2月のつぶやき

10年前に起こった東日本大震災を思い出しておりました。 あの時は3月のまだ寒い中でした。停電のため暖もとれず、夜はろうそくと懐中電灯で過ごし、メディアからの情報がない恐怖を感じました。私の住んでいる地域は、水道が1ヶ月復旧しなかったため、トイレや風呂にも入れないというなんとも言えないつらさも味わいました。そして車しか移動手段のない辺鄙な地域でガソリンも手に入らない怖さ‥。大げさではなく生まれて初めて生命の危機を感じました。 電気が復旧したときに、家族と両手を挙げて大喜びした光景は忘れられません。あたりまえの生活のありがたみをつくづく感じたものです。 

そして今まさに直面していることは感染症の猛威です。人にとって、自由に移動することや人と集うことは幸せの一つであると思いますが、医療の進んだ現代において、まさか目に見えないウイルスに阻まれるとは、誰も想像できなかったのではないでしょうか。 

コロナ禍での自粛生活で、出かけられなくてつらいなどと思っている場合ではないと改めて肝に銘じました。そして、ここから少しでも学ぶものがなければ、私たちは救われないと身にしみて考えさせられました。 

 

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