両立支援Q&A
両立支援に関するご質問(最近のお問い合わせから)
Q1 休職中の社員が、「リワークプログラム」に通っていますが、それは何ですか?
A リワークという言葉は、Return to work の略語で、日本語にすると「職場復帰」の意味です。
リワークプログラムは、うつ病やストレス関連疾患などで休職中の方を対象に、リハビリを行い、
症状の改善を進めるプログラムのことです。
決まった時間に施設へ通うことで、会社へ通勤することを想定した訓練となります。
仕事に近い内容のオフィスワークや軽作業、復職後にうつ病を再発しないため、疾病教育や
認知行動療法などの心理療法を盛り込んだプログラムが行われます。
参加期間:平均は約3から7か月です。
実施機関:精神科等の医療機関で実施(医療リワーク)
地域障がい者職業センター(職リハリワーク)
企業内で実施(職場リワーク)
プログラム内容:実施機関によって様々です。
グループワーク、ミーティング、内省(休職原因の振り返りなど)、心理教育、
認知行動療法・SST・アサーションなどの精神療法、軽スポーツ、筋弛緩法などの
リラクゼーション、作業療法、芸術療法など。
専門スタッフ:医師、精神保健福祉士、臨床心理士、公認心理士など
Q2 会社で病気のため休職している労働者がいます。労働者が職場復帰したいと会社へ申し出ました。どのように職場復帰の可否を判断すればよろしいですか。
A 休職中の労働者から事業者に対し、職場復帰の意思が伝えられると、事業者は労働者に対して、主治医による職場復帰が可能という判断が記された診断書の提出を求めます。診断書には就業上の配慮に関する主治医の具体的な意見を記入してもらうようにします。
あらかじめ主治医に対して職場で必要とされる業務遂行能力に関する情報を提供し、労働者の状態が就業可能であるという回復レベルに達していることを主治医の意見として提出してもらうようにするといいでしょう。
最終的には、事業者が職場復帰の決定を行います。
詳しくは以下をクリックし、心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引きをご覧ください。