いばらき産保ニュース第116号

発行日:2015年6月8日

ホームページ:http://ibarakis.johas.go.jp/
発 行:独立行政法人 労働者健康福祉機構
茨城産業保健総合支援センター 所長 小松 満


【新着情報】

【これから受講できるセミナー案内(無料)6月~7月開催セミナー】

【総合支援センターからのお知らせ】

【コラム:水戸南町3丁目だより】

新着情報

▼パワーハラスメント対策支援セミナーが7月から全国で開催されます

パワーハラスメント対策に取り組みたいと考える企業が参考となるよう、「パワーハラスメント対策支援セミナー」が7月から全国約70か所で無料開催されます。

職場のパワーハラスメントの予防・解決に向けた取組を推進するため、企業の中でパワーハラスメント対策に取り組む際の参考として「パワーハラスメント対策導入マニュアル~予防から事後対応までサポートガイド~」を初めて作成しました。

クリックこちらをご覧下さいPDF(厚生労働省のHPにリンクします)

『ストレスチェック制度サポートダイヤル』開設されました

電話相談窓口では、産業医、保健師等のストレスチェック実施者や事業者、衛生管理者等のストレスチェック制度担当者等からの、ストレスチェック制度に係る実施方法、職場環境の改善、不利益な取扱いなどの専門的な相談に応じ、解決方法等を助言します。

  1. 電話番号
    全国統一ナビダイヤル 0570-031050 ※通話料金がかかります。
  2. 開設時間
    平日10時~17時 (12月29日~1月3日は除く)

クリックこちらをご覧下さいPDF(厚生労働省のHPにリンクします)


▼労働安全衛生法に基づく ストレスチェック制度実施マニュアルが公表されました【再掲】

改正労働安全衛生法に基づくストレスチェック制度について、実務を担う産業保健スタッフ等向けに各事業場でストレスチェック制度を適切に導入し運用していくための進め方と留意点を示した手引が公表されました。

クリックこちら(厚生労働省のHPに掲載されたファイルにリンクします)

▼ストレスチェック制度関係 Q&Aが公表されました【内容が更新されました 】

5月12日付けで、以下の内容が更新されています。

  • 高ストレス者の選定
  • 結果の提供に関する同意の取得
  • 健康情報の取扱い

クリックこちらをご覧下さい(厚生労働省のHPに掲載されたファイルにリンクします)

これから受講できるセミナー案内(無料)<平成27年6月分~7月分>

<開催会場案内>
 水戸:住友生命水戸ビル会議室(水戸市南町3-4-10住友生命水戸ビル11階) 
 土浦:ワークヒル土浦(土浦市木田余東台4-1-1)<ワークヒル土浦のHPにリンクします。>
 鹿嶋:鹿嶋勤労文化会館(鹿嶋市宮中325-1)<鹿島勤労文化会館のHPにリンクします。> 
 日立:日立地区産業支援センター(日立市西成沢町2-20-1)<日立地区産業支援センターのHPにリンクします。>
 医師会:茨城県医師会(水戸市笠原町489)<茨城県医師会のHPにリンクします。> 

開催日時 テ ー マ / 講 師 開催会場 定員
6月9日(火)
13:30-15:30
職業性腰痛の予防と対策
講師:小林 健一  先生
旭硝子(株)鹿島工場健康管理センター長、産業医
【 概 要 】 腰痛は腰部、臀部を主とした痛み、張りなどの不快感といった症状の総称で、いろいろな病気、障害によって起こる最も多い業務上疾病です。
本セミナーでは、腰痛発生のメカニズムやよく見られる腰痛のタイプなどを解説し、腰痛にならないための作業方法などを学びます。
土浦 30名
6月19日(木)
18:00-20:00
お口の中からのストレスチェック
講師:戒田 敏之  先生
かいだ歯科医院院長、(社)茨城県歯科医師会産業保健統括マネージャー、労働衛生コンサルタント、産業医
【 概 要 】お口の中は、誰もが、鏡でみることができる場所であり、舌、口腔粘膜、歯牙、顎関節等、様々な部位にストレス症状が出現します。
口腔機能の異常はストレスとなり、メンタルヘルスの未然防止にも、お口の中のセルフケアは最適な部位であることを考えましょう。
水戸 30名
6月23日(火)
14:00-16:00
職場におけるメンタルヘルス対策 ~人事労務と産業医の連携~
講師:友常 祐介  先生
産業保健相談員、元筑波大学医学医療系産業精神医学・宇宙医学グループ助教
【 概 要 】健康管理上の問題を抱えた労働者への対応は、産業保健スタッフによる健康面からアプローチだけではありません。 事業場としメンタルヘルスの問題にどう対応するかを明確にし、健康管理と労務管理が連携して対応することが求められています。
本セミナーでは、産業医と人事労務担当者がどういった視点で健康管理に向き合うべきかを事例をもとに実際に人事労務業務に従事している人事労務担当者をお招きし、議論・検討します。
水戸 30名
6月24日(水)
18:30-20:30
産業医からみたパワハラ対策
講師:中谷 敦  先生
産業保健相談員、(株)日立製作所水戸健康管理センタ長、産業医
【 概 要 】平成23年12月に定められた労災請求事案に対する「心理的負荷による精神障害の認定基準」にも「(ひどい)嫌がらせ、いじめ、又は暴行を受けた」という表現で所謂“パワハラ”が心理的負荷の原因となる出来事として記載されました。
本セミナーでは、パワハラに該当する行為、パワハラをする側、パワハラされる側を解説し、さらに産業医としてパワハラの相談を受けたときの対応方法について具体的に解説します。
鹿嶋 30名
6月25日(木)
13:30-15:30
セクハラ・パワハラは何故起きるのか ~その予防と対策(基本編)~
講師:皆川 雅彦  先生
特定社会保険労務士、(財)21世紀職業財団セクシュアルハラスメント・パワーハラスメント防止コンサルタント
【 概 要 】ハラスメントは、個人の尊厳を不当に傷つける社会的に許されない行為であり、働く人が能力を十分に発揮することの妨げになります。 また、企業にとっても職場秩序の乱れや業務への支障となり、社会的評価に悪影響を与えかねない問題です。
本セミナーでは、セクハラ・パワハラの定義や基本事項に加えて、事例や対応について分かり易く解説します。次回は秋以降、対応編(水戸地区)で開催します。
土浦 30名
6月26日(金)
18:00-20:00
平成27年度における労働安全衛生行政の運営について
   ~職業性疾病の予防対策からメンタルヘルス対策まで~
講師:工藤 好央  先生
茨城労働局労働基準部健康安全課長
【 概 要 】平成27年度の茨城労働局における重点行政施策は、災害多発業種(製造業(食料品)、運送業、商業及び社会福祉施設等)における労働災害防止対策を主としています。 また、健康確保対策としては、定期健診の有所見率改善対策、過重労働対策、メンタルヘルス対策、職場での受動喫煙防止対策、化学物質管理対策等職業性疾病対策、腰痛・熱中症対策等を推進します。 
本セミナーでは、重要度が更に増している労働衛生行政の現状と取組むべき課題、その方向性について解説をします。
水戸 30名
6月30日(火)
18:30-20:30
騒音性難聴の基礎知識と対策 ~騒音測定を実施してみませんか!~ 
講師:和田 哲郎  先生
産業保健相談員、筑波大学医学医療系耳鼻咽喉科准教授 (騒音性難聴担当医) 
【 概 要 】騒音ばく露によって引き起こされる騒音性難聴は、騒音の音圧レベルが高いほど、ばく露時間が長いほど起こりやすく、一度起こってしまった騒音性難聴は現段階では治療法がありません。
本セミナーでは、実際に騒音計を使用して作業環境測定の方法や管理区分ごとの対策、耳栓の使用法についても詳しく説明します。
土浦 30名
7月3日(金)
18:30-20:30
職場におけるメンタルヘルス対策 ~産業医と精神科医の連携について~
講師:友常 祐介  先生 
産業保健相談員、元筑波大学医学医療系産業精神医学・宇宙医学グループ助教
【 概 要 】心の健康問題を抱えた労働者への対応は、事例性に対しては人事労務や産業保健スタッフが対応し、疾病性に対しては精神科主治医が対応しますが、必要に応じて双方が連携することが望ましいとされています。 
この連携は、医師同士の情報交換といった形式をとることが一般的ですが、産業医、精神科医は同じ医師であっても立場が異なるため、どのように連携すればよいか双方が手探りの状況ではないでしょうか。 
本セミナーでは、精神科医をゲストに招き、産業医、精神科医双方の立場から職場のメンタルヘルス問題をどう捉えるべきか議論します。
土浦 30名
7月7日(火)
13:30-15:30
平成27年度における労働安全衛生行政の運営について 
~職業性疾病の予防対策からメンタルヘルス対策まで~
講師:工藤 好央  先生 
(茨城労働局労働基準部健康安全課長) 【 概 要 】平成27年度の茨城労働局における重点行政施策は、災害多発業種(製造業(食料品)、運送業、商業及び社会福祉施設等)における労働災害防止対策を主としています。 
また、健康確保対策としては、定期健診の有所見率改善対策、過重労働対策、メンタルヘルス対策、職場での受動喫煙防止対策、化学物質管理対策等職業性疾病対策、腰痛・熱中症対策等を推進します。 
本セミナーでは、重要度が更に増している労働衛生行政の現状と取組むべき課題、その方向性について解説をします。
土浦 30名
7月10日(金)
14:00-16:00
事業場における発達障害者への対応について
講師:野口 昇子 先生 
茨城県発達障害者支援センター就労支援担当
【 概 要 】発達障害は、自閉症やアスペルガー症候群、注意欠如・多動性障害(ADHD)、学習障害、チック障害など様々です。 この発達障害を正しく理解することで、就労上見えてくる特性を踏まえて、事業場における対応を具体的事例により解説します。講師は、茨城県発達障害者支援センター職員です。
水戸 30名
7月15日(水)
18:00-20:00
過重労働と医師による面接指導
講師:小林 敏郎 先生 
産業保健相談員、小林医院院長、前茨城産業保健推進センター所長
【 概 要 】働き方の多様化が進む中で、長時間労働に伴う健康障害の増加による問題が深刻化しています。精神障害の認定基準でも、極度の長時間労働がうつ病等の原因になると記載されています。 
健康診断実施後の産業医の職務は重要であり、保健指導は、「健康診断結果に基づき事業者が講ずべき措置に関する指針」に基づき実施されています。 
本セミナーでは、過重労働が身体に与える影響と、医師として有所見のある労働者に対して、どのように保健指導を行えば良いか、分かり易く解説します。
水戸 30名
7月22日(水)
13:30-15:30
定期健康診断の事後措置 ~自社の現状確認と今後の展開~
講師:起 由美  先生 
産業保健相談員、日立製作所日立健康管理センタ保健師
【 概 要 】定期健康診断有所見者は年々増加し、監督署からも改善に向けた取組みが指示されています。事後措置は自社ではどこまで展開できているのか、誰を対象に、今後どんな展開ができるかを担当者の皆さんと一緒に考えてみましょう。
土浦 30名
7月28日(火)
18:00-20:00
労災補償制度について
講師:麦倉 洋之 先生 
茨城労働局労働基準部労災補償課労災補償課長
【 概 要 】 労災保険は、業務上の事由又は通勤による労働者の負傷・疾病・障害又は死亡に対して労働者やその遺族のために、必要な保険給付を行う制度です。 
業務上疾病と認められるためには、労働者が労働契約に基づいて事業主の支配下にある状態「業務遂行性」と、その疾病に「業務起因性」が成立しなければなりません。
水戸 30名


<産業保健セミナーを受講される皆様へ> 

 最近、産業保健セミナーの開始時間に遅刻する受講者が見受けられ、他の受講者の妨げとなっています。
 つきましては、以下の事項を守っていただくようお願いします。

  1. 受講者は、産業保健セミナーが開始される5分前には、席に着いていただくようお願いします。
  2. 日本医師会認定産業医制度産業医学研修会の単位については、開始時間に遅れた場合、会場に入れないことがありますので、特に注意してください。

<産業保健セミナーの受講を申し込まれた皆様へ>
 産業保健セミナーの受講を申し込まれても受講されない方が見受けられ、他の方に迷惑を及ぼしています。
 つきましては、以下のようにさせていただきますので、ご了承ください。

  1. 欠席される場合は、必ず当総合支援センターに電話・メール等でご連絡ください。
  2. 欠席が目立つ方は、ご連絡をさせていただき受講をお断りする場合があります。

<認定産業医の皆様へ> 
 現在お持ちの生涯研修手帳(3~5年前更新時に発行された手帳)の番号と産業保健セミナーでお渡ししている日医シールの番号が若干違っています。これは平成22年度版から日医産業医制度実施要綱が改正になっているためです。番号が違っている場合は、似た項目のところに貼っていただければ手帳の更新時に茨城県医師会で確認します。

※ 先着順になりますので、お早めにお申込みください。

※ 有料駐車場をご利用の場合、参加者のご負担となりますので、ご了承ください。
    できるだけ公共交通機関をご利用ください。

※ 受講のお申込みは、当総合支援センターのホームページ、FAX、メール等でお申込みください。

※ セミナーに関する講話の概要並びに主な受講対象者、日本医師会認定産業医制度の単位認定研修、講師等セミナーについての詳細はこちらをご覧下さい。

総合支援センターからのお知らせ

▼「みんなの食育アカデミー」 開催のお知らせ

茨城県栄養士会では、2014年度県内約40か所、2,500人を対象に実施し、好評をいただいた「みんなの食育アカデミー」を2015年度も開催致します。

開催期間 : 2015年4月1日 ~2015年12月10日

茨城県栄養士会所属の管理栄養士または栄養士が講師を務め、「食事があなたの未来を変える」と題した講話が中心の食育教室です。
BMIやバランスの良い食事内容、日本人の長寿を支えてきた「和食」や「大豆」をクローズアップし、生活習慣病予防の一環として自身の食生活をふり返ります。

企業内や地域での啓発にぜひご活用下さい。

講師への謝金・交通費等は無料ですので、お気軽にお申し込み下さい。

詳しくは、こちらのリーフレットPDFをご覧下さい。

【お問い合わせ先】

茨城県栄養ケア・ステーション 電話:029-228-1089

▼産業保健の「相談」をお待ちしています!! 
 当総合支援センターでは産業保健に関するあらゆるご相談に応じています。電話、FAX、メールでも結構です。(※「メール」が便利です。)費用は「無料」ですので、お気軽にご相談ください。また、「個人情報」は守られていますので、ご心配いりません。最近はメンタルヘルスに関する相談が大変増えてきました。

※相談フォームはこちらをご利用ください。

情報誌「産業保健21」のご利用案内
独立行政法人労働者健康福祉機構が編集・発行している情報誌「産業保健21」の配送先変更については、FAX等にてお知らせください。 
「産業保健21」は、産業医、産業看護職及び衛生管理者の情報ニーズに応えた情報誌です。産業保健業務に携わっている方で、ご希望の方には無料で送付いたします。

詳しくは、こちらをご利用ください。労働者健康福祉機構本部のHPにリンクします。

コラム 水戸南町3丁目だより

▼先月は暑かったですね! 休日も好天続きで、遊び人としては暑いけど湿度が低く、たまらない5月でした! と、言いたいとこでしたが、… 残念!! 
この時期にワイフが左足中足骨骨折(クラック)全治6週間のトラブルで、一緒に自宅謹慎中です。
ディズニーランド、我慢。長野善光寺御開帳、我慢。ゴルフ、我慢。 
もっと早めに御開帳に行ってくれば良かったかも…だって、御本尊の御身代わりですからね。

▼さて、5月の天気といえば、驚きですね。55ある観測地点で平均気温が観測史上最高を記録、8か所でタイ記録ですよ。 
監督署の担当官の話では、もうすでに熱中症での労働者死傷病報告書が提出されているそうですよ。(安全衛生担当の皆様、熱中症の労働衛生教育を始めても遅くないですよ。) 
ついでに、平成22年のスーパー猛暑といわれた年、熱中症での死亡労働災害第一号は茨城県内で発生しています。

▼熱いといえば、日経平均が12営業日連続して上昇し、時価総額初の600兆円を超え、バブル景気以来だとか… 
ポルシェの中古市場では価格上昇が続き、2倍近くに跳ね上がっているとか… 
ある処にはあるんですね、小職を含む庶民はスーパークール?ビズでしょうかね。

▼職場も熱くなっています。景気が上向いたことで、働く人のやりがいや生きがいも高まっているといわれています。
何年も採用の抑制が続いたことで、少ない社員で仕事をこなし、結果が数値化されて評価され始められたからでしょうか。 
でも、長時間労働も同時にヒートアップしてはいないでしょうか。心身ともに健康であることが一番です。

▼余談:スーパークールビス
平成23年の東日本大震災を機に『スーパークールビス』が登場。6月1日から9月30日までの期間、クールビズでは着用不可であった「ポロシャツ」「アロハシャツ」が認められました。 労働安全衛生規則第606条「暑熱の屋内作業場」では暑さ指数は摂氏28度以上とされていますが、暑さ指数の28度は熱中症への厳重警戒です。
暑さ指数は、気温と湿度から導かれた数値なので、気温が低くても、湿度が高いと暑さ指数は高くなります。梅雨の時期は、要注意ですよ。 

次回の第117号は、平成27年7月初旬配信予定です。

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