェック結果に基づく医師による面接指導の実施方法、労働基準監督署への実施状況に関する定期報告などについて定めています。

<告示>

  • ストレスチェックの実施者となれる者のうち、看護師、精神保健福祉士が修了すべき厚生労働大臣が定める研修の科目、時間を定めています。

<指針>

  • 衛生委員会の役割、ストレスチェックに用いる調査票、高ストレス者の選定方法、結果の通知方法と通知後の対応、面接指導結果に基づく就業上の措置に関する留意事項、集団ごとの集計・分析結果の活用方法、労働者に対する不利益取扱いの防止、労働者の健康情報の保護などについて定めています。

これから受講できるセミナー案内(無料)<平成27年4月分~5月分>

<開催会場案内>
 水戸:住友生命水戸ビル会議室(水戸市南町3-4-10住友生命水戸ビル11階) 
 土浦:ワークヒル土浦(土浦市木田余東台4-1-1)<ワークヒル土浦のHPにリンクします。>
 鹿嶋:鹿嶋勤労文化会館(鹿嶋市宮中325-1)<鹿島勤労文化会館のHPにリンクします。> 
 日立:日立地区産業支援センター(日立市西成沢町2-20-1)<日立地区産業支援センターのHPにリンクします。>
 医師会:茨城県医師会(水戸市笠原町489)<茨城県医師会のHPにリンクします。> 

開催日時 テ ー マ / 講 師 開催会場 定員
4月16日(木)
18:30-20:30
職場巡視を切望される産業医になる法
講師:松井 玄考 先生 
産業保健相談員、労働衛生コンサルタント、元和歌山労働局長
【 概 要 】ストレスチェックや化学物質のRA、受動喫煙防止対策などの労働衛生法の改正が多く、現場に直結した健康を語る産業医が求められます。
元労働基準監督官の視点から、産業医が職場巡視を切望されるワザを解説します。
衛生管理者の定期巡視にも役立つ内容です。
鹿嶋 30名
4月21日(火)
18:00-20:00
写真で見る職場巡視のポイント~課題の把握と改善の仕方~
講師:伊藤 進一 先生 
産業保健相談員、土浦地域産業保健センターコーディネーター、労働安全コンサルタント
【 概 要 】産業医が職務を遂行するにあたって重要な業務である職場巡視について、実際の現場写真を活用して様々な安全・衛生対策のポイントや課題の把握の仕方について解説します。
衛生管理者の定期巡視にも役立つ内容です。
水戸 30名
4月22日(水)
14:00-16:00
職場における熱中症の防止
講師:番 博道 先生 
産業保健相談員、元住友金属テクノロジー(株)環境技術部長
【 概 要 】昨年、熱中症による死亡災害は3件発生し、最近では日常生活においても増加しています。 
適切な予防方法を知って対策を進めれば、熱中症を防ぐことができます。 
セミナーでは、WBGT(乾球・自然湿球・黒球温度)指標や指標計(WBGT-113)を活用した予防対策についても説明します。
水戸 30名
4月23日(木)
18:30-20:30
防じんマスクの選択と使用について
講師:谷口 昭三 先生 
労働衛生コンサルタント、 (有)オーエスケーインターナショナル代表取締役社長
【 概 要 】粉じん障害の防止対策と防じんマスク、粉じんと呼吸の仕組み、疾病の恐ろしさ、設備の点検・清掃等の管理面と呼吸用保護具の重要性について解説します。 
セミナーでは、防じんマスクを着用した体験的演習を通じ、防じんマスクの選択や使用方法等、特に、マスクを着用するときの留意点について解説します。
PM2.5など最近の粒子状物質に関するトピックスも紹介します。
土浦 30名
5月13日(水)
18:00-20:00
SDSを用いた化学物質管理法
講師:岩崎 芳明 先生 
産業保健相談員、筑波労働コンサルタント事務所長、
元(株)三菱化学アナリテック分析事業部環境分析センター長
【 概 要 】化学物質のリスクアセスメントの義務化や、特定化学物質障害予防規則等の改正により、管理方法が強化されました。 
セミナーでは、法改正の概要と、法改正に対応するのに重要である「SDS」(「安全データシート」)の内容について実例を用いて解説します。
また、化学物質のリスクアセスメントに関しても実例を用いて説明します。
水戸 30名
5月14日(木) 
14:00-16:00

カウンセリング講座(前期)「カウンセリング場面の実践的検討」
講師:永原 伸彦 先生
産業保健相談員、(財)茨城カウンセリングセンター副理事長
【 概 要 】各回一つの事例を丁寧に検討し、カウンセラーはなぜそのような応答をしたのか、クライアントの心の変容を促した要因は何であったかのか、などを実践的に検討します。

詳細はこちらをご覧下さい。

水戸 12名
5月21日(木)
19:00-21:00
禁煙教育と職場の受動喫煙対策
講師:平間 敬文 先生
平間病院理事長兼院長
【 概 要 】受動喫煙防止措置が努力義務となり、職場においては、安全配慮義務の観点からも、受動喫煙対策を講じなければなりません。
喫煙者だけでなく、タバコの煙の大半は周囲の人も知らず知らずにタバコの煙を吸い込まされています。
禁煙教育と受動喫煙対策について、具体的に、明確に解説します。
医師会 30名
5月22日(金) 
14:00-16:00
職場における熱中症の防止
講師:番 博道 先生
産業保健相談員、元住友金属テクノロジー(株)環境技術部長
【 概 要 】昨年、熱中症による死亡災害は3件発生し、最近では日常生活においても増加しています。
適切な予防方法を知って対策を進めれば、熱中症を防ぐことができます。 
セミナーでは、WBGT(乾球・自然湿球・黒球温度)指標や指標計(WBGT-113)を活用した予防対策についても説明します。
土浦 30名
5月28日(木) 
18:30-20:30
職場巡視を切望される産業医になる法
講師:松井 玄考 先生 
産業保健相談員、労働衛生コンサルタント、元和歌山労働局長
【 概 要 】ストレスチェックや化学物質のRA、受動喫煙防止対策などの労働衛生法の改正が多く、現場に直結した健康を語る産業医が求められます。
元労働基準監督官の視点から、産業医が職場巡視を切望されるワザを解説します。
衛生管理者の定期巡視にも役立つ内容です。
土浦 30名

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