いばらき産保ニュース第127号
発行日:2016年5月10日
ホームページ:http://ibarakis.johas.go.jp/
発 行:独立行政法人 労働者健康福祉機構
茨城産業保健総合支援センター 所長 小松 満
- ストレスチェック導入ガイドが厚生労働省HPに掲載されました(4月1日)
- 『労働安全衛生法に基づくストレスチェック制度実施マニュアル』が改訂されました(4月11日)
- 法令改正等のお知らせ
- セミナー「化学物質リスクアセスメント手法の解説」の申込状況について
- 作業環境測定士、労働衛生コンサルタントなどの専門家によるアドバイスについて
- 過労死等防止対策に関する調査研究について
- お知らせ
【これから受講できるセミナー案内(無料)5月~6月開催セミナー】
新着情報
▼ストレスチェック導入ガイドが厚生労働省HPに掲載されました
ストレスチェック導入ガイドは、こちらからご覧下さい。
(厚生労働省のHPに掲載されたファイルにリンクします)
▼労働安全衛生法に基づくストレスチェック制度実施マニュアルが改訂されました
平成28年4月改訂版は、下記のリンクからご覧下さい。
主な変更点は、こちらをご覧下さい。 (厚生労働省のHPに掲載されたファイルにリンクします。)
▼法令改正等のお知らせ
- 亜硝酸イソブチルなど27物質について、譲渡提供する場合のラベル表示、SDSの交付等を義務付けるとともに、譲渡・取扱いの際のリスクアセスメントの実施を義務付ける改正が行われ(平成28年2月24日公布)、平成29年3月1日より施行されます。
- 「労働安全衛生法第28条第3項の規定に基づき厚生労働大臣が定める化学物質による健康障害を防止するための指針」(がん原性指針)が改正され(平成28年3月31日改正)、エチルベンゼンほか3物質が対象物質に追加されました。
改正された化学物質による健康障害防止指針(最新)は、こちらをご覧下さい。
(厚生労働省のHPに掲載されたファイルにリンクします)
- クリル酸メチル、アセトニトリル、イプシロン‐カプロラクタムの3物質について、化学物質のリスク評価検討会報告書(平成27年度第2回)が公表されました。
事業場におかれましては、本報告書を踏まえ、リスクアセスメントを実施し、法令等に基づく措置を講じることにより、リスクの低減に取り組んでください。
化学物質のリスク評価検討会報告書は、こちらをご覧下さい。 (厚生労働省のHPにリンクします)
▼セミナー「化学物質リスクアセスメント手法の解説」の申込について
5月17日(土浦市)、5月31日(筑西市)、7月15日(水戸市)は定員に達したので、申込を締め切りました。
8月1日(水戸市)、9月5日(水戸市)は申込受付中です。
▼作業環境測定士、労働衛生コンサルタントなどの専門家によるアドバイスについて
当センターが委嘱している作業環境測定士、労働衛生コンサルタントなどの国家資格保有者が、化学物質を使用している事業場などに赴き、設備の改善、SDSの活用、リスクアセスメントの実施などについてアドバイスします。
当センターホームページからお申込み下さい。
▼過労死等防止対策に関する調査研究について
「過労死等の防止のための対策に関する大綱」において国が取り組む重点対策とされている調査研究のうち、医学分野の調査研究については労働安全衛生総合研究所過労死等調査研究センターで実施し、労働・社会分野の調査・分析については委託事業として実施しています。
「過労死等に関する実態把握のための社会面の調査研究事業 報告書」が近日中に厚生労働省HPに掲載されます。
▼お知らせ
- 平成28年度全国安全週間 7月1日(金)~7月7日(木)
準備期間 6月1日(水)~6月30日(木)
スローガン「見えますか? あなたのまわりの 見えない危険 みんなで見つける 安全管理」
詳しくは、こちらをご覧下さい。 (厚生労働省のHPにリンクします) - 労働安全衛生法に基づく免許試験(衛生管理者など) 茨城地区 出張特別試験案内
詳しくは、こちらをご覧下さい。 (関東安全衛生技術センターのHPにリンクします)
これから受講できるセミナー案内(無料)<平成28年5月分~6月分>
<開催会場案内>
水戸:住友生命水戸ビル会議室(水戸市南町3-4-10住友生命水戸ビル11階)
土浦:ワークヒル土浦(土浦市木田余東台4-1-1)<ワークヒル土浦のHPにリンクします。>
鹿嶋:鹿嶋勤労文化会館(鹿嶋市宮中325-1)<鹿島勤労文化会館のHPにリンクします。>
日立:日立地区産業支援センター(日立市西成沢町2-20-1)<日立地区産業支援センターのHPにリンクします。>
医師会:茨城県医師会(水戸市笠原町489)<茨城県医師会のHPにリンクします。>
労基協:茨城労働基準協会連合会中央安全衛生教育センター (水戸市渋井町字堺橋263-1)
<茨城労働基準協会連合会のHPにリンクします>
開催日時 | テ ー マ / 講 師 | 開催会場 | 定員 |
5月11日(水) 14:00-16:00 |
「ストレスチェックの面接指導方法の実際 ~マニュアルの活用~」 講師:友常祐介 先生 (産業保健相談員、元筑波大学医学医療系産業精神医学・宇宙医学グループ助教、コマツ健康増進センタ産業医、産業医) 【 概 要 】4月25日(月)に同じ |
土浦 | 80名 |
5月12日(木) 18:00-20:00 |
「労災補償制度について」 講師:奥村浩行 先生 (茨城労働局労災補償課長) 【 概 要 】 労災保険は、業務上の事由又は通勤による労働者の負傷・疾病・障害又は死亡に対して労働者やその遺族のために、必要な保険給付を行う制度です。 業務上疾病と認められるためには、労働者が労働契約に基づいて事業主の支配下にある状態「業務遂行性」と、その疾病に「業務起因性」が成立しなければなりません。 本セミナーでは、労災保険制度の基本的な考え方と、腰痛、じん肺等主な業務上疾病の労災認定の一般的な考え方について解説します。 |
水戸 | 30名 |
5月13日(金) 14:00-16:00 |
「カウンセリング講座(前期)」 講師: 永原伸彦 先生 (産業保健相談員、茨城カウンセリングセンター副理事長) 【 概 要 】前期で「『答える』と『応える』を使いこなす」、後期では「『心のキャッチャー・ミット』をはぐくむ」というテーマで開催します。 カウンセリングの応答技法を、「答える」と「応える」の両面から実践的に学んでいきます。 <前期開催講座の全3回を全て受講可能な方が対象です。希望者多数の場合は抽選となります。> |
水戸 | 12名 |
5月17日(火) 14:00-16:30 【定員を超えましたので受付を終了しました】 |
「化学物質のリスクアセスメント手法の解説」 講師: 小川悟 先生 (日本作業環境測定協会北関東支部茨城分会副分会長) 【 概 要 】4月21日(木)に同じ |
土浦 | 80名 |
5月19日(木) 14:00-16:00 |
「事業場における発達障害者への対応について」 講師: 野口昇子 先生 (茨城県発達障害者支援センター 職員) 【 概 要 】自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠如多動性障害など発 達障害の理解、就労上見えてくる発達障害の特性を踏まえて、事業場における発達障害者の対応を具体的事例により解説します。 |
水戸 | 30名 |
5月19日(木) 19:00-21:00 【お問合せは茨城県医師会】 |
「ストレスチェックの面接指導方法の実際」 講師: 中谷敦 先生 (産業保健相談員、(株)日立製作所水戸健康管理センタ長、産業医) 【 概 要 】4月25日(月)に同じ |
県医師会 100名 真壁医師会 80名 |
左記 参照 |
5月24日(火) 14:00-16:00 |
「あなたの職場、病気になっても働き続けられますか? -治療と仕事の両立について-」 講師: 河島美枝子 先生 (産業保健相談員、元大分県立看護科学大学精神看護学教授) 【概要】最近の医学の進歩にはめざましいものがあります。今やガンは「長く付き合う慢性病」となっており、毎年ガンに罹る人の中の3割が20?64才以下の働く世代です。さらに最近はどこの職場でも目立つメンタルヘルス不調の一部もやはり「長く付き合う慢性病」として大きな問題になっています。病気の治療と仕事の両立を支えることは本人のためばかりではなく、家族そして職場にも大変役に立ちます。職場での具体的な支援について考えてみます。 |
水戸 | 30名 |
5月26日(木) 13:30-15:30 |
ワークヒル 研修室 「職場における熱中症の予防について」 講師:松井玄考 先生 (産業保健相談員、労働衛生コンサルタント、元和歌山労働局長) 【概要】熱中症を防ぐ効果的な予防方法は、積極的な予防のための作業管理に尽きるといえます。本セミナーでは、熱中症の知識や予防のための作業管理及び熱中症に対する処置について説明するとともに、WBGT(乾球・自然湿球・黒球温度)指標計(WBGT-113)を使用した実習や、携帯型熱中症計等の小物についてもお見せ致します。 |
土浦 | 30名 |
5月27日(金) 18:00-20:00 |
「平成28年度における労働安全衛生行政の運営について ~職業性疾病の予防対策からメンタルヘルス対策まで」 講師:工藤好央 先生 (茨城労働局 健康安全課長) 【概要】4月13日(水)に同じ |
水戸 | 30名 |
5月31日(火) 14:00-16:30 【定員を超えましたので受付を終了しました】 |
「化学物質のリスクアセスメント手法の解説」 講師:小川悟 先生 (日本作業環境測定協会北関東支部茨城分会副分会長) 【 概 要 】4月21日(木)に同じ |
県西 生涯学習 センター |
80名 |
6月8日(水) 18:30~20:30 |
「職場におけるメンタルヘルス対策~産業医と精神科医の連携について~」 講師:友常祐介 先生 (産業保健相談員、元筑波大学医学医療系産業精神医学・宇宙医学グループ助教、コマツ健康増進センタ産業医、産業医) 【概要】心の健康問題を抱えた労働者への対応(以下、ケース対応)に際しては、事例性に対しては事業場内(人事労務スタッフ、産業保健スタッフ等)スタッフが、疾病性に対しては精神科主治医が対応し、必要に応じて双方が連携することが望ましいとされている。 連携に際しては、医師同士の情報交換といった形式をとることが一般的だが、産業医、精神科医は同じ医師であっても立場が異なる(産業医は事業場の契約関係があり、安全衛生管理について意見を述べる立場、精神科医は、労働者と患者-医師関係を結び、患者の健康度を向上させる立場)ため、どのように連携すればよいか双方が手探りの状況にある。 そこで、本講義では、精神科医をゲストに招き、産業医、精神科医双方の立場か職場のメンタルヘルス問題をどう捉えるべきか議論する(本講義は産業医、精神科医、保健師、看護師、人事労務担当など、職場のメンタルヘルス問題に関わる方に参加頂けます)。 |
土浦 | 30名 |
6月9日(木) 14:00~16:00 |
「ストレスチェックの面接指導方法の実際~マニュアルの活用~」 講師: 中谷敦 先生 (産業保健相談員、(株)日立製作所水戸健康管理センタ長、産業医) 【概要】5月11日と同じ |
労基協 | 60名 |
6月14日(火) 13:30~15:30 |
「騒音性難聴の基礎知識と対策~騒音測定を実施してみませんか~」 講師:和田哲郎 先生 (産業保健相談員、筑波大学医学医療系耳鼻咽喉科准教授(騒音性難聴担当医)) 【概要】騒音ばく露によって引き起こされる疾病に騒音性難聴があります。騒音性難聴は、騒音の音圧レベルが高いほど、ばく露時間が長いほど、起こりやすく、一度起こってしまった騒音性難聴は現段階では治療法がありません。このため予防が大切であり、厚生労働省では、「騒音障害防止のためのガイドライン」(平成4年10月1日付け基発第546号)を示しています。 本セミナーでは、実際に騒音計を使用して作業環境測定の方法や管理区分ごとの対策、耳栓の使用法についても詳しく説明します。 |
土浦 | 30名 |
6月17日(金) 14:00~16:00 |
「職場における熱中症の予防について」 講師:松井玄考 先生 (産業保健相談員、労働衛生コンサルタント、元和歌山労働局長) 【概要】5月26日と同じ |
水戸 | 30名 |
6月22日(水) 14:40~16:00 |
「メンタルヘルス・ケースカンファレンス」 講師:山村邦男 先生 (産業保健相談員、山村医院院長) 【概要】参加者が提示するメンタルヘルス事例について討議を行い、産業保健相談員(精神科医:メンタルヘルス担当)が総括とアドバイスを行います。 現場でメンタルヘルス対策に苦慮されている方々にとってとても参考になるセミナーです。 |
水戸 | 10名 |
6月22日(水) 18:00~20:00 |
「防じんマスクの選択と使用について」 講師:谷口昭三 先生 (労働衛生コンサルタント、㈲オーエスケーインターナショナル代表取締役社長) 【概要】労働者のじん肺有所見者数は粉じん障害防止対策の効果が認められ、200名を下回るようになっています。この防止対策をより一層推進するため、アーク溶接や金属等の研磨およびずい道工事作業にかかわる防じんマスク着用に関して第8次粉じん 障害防止総合対策(平成25年度~平成29年度)が策定されています。防じんマスク着用の際の注意点、マスクの手入れ方法などについて、体験的演習も取り入れて分かりやすく説明します。最近明らかになった1,2-ジクロロプロパン(胆管がん)やo-トルイジン(膀胱がん)など化学物質に起因する疾病防止とマスクの選択についても説明します。 |
水戸 | 30名 |
6月23日(木) 14:00~16:00 |
「職場で試そう口腔保健(メタボからメンタルヘルスまで) 茨城県歯科医師会からの提案」 講師:戒田敏之 先生 (かいだ歯科医院院長、公益社団法人茨城県歯科医師会産業保健統括マネージャー、労働衛生コンサルタント) 【概要】産業保健で歯科医師が法的に係るものは、歯の酸蝕症の特殊健康診断しかありませんが、産業保健の目的が、職場の健康づくりにシフトする中で、お口の中の健康状態が、様々な生活習慣病、そして、メンタルヘルス等にも影響があることが、判明してまいりました。 今回は、茨城県歯科医師会が行っている産業保健活動を紹介し、職場での活用について、お話させて頂きます。 |
土浦 | 30名 |
6月28日(火) 18:00~20:00 |
「WBGT指数の活用と熱中症予防」 講師:岩崎芳明 先生 (産業保健相談員、筑波労働コンサルタント事務所長、元㈱三菱化学アナリテック分析事業部環境分析センター長) 【概要】平成27年の熱中症による死傷者数は、茨城県内では13人と前年に比べて大幅に減少しましたが、全国では前年より増えました。また、死亡者数については、茨城県内では0人でしたが、全国では32人(平成28年1月末時点速報値)と、最近10年間で2番目に多くなりました。 セミナーでは、厚生労働省及び環境省から発行されている熱中症マニュアルの内容を中心に熱中症とその対策を紹介いたします。また茨城産業保健総合支援センターが所有する熱中症の指標計(WBGT-113)やアスマン通風乾湿計を使用した測定の実習も行います。 |
土浦 | 30名 |
<産業保健セミナーを受講される皆様へ>
最近、産業保健セミナーの開始時間に遅刻する受講者が見受けられ、他の受講者の妨げとなっています。
つきましては、以下の事項を守っていただくようお願いします。
- 受講者は、産業保健セミナーが開始される5分前には、席に着いていただくようお願いします。
- 日本医師会認定産業医制度産業医学研修会の単位については、開始時間に遅れた場合、会場に入れないことがありますので、特に注意してください。
<産業保健セミナーの受講を申し込まれた皆様へ>
産業保健セミナーの受講を申し込まれても受講されない方が見受けられ、他の方に迷惑を及ぼしています。
つきましては、以下のようにさせていただきますので、ご了承ください。
- 欠席される場合は、必ず当総合支援センターに電話・メール等でご連絡ください。
- 欠席が目立つ方は、ご連絡をさせていただき受講をお断りする場合があります。
<認定産業医の皆様へ>
現在お持ちの生涯研修手帳(3~5年前更新時に発行された手帳)の番号と産業保健セミナーでお渡ししている日医シールの番号が若干違っています。これは平成22年度版から日医産業医制度実施要綱が改正になっているためです。番号が違っている場合は、似た項目のところに貼っていただければ手帳の更新時に茨城県医師会で確認します。
※ 先着順になりますので、お早めにお申込みください。
※ 有料駐車場をご利用の場合、参加者のご負担となりますので、ご了承ください。
できるだけ公共交通機関をご利用ください。
※ 受講のお申込みは、当総合支援センターのホームページ、FAX、メール等でお申込みください。
※ セミナーに関する講話の概要並びに主な受講対象者、日本医師会認定産業医制度の単位認定研修、講師等セミナーについての詳細はこちらをご覧下さい。
総合支援センターからのお知らせ
▼産業保健の「相談」をお待ちしています!!
当総合支援センターでは産業保健に関するあらゆるご相談に応じています。電話、FAX、メールでも結構です。(※「メール」が便利です。)費用は「無料」ですので、お気軽にご相談ください。また、「個人情報」は守られていますので、ご心配いりません。最近はメンタルヘルスに関する相談が大変増えてきました。
※相談フォームはこちらをご利用ください。
▼情報誌「産業保健21」のご利用案内
独立行政法人労働者健康福祉機構が編集・発行している情報誌「産業保健21」の配送先変更については、FAX等にてお知らせください。
「産業保健21」は、産業医、産業看護職及び衛生管理者の情報ニーズに応えた情報誌です。産業保健業務に携わっている方で、ご希望の方には無料で送付いたします。
詳しくは、こちらをご利用ください。労働者健康福祉機構本部のHPにリンクします。
コラム 水戸南町3丁目だより
▼私は今年3月まで労働基準監督官の仕事をしていたのですが、今までに、同様に労働基準監督官から当センターの副所長になった人としては、Sさん、A山さん、N口さんがおられます。
全員が(私も含め)、マラソンをしている、という共通点がありました(レベルはともかくとして)。
そういうことでしたから、センターの副所長の内示があった時、私は「マラソンをしているからセンターの副所長になれるんだな」と思いました。
最近、その人事のヒミツをある人に話したところ、「そんなはずないだろ、もっと深い事情があるんだ」と言われました。
▼ここ数年、多くの人がマラソンに取り組んでいますが、完走するのはなかなか大変なことで、WLB(ワークライフバランス)、THP(トータルヘルスプロモーションプラン)を自ら実践する必要があると思います。
次回の第128号は、平成28年6月初旬配信予定です。
編集内容等に関するご意見・お問合せなどをお寄せください。