いばらき産保ニュース 第100号
発行日:2014/2/3
ホームページ:https://ibarakis.johas.go.jp/
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発 行:独立行政法人 労働者健康福祉機構
茨城産業保健推進連絡事務所 所長 小松 満
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【新着情報】
・「産業保健三事業の一元化」について
・「労働安全衛生法の一部を改正する法律案要綱」の労働政策審議会への諮問について
【これから受講できるセミナー案内(無料)】
【連絡事務所からのお知らせ(お役立ち情報等)】
【メンタルヘルス対策支援センターの利用案内】
【コラム:水戸南町だより】
新着情報
「産業保健三事業の一元化」について(その2)
産業保健三事業(①産業保健推進センター事業、②地域産業保健事業、③メンタルヘルス対策支援事業)は、その効果的・効率的な実施、総合的支援の実施、支援のワンストップサービスの提供のために、三事業の統括的運営の必要性が求められ、平成26年度から産業保健三事業の一元化が図られる予定です。
産業保健三事業の実施主体としては、独立行政法人労働者健康福祉機構が担当する予定ですが、それをうけて当連絡事務所も組織改変になります。新しい組織の名称は、仮称ですが、茨城県産業保健推進総合支援センターとなる予定です。スタッフ等の具体的な内容についてあらためてお知らせいたします。
「労働安全衛生法の一部を改正する法律案要綱」の労働政策審議会への諮問について
(平成26年1月23日厚生労働省労働基準局安全衛生部 発表)
厚生労働大臣は、労働政策審議会に対して、「労働安全衛生法の一部を改正する法律案要綱」について諮問を行いました。これは、平成25年12月24日の同審議会からの建議「今後の労働安全衛生対策について」を踏まえたものです。
通常国会に労働安全衛生法改正案が提出され、メンタルヘルス対策の強化については平成28年春頃の施行を目指しています。改正する法律案要綱のポイントは、下記のとおりです。
【法律案要綱のポイント】
化学物質管理のあり方の見直し
一定の危険性・有害性が確認されている化学物質を取り扱う場合に、危険性または有害性などの調査(リスクアセスメント)を行うことを事業者に義務付けます。
メンタルヘルス対策の充実・強化
労働者の心理的な負担の程度を把握するための、医師・保健師による検査の実施を事業者に義務付けます。事業者は、検査結果を通知された労働者の申出に応じて医師による面接指導を実施し、その結果、医師の意見を聴いた上で、必要な場合には、作業の転換、労働時間の短縮など、適切な就業上の措置を講じなければならないこととします。
受動喫煙防止対策の推進
受動喫煙防止のため、全面禁煙・空間分煙その他の厚生労働省令で定める措置を講ずることを事業者の努力義務とします。 受動喫煙防止対策に取り組む事業者に対し、国が必要な援助を行います。
重大な労働災害を繰り返す企業への対応
企業単位での改善計画を作成し、改善を図るべきことを厚生労働大臣が指示する仕組みを創設します。計画作成などの指示に従わない企業に対しては、大臣が勧告し、勧告にも従わない場合には、企業名を公表することができることとします。
外国に立地する検査機関への対応
ボイラーなど特に危険性が高い機械の製造を行う場合に受けなければならないこととされている検査や検定を行う機関として、外国に立地する機関であっても登録を受けられることとします。
規制・届出の見直し
建設物または機械などの新設などを行う場合に事前の計画の届出を求めている第88条第1項を廃止するなど、規制・届出を見直します。
特に、粉じん濃度が高くなる作業に従事する際に使用が義務付けられている電動ファン付き呼吸用保護具を、型式検定・譲渡制限の対象に追加します。
参考 http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000035467.html
これから受講できるセミナー「2014年」
<産業保健セミナーを受講される皆様へ>
最近、産業保健セミナーの開始時間に遅刻する受講者が見受けられ、他の受講者の妨げとなっています。つきましては、 以下の事項を守っていただくようお願いします。
- 受講者は、産業保健セミナーが開始される5分前には、席に付いていただくようお願いします。
- 日本医師会認定産業医制度産業医学研修会の単位並びに日本産業衛生学会産業看護職継続教育単位が認められた 産業保健セミナーについては、開始時間に遅れた場合、会場に入れないことがありますので、特に注意してください。
<産業保健セミナーの受講を申し込まれた皆様へ>
産業保健セミナーの受講を申し込まれても受講されない方が見受けられ、 他の方に迷惑を及ぼしています。つきましては、以下のようにさせていただきますので、 ご了承ください。
- 欠席される場合は、必ず当センターに電話・メール等でご連絡ください。
- 欠席が目立つ方は、ご連絡をさせていただき受講をお断りする場合があります。
<認定産業医の皆様へ>
現在お持ちの生涯研修手帳(3~5年前更新時に発行された手帳)の番号と 産業保健セミナーでお渡ししている日医シールの番号が若干違っています。 これは平成22年度版から日医産業医制度実施要綱が改正になっているためです。 番号が違っている場合は、似た項目のところに貼っていただければ手帳の更新時に 茨城県医師会で確認するそうです。
※先着順になりますので、お早めにお申込みください。
※有料駐車場については参加者のご負担となりますので、ご了承ください。できるだけ公共交通機関をご利用ください。
※ 受講のお申込みは、当センターのホームページ、FAX、メール等でお申込みください。
<平成26年2月分>
- 2月3日(月)午後2時40分~午後4時 住友生命水戸ビル11階会議室 10名
「メンタルヘルス・ケースカンファレンス」
講師:山村 邦男 先生(産業保健相談員、山村医院院長) - 2月5日(水)午後2時~午後4時 住友生命水戸ビル11階会議室 30名
「職場におけるメンタルヘルス対策」
講師:早川 幸子 先生(産業保健相談員、シニア産業保健カウンセラー)
※産業看護職実力アップ 単位認定 - 2月13日(木)午後2時~午後4時 住友生命水戸ビル11階会議室 30名
「産業医ができる作業環境測定~簡易測定器具の取扱いと評価方法」
講師:武田 繁夫 先生(産業保健相談員、中央労働災害防止協会技術支援部専門役、
元三菱化学(株)人事部健康支援センター)
※日医認定(生涯・専門)単位認定
※産業看護職実力アップ 単位認定 - 2月20日(木)午後2時~午後4時 住友生命水戸ビル11階会議室 50名
「職場におけるセクハラ・パワハラ対策~現状・課題と対策~」
講師:皆川 雅彦 先生((財)21世紀職業財団セクシュアルハラスメント・パワーハラスメント防止コンサルタント、
特定社会保険労務士)
※産業看護職実力アップ 単位認定 - 2月25日(火)午後7時~午後9時 茨城県県西生涯学習センター研修室 50名
「事業場における発達障害者への対応について」
講師:野口 昇子 先生(茨城県発達障害者支援センター就労支援担当)
※日医認定(生涯・専門)単位認定
<平成26年3月分>
- 3月11日(火)午後6時~午後8時 住友生命水戸ビル11階会議室 30名
「平成26年度の労働衛生行政について」
講師:加藤 賢一 先生(茨城労働局労働基準部健康安全課 地方労働専門官)
※日医認定(生涯・更新)単位認定
※産業看護職実力アップ 単位認定
セミナーについての詳細はこちらをご覧下さい。↓
https://ibarakis.johas.go.jp/archives/category/seminar/s_sanpo
<セミナー会場案内>
- 住友生命水戸ビル会議室(水戸市南町3-4-10住友生命水戸ビル11階)
https://ibarakis.johas.go.jp/information/access#map - 土浦市勤労者総合福祉センター「ワークヒル土浦」(土浦市木田余東台4-1-1)
http://business4.plala.or.jp/workhill/access.html - 茨城県県西生涯学習センター(筑西市野殿1371)
http://www.kensei.gakusyu.ibk.ed.jp/sisetu.html
【注意】
「日医認定」とあるのは、日本医師会認定産業医制度の単位認定研修です。
平成22年4月からは当推進センターでは「生涯研修」のみの実施となりましたのでご注意ください。
「実力アップ」とあるのは、日本産業衛生学会産業看護職継続教育実力アップコース認定です。
申請中、又は申請予定も含みます。また、「予定」とあるのは、変更されることがあります。
連絡事務所からのお知らせ(お役立ち情報等)
近隣の地域別最低賃金の改正について
都/県 | 時間額 | 発効日 |
茨城県最低賃金 | 713円 | 平成25年10月20日 |
栃木県最低賃金 | 718円 | 平成25年10月19日 |
群馬県最低賃金 | 707円 | 平成25年10月13日 |
埼玉県最低賃金 | 785円 | 平成25年10月20日 |
千葉県最低賃金 | 777円 | 平成25年10月18日 |
神奈川県最低賃金 | 868円 | 平成25年10月20日 |
東京都最低賃金 | 869円 | 平成25年10月19日 |
福島県最低賃金 | 675円 | 平成25年10月6日 |
アルバイト、パートタイマーなどすべての労働者に適用されますのでご留意ください。
詳細は、茨城労働局労働基準部賃金室までお問い合わせください。
腰痛予防対策指針の「腰痛予防のためのストレッチング」を紹介しています
- 事務作業スペースでのストレッチング
- 介護・看護作業でのストレッチング
- 車両運転等の作業でのストレッチング
- 腰痛健康診断問診票(例)
- 介護作業者の腰痛予防対策チェックリストが見られます。ご活用ください。
産業保健の「相談」お待ちしています!!
当センターでは産業保健に関するあらゆるご相談に応じています。電話、FAX、メールでも結構です。(※「メール」が便利です。)
費用は「無料」ですので、お気軽にご相談ください。
また、「個人情報」は守られています。ご心配いりません。最近はメンタルヘルスに関する相談が大変増えてきました。
※相談フォームは↓
https://ibarakis.johas.go.jp/inquiry
情報誌「産業保健21」のご案内
独立行政法人労働者健康福祉機構が編集・発行している「産業保健21」は、産業医、産業看護職及び衛生管理者の情報ニーズに応えた情報誌です。是非読んでください。
詳しくは↓
https://www.johas.go.jp/yobo/mental/tabid/128/Default.aspx
メンタルヘルス対策支援センターの利用案内
* まずは、お気軽にお問い合わせください。
電話: 029-300-6030
電子メール: こちらをご利用ください。
「何から始めたらいいのか、分からない」という場合でも大丈夫です。
事業場における心の健康づくりの始まりは、社内に共通の認識を持つ方を増やすことからです。担当者様だけでは仕組み作りはできません。また、形だけでなく、動く仕組みにしていくことが大切です。下記の各支援はすべて無料です。
平成25年度のメンタルヘルス対策支援事業は
- 「職場復帰支援プログラム」の作り方
→ すでに作成してあり、見直しの場合でもご相談が可能です。
まだ、形が無い場合でも、それぞれの事業場の現状をお聴きし、作成支援のための訪問をいたします。 - 管理監督者への研修
→ 少人数でも実施可能です。安全衛生委員会開催時の研修も可能です。
研修を実施することで、メンタルヘルスへの認識が深まります。
具体的な支援につきましては、電話にて状況を簡単にお尋ねした上で、県内10名のメンタルヘルス対策促進員(産業カウンセラー、社会保険労務士等専門家)が事業場を個別訪問します。
(※申込書はこちらをご利用ください。)
支援要望の申込みについては、当連絡事務所のホームページもご利用ください。 - 電話:029-300-1221 ファックス:029-227-1335
- メール:https://ibarakis.johas.go.jp/inquiry
- ホームページ:https://ibarakis.johas.go.jp/mental
- お申込書は:https://ibarakis.johas.go.jp/wp/wp-content/uploads/2018/03/confer.docx
メンタルヘルス窓口相談については、次のとおり常時受け付けていますので、ご利用ください。(それぞれ無料です。)
<相談窓口>
- 「働く人のこころの健康相談室」≪予約制≫ ※週1回金曜日になります。
働く人がストレスからこころの健康を守り、よりよい生活を送っていただくための心の健康対策として、「働く人のこころの健康相談室」を開設しています。面談又は電話により、無料で、労働者及びそのご家族の方々からのご相談に応じます。
カウンセラー等の専門家が相談に応じます。
対応日時:金曜日 午後1時~午後5時(要予約)(祝日・年末年始等は除く)
電 話:029-300-1221(土・日・祝日を除く)
ファックス:029-227-1335
メール:こちらをご利用ください。
※メール、ファックスによる相談は24時間受付しています。 - 産業保健スタッフ・労務管理担当者のためのスーパービジョン
職場のメンタルヘルス対策の担い手である産業保健スタッフ・労務管理担当者・管理監督者のためのスーパービジョン(※個別の相談です。)を行っています。事業場での個別の事例への対応やメンタルヘルス体制づくり、職場復帰プログラム作成などについて実践的に分かりやすく指導します。
スーパーバイザー 河島美枝子先生、永原伸彦先生
(メンタルヘルス担当産業保健相談員)
対応日時 平成26年2月5日(水)、19日(水)、27日(木)
午後1時~午後5時(要予約)※申込書は添付してあります。
電 話:029-300-1221(土・日・祝日を除く)
ファックス:029-227-1335
メール:こちらをご利用ください。
働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」のご案内
働く方、ご家族の方、事業者・上司・同僚の方、産業医等支援する方などが活用できるたくさんの情報が 閲覧できます。
専門の相談機関、医療機関の名簿とか事例紹介など役立つ情報がたくさんあります。
※詳しくはメンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」をご利用ください。
コラム水戸南町だより
▼当連絡事務所の愛称を『いばらきさんぽ』としますので、電話での応対も「『いばらきさんぽ』です。」と応対しますのでよろしくお願いします。
▼1月26日の勝田全国マラソンには、過去最高の2万人が出場、そのうち1万3千人がフルマラソンと10キロ走よりフルマラソンに多くのランナーが走っています。この傾向は、どの大会でも同じようで、10キロからハーフマラソン大会に切り替えた笠間マラソンも出場者が増えていました。出場者は、リピーターが多く、また、各大会に重複して出場していることも多く、マラソン愛好家が急に大幅に増大したとも言い切れません。それでも、挑戦者が増えていることには間違いありません。「平均寿命」でなく、「健康寿命」が重要視される時代において、元気な人がたくさん生まれることは喜ばしいことです。
▼健康診断結果において、数値が標準値内に入っていることは、健康であることの目安となりますが、“生きがい”をもって、“元気”でないと、本当の意味での健康とは言えないかと思います。先日の田中厚子相談員の産業保健セミナー「健康寿命の延伸のために~職場において私たちがすべきこと、できること、運動器のケア~」において、先生のセミナーの最後のまとめの言葉を紹介します。
自分が好きなこと、自分がしたいことは何なのか、何故健康になりたいのか、健康をも とに何がしたいのか、私たち一人ひとりが問われています。
健康は目的ではなく、道具であるとの考え方が大事と感じています。
身体的にも精神的にも社会的にもアクティブでいること、自分が好きなことを好きなように行ってアクティブに暮らすこと、そして自分を愉しむことこそ健康寿命を延伸することと思います。
▼田中先生からは、ロコモ度チェックとして、①片足立ち上がりテスト、②ツーステップテストを紹介いただきました。
その他、握力での年齢チェックもあります。興味のある方は、当事務所までお問い合わせください。
▼メールマガジンをご購読している皆様方へ
皆様から情報が寄せられれば、その情報を載せたいと思っています。情報を寄せていただくようお願します。また、記載した内容についての批判等も寄せていただければ幸いです。
今後も皆様方のお役に立つ、メールマガジンを作成していきたいと思いますので、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
次回のメールマガジン(第101号)は、3月初旬配信予定です。
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