いばらき産保ニュース第136号

発行日:2017年2月7日

ホームページ:http://ibarakis.johas.go.jp/
発 行:独立行政法人 労働者健康福祉機構
茨城産業保健総合支援センター 所長 小松 満


【新着情報】

  1. 化学防護手袋の選択、使用等について(オルト-トルイジンなど)
  2. 労働者の健康障害防止対策について取りまとめられました
    (酸化チタン、2-ブロモプロパン、ノルマル-ブチル-2,3-エポキシプロピールエーテル)
  3. 有害物ばく露作業報告対象物について(平成29年対象・平成30年報告)
  4. 有効な呼吸用保護具の防護係数の確認について(リフラクトリーセラミックファイバー)
  5. 労働安全衛生規則等の改正予定について
    (産業医の職場巡視、長時間労働、健診結果に基づく意見聴取等)

【お知らせ】

  1. ストレスチェック実施者になるために必要な看護師・精神保健福祉士に対する研修に関する情報が更新されました
  2. 「リスクアセスメント実施支援システム(コントロール・バンディング)により出力されるシートの一覧」が公表されました
  3. 治療と職業生活の両立支援セミナー(福岡、大阪、広島) 
  4. 鹿島神栖産業保健研修会のお知らせ(鹿島医師会) 
  5. 日本医師会認定産業医制度産業医学研修会における受講者の本人確認について 

【これから受講できるセミナー案内(無料)<平成28年9月29日~11月分> 】

【労働衛生専門職より】

【コラム:水戸南町3丁目だより】

新着情報

  1. 化学防護手袋の選択、使用等について
    化学防護手袋の選択、使用等の留意事項が示されました
    化学防護手袋の選択、使用等の留意事項が示されました
  2. 労働者の健康障害防止対策について取りまとめられました
    リスク評価結果に基づく労働者の健康障害防止対策の徹底について
    (平成28年12月20日基安発1220第1号)
     リスク評価結果に基づく労働者の健康障害防止対策の徹底について
     平成28年度化学物質のリスク評価検討会報告書(2016年12月)
    (厚生労働省のサイトにリンクします)
  3. 有害物ばく露作業報告対象物(平成29年対象・平成30年報告)について
    告示の一部が改正され、平成29年1月1日から12月31日を対象期間とする有害物ばく露作業報告(報告期間は平成30年1月1日から3月31日まで)の対象となる物が新たに定められました。
    労働安全衛生規則第95 条の6の規定に基づき厚生労働大臣が定める物等の一部を改正する件の適用について(平成28年12月22日 基発1222第1号)
    有害物ばく露作業報告対象物(平成29年対象・平成30年報告)について (厚生労働省のサイトにリンクします)
  4. 有効な呼吸用保護具の防護係数の確認について
    特定化学物質障害予防規則第38 条の20 第3項第2号に定める有効な呼吸用保護具の 防護係数の確認に関する補足について(平成28年12月27日 基安化発1227第1号)
    有効な呼吸用保護具の防護係数の確認について (厚生労働省のサイトにリンクします)
  5. 労働安全衛生規則等の改正予定について
    パブリックコメント 労働安全衛生規則等の一部を改正する省令案(概要)
    労働安全衛生規則等の改正予定について  (パブリックコメントにリンクします)

【お知らせ】

  1. ストレスチェック実施者になるために必要な看護師・精神保健福祉士に対する研修に関する情報が更新されました
    ストレスチェック実施者になるために必要な看護師・精神保健福祉士に対する研修に関する情報が更新されました  (サイト”こころの耳”にリンクします)
  2. 「リスクアセスメント実施支援システム(コントロール・バンディング)により出力されるシートの一覧」が公表されました
    「リスクアセスメント実施支援システム(コントロール・バンディング)により出力されるシートの一覧」が公表されました(厚生労働省のサイトにリンクします)
  3. 治療と職業生活の両立支援セミナー(独立行政法人労働者健康安全機構委託)
    治療と職業生活の両立支援セミナー  (労働者健康安全機構のサイトにリンクします)
  4. 鹿島神栖産業保健研修会のお知らせ (2月15日開催)
    鹿島神栖産業保健研修会のお知らせ
  5. 日本医師会認定産業医制度産業医学研修会における受講者の本人確認について
    平成29年4月より、茨城産業保健総合支援センターが茨城県医師会と共催する標記の研修について、研修受講者が本人であることを確認する手続きをとることになりましたので、研修会当日、受付時に本人確認書類(氏名の記載があり、写真付のもの)を提示してください。
  6. 「産業保健21」の送付について
    情報誌『産業保健21』は、産業医をはじめ、保健師・看護師、労務担当者等の労働者の健康確保に携わっている皆様方に、産業保健情報を提供することを目的として、独立行政法人 労働者健康安全機構が発行しています。当センターより無料で送付しますので、当センターホームページよりお申込み下さい。
    バックナンバーの送付をご希望の方も、当センターホームページよりお申込みください。
    『産業保健21』サンプル(労働者安全機構のサイトにリンクします。)
    申込みは、こちらからどうぞ!

    • 「産業保健21」送付希望とご記入下さい。
    • 事業場と異なる場所への送付をご希望の際は、○○へ送付希望とご記入ください。

これから受講できるセミナー案内(無料)<平成28年9月29日~11月分>

<開催会場案内>
 水戸:水戸FFセンタービル会議室11階(旧、住友生命水戸ビル)
    (水戸市南町3-4-10 水戸FFセンタービル 11階)
 土浦:ワークヒル土浦(土浦市木田余東台4-1-1)
    <ワークヒル土浦のHPにリンクします。>
 鹿嶋:鹿嶋勤労文化会館(鹿嶋市宮中325-1)
    <鹿島勤労文化会館のHPにリンクします。> 
 日立:日立地区産業支援センター(日立市西成沢町2-20-1)
    <日立地区産業支援センターのHPにリンクします。>
 医師会:茨城県医師会(水戸市笠原町489)
     <茨城県医師会のHPにリンクします。> 
 労基協:茨城労働基準協会連合会中央安全衛生教育センター 
   (水戸市渋井町字堺橋263-1)<茨城労働基準協会連合会のHPにリンク>

 

開催日時 テ ー マ / 講 師 開催会場 定員
2月7日(火)
18:30-20:30
「プライマリケア・産業保健のためのアルコール健康障害対応」
講師:鈴木瞬先生(豊後荘病院精神科医師、アルコール病棟長)
【概要】産業保健の現場においてアルコール健康障害(以下、障害)ならびに関連問題は喫緊の課題として認識されている。また、平成25年12月に、アルコール健康障害対策基本法が制定された。
同法第八条では、医師および医療関係者は、国及び地方公共団体が実施するアルコール健康障害対策に協力し、アルコール健康障害の発生、進行及び再発の防止に寄与する よう努めるとともに、アルコール健康障害に係る良質かつ適切な医療を行うよう努めなければならないと定められている。その一方で、そのための具体的な方略については必ずしも周知されているとはいえない現状である。
そのため、ここではプライマリケア領域や産業保健領域で活用できる、実践的な介入方略(ブリーフ・インターベンション)について小演習も交えながら講義したい。
土浦 30名
2月14日(火)
13:30-15:30
「あなたの職場、病気になっても働き続けられますか?
      -治療と仕事の両立支援について-」
講師:河島美枝子先生
  (産業保健相談員、元大分県立看護科学大学精神看護学教授)
【概要】最近の医学の進歩にはめざましいものがあります。がんの診断が「死の宣告」と考えられた時代から大きく変わり、今やガンは「長く付き合う慢性病」となっています。
毎年ガンに罹る人の中の3割が20~64才以下の働く世代ですから、あなたの職場にガンと診断された人がいても不思議ではありません。
さらに最近はどこの職場でも目立つメンタルヘルス不調の一部もやはり「長く付き合う慢性病」として大きな問題になっています。働く人の病気の治療が長引けば入院・通院のために仕事・職場に様々な影響が及び、当事者は精神的にも経済的にも大変悩むことになります。
病気の治療と仕事の両立を支えることは本人のためばかりではなく、家族そして職場にも大変役に立ちます。職場での具体的な支援について考えてみます。
労基協 30名
2月16日(木)
18:00-20:00
「禁煙教育と職場の受動喫煙対策」
講師:平間敬文先生(平間病院 院長)
【概要】タバコのニコチンの虜になって、身体に悪いと分かっていても、なかなかタバコを止められない方がまだまだ多いかと思います。また、タバコは法律で取り締まられているわけでないので、いつでもどこでも手に入れることができます。
煙の中の数え切れないほどの有害性のある化学物質により、喫煙者の身体を蝕んでいきます。
 喫煙者だけでなく、タバコの煙の大半は無神経に周囲にまき散らされてしまいます。 周囲のタバコを吸っていない人が知らず知らずに煙を吸い込まされています。 禁煙教育と受動喫煙対策について法整備が急がれます。職場においては、安全配慮義務の観点からも、受動喫煙対策を講じなければなりません。
禁煙教育と受動喫煙対策について、具体的に、明確に解説します。
水戸 30名
2月22日(水)
14:40~16:00
「メンタルヘルス・ケースカンファレンス」
講師:山村邦男先生(産業保健相談員、山村医院院長)
【概要】参加者が提示するメンタルヘルス事例について討議を行い、産業保健相談員(精神科医:メンタルヘルス担当)が総括とアドバイスを行います。現場でメンタルヘルス対策に苦慮されている方々にとってとても参考になるセミナーです。
水戸 10名
2月23日(木)
13:30-15:30
「防じんマスクの選択と使用について」
講師:谷口昭三先生(労働衛生コンサルタント、
       (有)オーエスケーインターナショナル代表取締役社長)
【概要】労働者のじん肺有所見者数は粉じん障害防止対策の効果が認められ、200名を下回るようになっています。
この防止対策をより一層推進するため、アーク溶接や金属等の研磨およびずい道工事作業にかかわる防じんマスク着用に関して第8次粉じん 障害防止総合対策(平成25年度~平成29年度)が策定されています。防じんマスク着用の際の注意点、マスクの手入れ方法などについて、体験的演習も取り入れて分かりやすく説明します。
最近明らかになった1・2-ジクロロプロパン(胆管がん)やo-トルイジン(膀胱がん)など化学物質に起因する疾病防止とマスクの選択についても説明します。
土浦 30名
2月28日(火)
18:00-20:00
「職場の救急蘇生法」
講師:中谷敦先生
(産業保健相談員、(株)日立製作所水戸健康管理センタ長、産業医)
【概要】救急蘇生法は5年に一度アップデートされます。直近ではJRC蘇生ガイドライン2015が平成27年10月16日に公表されました。
これまでのガイドラインには無かった、圧迫の強さ、早さ、の上限となる目安が示されました。この講習では、最新の胸骨圧迫訓練評価システムを用います。
聴覚・視覚によるリアルタイムフィードバックが得られることで、正しい救急蘇生法が身につきます。是非スキルアップのために参加してください。
水戸 30名
3月7日(火)
18:00-20:00
「プライマリケア・産業保健のためのアルコール健康障害対応」
講師:鈴木瞬先生(豊後荘病院精神科医師、アルコール病棟長)
【概要】産業保健の現場においてアルコール健康障害(以下、障害)ならびに関連問題は喫緊の課題として認識されている。
また、平成25年12月に、アルコール健康障害対策基本法が制定された。同法第八条では、医師および医療関係者は、国及び地方公共団体が実施するアルコール健康障害対策に協力し、アルコール健康障害の発生、進行及び再発の防止に寄与する よう努めるとともに、アルコール健康障害に係る良質かつ適切な医療を行うよう努めなければならないと定められている。
その一方で、そのための具体的な方略については必ずしも周知されているとはいえない現状である。
そのため、ここではプライマリケア領域や産業保健領域で活用できる、実践的な介入方略(ブリーフ・インターベンション)について小演習も交えながら講義したい。
水戸 30名
3月8日(水)
13:30-15:30
「初心者でも分かるSDS(安全データシート)の見方」
講師:岩崎芳明先生(産業保健相談員、筑波労働コンサルタント事務所長、元(株)三菱化学アナリテック分析事業部環境分析センター長)
【概要】平成28年6月1日に施行された化学物質のリスクアセスメントでは、定性法である「コントロールバンディング法又は、厚生労働省の指針法」で実施される事業場が多いと判断します。この方法は内容が容易でありコストも余り掛からないという利点があります。「定性法」を行うためにはSDSが必要になります。
ゼミナーではSDSの見方について、GHS分類を中心にあまり専門用語を使用しないで説明いたします。
土浦 30名
3月14日(火)
13:30-15:30
「過労死は防げるか、防げ得ない過労死のワケと予防への道しるべ」
講師:松井玄考先生
  (産業保健相談員、労働衛生コンサルタント、元和歌山労働局長)
【概要】『過労死』という言葉が世に広まって久しいにもかかわらず、未だその解消に向けて大きな効果が出ているとは言えません。
それはなぜ? ビジネスの厳しい「競争」の現実と働く人の「健康」の間(はざま)にあって、人間よりも「仕事優先」せざるを得ないライン管理者の皆さん、あるいは健康相談の窓口対応される産業保健スタッフの皆さん、セミナーでは、これらライン管理者や産業保健スタッフの皆さんの悩みに沿いながら、問題解決のヒントについて考えてみたいと思います。
土浦 30名
3月15日(水)
14:00-16:00
「作業環境の測定機器の取り扱い方と保守」
講師:番博道先生
  (産業保健相談員、元住友金属テクノロジー(株)環境技術部長)
【概要】茨城産業保健総合支援センターには多くの作業環境測定に使用する測定機器類を保有しています。
測定の関係者は当たり前でも測定しない人にとっては測定機器にさわるチャンスはないと思われます。手にとって扱うことにより測定機器の特徴や特性が理解できます。作業環境測定結果を読む際に測定機器や測定方法を知っていることは有益と思います。
産業保健総合支援センターで保有している作業環境測定に関係する測定機器、サンプリング装置を実際に手に取りながら、それぞれの測定原理、取り扱い方法と保守について説明します。
水戸 30名
3月15日(水)
18:00-20:00
「有機溶剤の正しい使い方~有機溶剤中毒予防規則の遵守~」
講師:立原昇先生
  (茨城労働局労働基準部健康安全課地方労働衛生専門官)
【概要】有機溶剤とは、油やロウ、樹脂、ゴム、塗料など水に溶けないものを溶かす有機化合物で、揮発しやすく工業的な用途に使われるものを言い、法律的には有機溶剤中毒予防規則で規制されています。
有機溶剤は高濃度を吸えば急性中毒になり、死に至ることもありますが、至らなくても後遺症が残る事が多いと言われています。また、低濃度でも長い期間吸えば慢性中毒を引き起こします。
本セミナーでは、急性中毒・慢性中毒を引き起さないために、有機溶剤中毒予防規則について改めて解説し、産業医等の職場巡視に役立てていただきます。
水戸 30名


<産業保健セミナーを受講される皆様へ> 

 最近、産業保健セミナーの開始時間に遅刻する受講者が見受けられ、他の受講者の妨げとなっています。
 つきましては、以下の事項を守っていただくようお願いします。

  1. 受講者は、産業保健セミナーが開始される5分前には、席に着いていただくようお願いします。
  2. 日本医師会認定産業医制度産業医学研修会の単位については、開始時間に遅れた場合、会場に入れないことがありますので、特に注意してください。

<産業保健セミナーの受講を申し込まれた皆様へ>
 産業保健セミナーの受講を申し込まれても受講されない方が見受けられ、他の方に迷惑を及ぼしています。
 つきましては、以下のようにさせていただきますので、ご了承ください。

  1. 欠席される場合は、必ず当総合支援センターに電話・メール等でご連絡ください。
  2. 欠席が目立つ方は、ご連絡をさせていただき受講をお断りする場合があります。

<認定産業医の皆様へ> 
 現在お持ちの生涯研修手帳(3~5年前更新時に発行された手帳)の番号と産業保健セミナーでお渡ししている日医シールの番号が若干違っています。これは平成22年度版から日医産業医制度実施要綱が改正になっているためです。番号が違っている場合は、似た項目のところに貼っていただければ手帳の更新時に茨城県医師会で確認します。

※ 先着順になりますので、お早めにお申込みください。

※ 有料駐車場をご利用の場合、参加者のご負担となりますので、ご了承ください。
    できるだけ公共交通機関をご利用ください。

※ 受講のお申込みは、当総合支援センターのホームページ、FAX、メール等でお申込みください。

※ セミナーに関する講話の概要並びに主な受講対象者、日本医師会認定産業医制度の単位認定研修、講師等セミナーについての詳細はこちらをご覧下さい。

総合支援センターからのお知らせ

  • 産業保健の「相談」をお待ちしています!! 
     当総合支援センターでは産業保健に関するあらゆるご相談に応じています。電話、FAX、メールでも結構です。(※「メール」が便利です。)費用は「無料」ですので、お気軽にご相談ください。また、「個人情報」は守られていますので、ご心配いりません。最近はメンタルヘルスに関する相談が大変増えてきました。
    ※相談フォームはこちらをご利用ください。
  • 情報誌「産業保健21」のご利用案内
    独立行政法人労働者健康福祉機構が編集・発行している情報誌「産業保健21」の配送先変更については、FAX等にてお知らせください。 
    「産業保健21」は、産業医、産業看護職及び衛生管理者の情報ニーズに応えた情報誌です。産業保健業務に携わっている方で、ご希望の方には無料で送付いたします。
    詳しくは、こちらをご利用ください。労働者健康福祉機構本部のHPにリンクします。

労働衛生専門職より

「歩行機能」は低下していませんか。 ~「筋肉量」を維持しましょう~  

健康長寿のうえでは、①認知機能、②血管機能、③歩行機能、④口腔機能の4つの機能を維持することが肝要と言われています。また、脚を中心とした運動器の衰えにより要介護状態にならないため、「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」対策が重要視されています。職場においても、脚の筋肉の衰えが、オットトで終わらず(作業者自身で転倒災害を止められず)、転倒災害として出現ことが多くなるかと思います。
歩行機能の低下は、脚の筋肉が衰え、普段に歩かなくなることです。歩かなくなることにより、血流が悪くなります。下半身の筋肉、特に太ももの筋肉は“第二の心臓”といわれるほど血流と影響を持っています。下半身の筋肉が衰えると、心臓への血流が悪くなり、心臓の働きが低下します。その結果、血流が全身に行き渡らず、各臓器をはじめ全身に悪い影響が出てしまいます。
筋肉は、その大半が下半身に集中していますが、太ももの筋肉は衰えやすく、何もしなければ筋肉量は20歳代から80歳代にかけて平均40%減少することが確認されています。とりわけ、40歳代以降年齢とともに筋肉量は減少します。
上腕筋については、握力計で数字がでますが、握力が強いほど長生きする傾向にあり、死亡リスクや脳・心臓疾患のリスクも下がることから、健康状態を表す指標として握力を使える可能性があるとも言われています。
大腿筋など下半身の筋肉については、握力のように数字としてでませんが、歩行がスムーズにできること、さらに、走れる方は、5km,10 km走りに要した時間の比較で筋肉の衰えを比較できるかと思います。
走行(ウオーキング)については、5分間の負荷をかけた走行、5分間のゆっくりとした歩行、これを30分の歩行で、3回繰り返すことで歩行機能がアップし、血圧、血中脂質、血糖値など改善し、脳・心臓疾患のリスクも下がり、より健康になることが確認されています。
参考:インターバル速歩 信州大学の能勢教授が考案した、長野県で約10年前から伝わる10歳若返るという歩き方。

  1. 背筋を伸ばして、胸を張り、歩幅を普段より大きめにし、汗をかく程度の速歩き
    (1分間約140歩のペース)を3分間行う。
  2. 続いて、クールダウンをかねてゆっくりペースで3分間歩く。毎日30分間行う。

コラム 水戸南町3丁目だより

▼当センターのKさんは、勝田マラソン(10km)に出て、すばらしい成績で完走しました。
チャレンジ・ウォーキング(1日平均8,500歩以上を歩く)では、早々に脱落したKさんでしたが、レース直前に、たった2回、練習しただけで、10km走れるようになったのです。しかも練習内容は、3kmぐらい走るという、ゆるいものでした。

次回の第137号は、平成29年3月配信予定です。

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