健康管理相談
a.脳・心疾患のリスクが高い労働者への保健指導
メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪型肥満をベースとして、高血糖、高血圧、脂質異常が複数重なった状態のことです。メタボリックシンドローム自体には自覚症状はありませんが、生活習慣を改善せずに放置すると、動脈硬化を進行させてしまう為、心臓病や脳卒中、その他重症な合併症(糖尿病の場合は人工透析や失明)などの重大な病気を引き起こす原因となります。
労働安全衛生法に定められている健康診断の結果、「血中脂質検査」「血圧の検査」「血糖検査」「尿中の糖の検査」「心電図検査」の項目に異常の所見があった労働者について、医師または保健師が日常生活面での指導や健康管理に関する情報の提供などを行います。
b.メンタルヘルス不調の労働者への相談・指導
部下や同僚から心の不調について相談されたり、部下の様子がいつもと違うときには、どのように対応をすればよいでしょうか。 まずは相談に対して、時間をつくって話をきくことも大切ですが、問題解決のために必要な外部資源を活用していくことが重要です。
地域産業保健センターでは、メンタルヘルス不調を感じている労働者に対し、医師または保健師による相談・指導が受けられます。