事務所の照度基準:労働安全衛生規則とJISどちらが優先? 照度について、労働安全衛生規則の基準とJISの基準に大きな開きがありますが、どちらの基準を優先すればよいのですか。? という問合せが寄せられます。
答えは、『労働安全衛生法が優先されます。 』です。
労働安全衛生法第3条では、『事業者は単にこの法律で定める労働災害防止のための最低基準を守るだけではなく…』とあり、JISは、標準化のための基準で使用などを禁ずるものではないからです。
【理由】
労働安全衛生規則第604条(照度)の規程は、労働者が作業を行う場所の作業面について、その明るさが不足することによる眼精疲労や視力の低下といった健康障害と共に、作業ミスや標識の見落とし、合図の不徹底などによる災害の原因を作るなど危険であることから、その作業区分に応じて最低限の照度を確保すべきことを定めたものです。
照度の基準については、旧労働安全衛生規則第195条において、精密な作業、普通の作業及び粗な作業については、それぞれ100ルクス以上、50ルクス以上及び20ルクス以上と規程されていましたが、昭和46年旧規則が制定された際、日本工業規格(JIS)等を参考に、それぞれ300ルクス以上、150ルクス以上及び70ルクス以上として改正されました。
また、JISは、日本全国を単位とした標準化のための基準ですが、JISそれ自体は、JISに適合しない製品の製造、販売、使用、JISに適合しない方法の使用などを禁ずるものではありません。
ただし、国および地方公共団体に対して、JISは強制標準に準じた性格を有している場合もあります。
事務所の照度基準(JIS Z9110)PDF版PDF

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