いばらき産保ニュース第117号

発行日:2015年7月1日

ホームページ:http://ibarakis.johas.go.jp/
発 行:独立行政法人 労働者健康福祉機構
茨城産業保健総合支援センター 所長 小松 満


【新着情報】

【これから受講できるセミナー案内(無料)7月~8月開催セミナー】

【総合支援センターからのお知らせ】

【コラム:水戸南町3丁目だより】

新着情報

▼ストレスチェック制度実施者・実施事務従事者向け研修会」を開催します 
  (セミナーテーマ : 改正労働安全衛生法に基づく ストレスチェック制度について)

改正労働安全衛生法に基づくストレスチェック制度の実施については、事業者はもちろん実施者及び実施事務従事者の役割が重要です。 
このため『改正労働安全衛生法に基づくストレスチェック制度実施マニュアル』による実施者及び実施事務従事者のための研修会を開催いたしますので、参加をご希望される方は、当総合支援センターのホームページからお申込み下さい。 
(参加費は無料です。)
※各会場には定員がありますのでお申込みは先着順とさせていただきますが、 希望者多数の場合、一会場において、一事業場3名までとさせていただきます。

≪研修会の開催日時及び会場≫

開催日時 会場 所在地 定員
8月25日(火) 
PM2:00~PM4:30
鹿行生涯学習センター (レイクエコー) 行方市宇崎1389 100名
9月15日(火) 
PM1:30~PM4:00
県西生涯学習センター 筑西市野殿1371 80名
10月9日(金)
PM1:30~PM4:00
常総市生涯学習センター 常総市水海道天満町4684 100名
10月22日(木) 
PM1:30~PM4:00
茨城労働基準協会連合会 中央安全衛生教育センター 水戸市渋井町字堺橋263-1 100名
10月29日(木) 
PM1:30~PM4:00
ワークヒル土浦 土浦市 木田余東台4-1-1 80名

 

▼「電離放射線障害防止規則の一部を改正する省令案」が示されました

「電離放射線障害防止規則の一部を改正する省令案要綱」について労働政策審議会から妥当との答申があり、厚生労働省はこの答申を踏まえ、今後、放射線審議会に対する諮問を行うとともに、同審議会の答申を踏まえた省令等の改正作業を進めます。 
≪平成27年8月公布、平成28年4月1日施行予定≫
内容の一部を紹介します。 
◎特例緊急被ばく限度の設定について

  • 厚生労働大臣は、緊急作業に係る事故の状況などを勘案し、100mSv(ミリシーベルト)の被ばく限度によることが困難であると認めるときは、250mSvを超えない範囲内で、被ばく限度(特例緊急被ばく限度)を別に定め、またはこれを変更することができる。
  • 原子力緊急事態またはそれに至るおそれの高い事態が発生した場合は、厚生労働大臣は、直ちに250mSvを特例緊急被ばく限度として定める。   …など。

クリックこちらをご覧下さい (厚生労働省のHPにリンクします)

 

▼「平成26年度 石綿による疾病に関する労災保険給付などの請求・決定状況まとめ(速報値)」が公表されました

平成26年度分の取りまとめの結果、労災保険給付の請求件数は1,095件(石綿肺を除く)で、支給決定件数は1,002件(同)と、前年度とほぼ同水準でした。

クリックこちら (厚生労働省のHPにリンクします)

 

▼平成26年度「過労死等の労災補償状況」が公表されました

平成26年度分の取りまとめの結果、精神障害の労災請求件数は1,456件、支給決定件数は497件で、ともに過去最多となっています。

クリックこちらをご覧下さい (厚生労働省のHPにリンクします)

これから受講できるセミナー案内(無料)<平成27年7月分~8月分>

<開催会場案内>
 水戸:住友生命水戸ビル会議室(水戸市南町3-4-10住友生命水戸ビル11階) 
 土浦:ワークヒル土浦(土浦市木田余東台4-1-1)<ワークヒル土浦のHPにリンクします。>
 鹿嶋:鹿嶋勤労文化会館(鹿嶋市宮中325-1)<鹿島勤労文化会館のHPにリンクします。> 
 日立:日立地区産業支援センター(日立市西成沢町2-20-1)<日立地区産業支援センターのHPにリンクします。>
 医師会:茨城県医師会(水戸市笠原町489)<茨城県医師会のHPにリンクします。> 

開催日時 テ ー マ / 講 師 開催会場 定員
7月3日(金)
18:30-20:30
職場におけるメンタルヘルス対策 ~産業医と精神科医の連携について~
講師:友常 祐介  先生 
産業保健相談員、元筑波大学医学医療系産業精神医学・宇宙医学グループ助教
【 概 要 】心の健康問題を抱えた労働者への対応は、事例性に対しては人事労務や産業保健スタッフが対応し、疾病性に対しては精神科主治医が対応しますが、必要に応じて双方が連携することが望ましいとされています。 
この連携は、医師同士の情報交換といった形式をとることが一般的ですが、産業医、精神科医は同じ医師であっても立場が異なるため、どのように連携すればよいか双方が手探りの状況ではないでしょうか。 
本セミナーでは、精神科医をゲストに招き、産業医、精神科医双方の立場から職場のメンタルヘルス問題をどう捉えるべきか議論します。
土浦 30名
7月7日(火)
13:30-15:30
平成27年度における労働安全衛生行政の運営について 
~職業性疾病の予防対策からメンタルヘルス対策まで~
講師:工藤 好央  先生 
(茨城労働局労働基準部健康安全課長) 【 概 要 】平成27年度の茨城労働局における重点行政施策は、災害多発業種(製造業(食料品)、運送業、商業及び社会福祉施設等)における労働災害防止対策を主としています。 
また、健康確保対策としては、定期健診の有所見率改善対策、過重労働対策、メンタルヘルス対策、職場での受動喫煙防止対策、化学物質管理対策等職業性疾病対策、腰痛・熱中症対策等を推進します。 
本セミナーでは、重要度が更に増している労働衛生行政の現状と取組むべき課題、その方向性について解説をします。
土浦 30名
7月10日(金)
14:00-16:00
事業場における発達障害者への対応について
講師:野口 昇子 先生 
茨城県発達障害者支援センター就労支援担当
【 概 要 】発達障害は、自閉症やアスペルガー症候群、注意欠如・多動性障害(ADHD)、学習障害、チック障害など様々です。 この発達障害を正しく理解することで、就労上見えてくる特性を踏まえて、事業場における対応を具体的事例により解説します。講師は、茨城県発達障害者支援センター職員です。
水戸 30名
7月15日(水)
18:00-20:00
過重労働と医師による面接指導
講師:小林 敏郎 先生 
産業保健相談員、小林医院院長、前茨城産業保健推進センター所長
【 概 要 】働き方の多様化が進む中で、長時間労働に伴う健康障害の増加による問題が深刻化しています。精神障害の認定基準でも、極度の長時間労働がうつ病等の原因になると記載されています。 
健康診断実施後の産業医の職務は重要であり、保健指導は、「健康診断結果に基づき事業者が講ずべき措置に関する指針」に基づき実施されています。 
本セミナーでは、過重労働が身体に与える影響と、医師として有所見のある労働者に対して、どのように保健指導を行えば良いか、分かり易く解説します。
水戸 30名
7月22日(水)
13:30-15:30
定期健康診断の事後措置 ~自社の現状確認と今後の展開~
講師:起 由美  先生 
産業保健相談員、日立製作所日立健康管理センタ保健師
【 概 要 】定期健康診断有所見者は年々増加し、監督署からも改善に向けた取組みが指示されています。事後措置は自社ではどこまで展開できているのか、誰を対象に、今後どんな展開ができるかを担当者の皆さんと一緒に考えてみましょう。
土浦 30名
7月28日(火)
18:00-20:00
労災補償制度について
講師:麦倉 洋之 先生 
茨城労働局労働基準部労災補償課労災補償課長
【 概 要 】 労災保険は、業務上の事由又は通勤による労働者の負傷・疾病・障害又は死亡に対して労働者やその遺族のために、必要な保険給付を行う制度です。 
業務上疾病と認められるためには、労働者が労働契約に基づいて事業主の支配下にある状態「業務遂行性」と、その疾病に「業務起因性」が成立しなければなりません。
水戸 30名
8月19日(水)
18:30-20:30
過労死等の脳・心臓疾患に係る労災認定のしくみ
講師:麦倉 洋之 先生
茨城労働局労働基準部労災補償課労災補償課長
【 概 要 】脳・心臓疾患は、その発症の基礎となる動脈硬化、動脈瘤などの血管病変等が、主に加齢・食生活・生活環境等の日常生活による諸要因や遺伝等による要因により形成され、それが徐々に進行及び増悪して、ある時突然に発症するものです。
しかし、仕事が特に過重であったために血管病変等が著しく増悪し、その結果、脳・心臓疾患が発症することがありますが、このような場合には、仕事がその発症にあたって、相対的に有力な原因になったものとして、労災補償の対象になります。
本セミナーでは、脳・心臓疾患の認定基準の制定の経緯から内容、運用の実際・留意点、具体的な業務上外の事例について解説します。
土浦 30名
8月21日(金)
18:00-20:00
産業保健と障害者職業センターの接点
講師:三浦 信子 先生
茨城障害者職業センター上席障害者職業カウンセラー
【 概 要 】茨城障害者職業センターは「障害者の雇用の促進等に関する法律」に基づき、障害者・事業主・関係機関を対象に、障害者の雇用推進・雇用継続・職場復帰に係るサービスを展開しています。
本セミナーでは、ジョブコーチ支援・リワーク支援を中心に障害者職業センター業務について事例に基づき説明し、事業場における活用的な方法について学びます。
水戸 30名
8月25日(火)
14:00-16:30
改正労働安全衛生法に基づく ストレスチェック制度について
講師:中谷 敦 先生
産業保健相談員、(株)日立製作所水戸健康管理センタ長、産業医
【 概 要 】「ストレスチェック制度」の具体的な内容や運用方法をまとめた「改正労働安全衛生法に基づく ストレスチェック制度実施マニュアル」公表されました。
本セミナーでは、実施者や実施事務従事者に対して、ストレスチェック制度に関する知識やストレスチェックの実施方法・面接指導等の留意点、ストレスチェック制度に関する不利益取り扱い及び情報管理等について解説します。
レイクエコー
(鹿行生涯学習センター)
100名


<産業保健セミナーを受講される皆様へ> 

 最近、産業保健セミナーの開始時間に遅刻する受講者が見受けられ、他の受講者の妨げとなっています。
 つきましては、以下の事項を守っていただくようお願いします。

  1. 受講者は、産業保健セミナーが開始される5分前には、席に着いていただくようお願いします。
  2. 日本医師会認定産業医制度産業医学研修会の単位については、開始時間に遅れた場合、会場に入れないことがありますので、特に注意してください。

<産業保健セミナーの受講を申し込まれた皆様へ>
 産業保健セミナーの受講を申し込まれても受講されない方が見受けられ、他の方に迷惑を及ぼしています。
 つきましては、以下のようにさせていただきますので、ご了承ください。

  1. 欠席される場合は、必ず当総合支援センターに電話・メール等でご連絡ください。
  2. 欠席が目立つ方は、ご連絡をさせていただき受講をお断りする場合があります。

<認定産業医の皆様へ> 
 現在お持ちの生涯研修手帳(3~5年前更新時に発行された手帳)の番号と産業保健セミナーでお渡ししている日医シールの番号が若干違っています。これは平成22年度版から日医産業医制度実施要綱が改正になっているためです。番号が違っている場合は、似た項目のところに貼っていただければ手帳の更新時に茨城県医師会で確認します。

※ 先着順になりますので、お早めにお申込みください。

※ 有料駐車場をご利用の場合、参加者のご負担となりますので、ご了承ください。
    できるだけ公共交通機関をご利用ください。

※ 受講のお申込みは、当総合支援センターのホームページ、FAX、メール等でお申込みください。

※ セミナーに関する講話の概要並びに主な受講対象者、日本医師会認定産業医制度の単位認定研修、講師等セミナーについての詳細はこちらをご覧下さい。

総合支援センターからのお知らせ

▼「みんなの食育アカデミー」 開催のお知らせ

茨城県栄養士会では、2014年度県内約40か所、2,500人を対象に実施し、好評をいただいた「みんなの食育アカデミー」を2015年度も開催致します。

開催期間 : 2015年4月1日 ~2015年12月10日

茨城県栄養士会所属の管理栄養士または栄養士が講師を務め、「食事があなたの未来を変える」と題した講話が中心の食育教室です。
BMIやバランスの良い食事内容、日本人の長寿を支えてきた「和食」や「大豆」をクローズアップし、生活習慣病予防の一環として自身の食生活をふり返ります。

企業内や地域での啓発にぜひご活用下さい。

講師への謝金・交通費等は無料ですので、お気軽にお申し込み下さい。

詳しくは、こちらのリーフレットPDFをご覧下さい。

【お問い合わせ先】

茨城県栄養ケア・ステーション 電話:029-228-1089

▼産業保健の「相談」をお待ちしています!! 
 当総合支援センターでは産業保健に関するあらゆるご相談に応じています。電話、FAX、メールでも結構です。(※「メール」が便利です。)費用は「無料」ですので、お気軽にご相談ください。また、「個人情報」は守られていますので、ご心配いりません。最近はメンタルヘルスに関する相談が大変増えてきました。

※相談フォームはこちらをご利用ください。

情報誌「産業保健21」のご利用案内
独立行政法人労働者健康福祉機構が編集・発行している情報誌「産業保健21」の配送先変更については、FAX等にてお知らせください。 
「産業保健21」は、産業医、産業看護職及び衛生管理者の情報ニーズに応えた情報誌です。産業保健業務に携わっている方で、ご希望の方には無料で送付いたします。

詳しくは、こちらをご利用ください。労働者健康福祉機構本部のHPにリンクします。

コラム 水戸南町3丁目だより

▼父の日について、感じたことがありました。6月第3日曜日です。 
テレビをみていると、母の日と父の日の贈り物調査を実施した結果について、アナウンスされていました。 母の日に贈り物をした人、89%。父の日に贈り物をした人、11%。
これに付け加えて、父の日に贈り物はしない、と回答した人が多かった…でした。
(このコメントに皆さん、どう思われますか?)

▼最近の幼稚園では、父の日に折り紙などでのプレゼントを作らないところが多くなっているそうです。 
家庭の事情で、子供たちに寂しさを与えたくない…等の理由があると聞いています。 
それでもある幼稚園では、親と子の絆を大切にする心を身につけさせるために、父親の似顔絵ではなく、自分の写真を貼った贈り物を作らせている…とか。(心優しい人に育って欲しいですね。)

▼そんな親と子の付き合いについて、第3土曜日には息子と二人でバイクツーリングに行ってきました。(宇都宮餃子を食べに行って来ただけですけど…) 
前日は雨が降っていたので、無理して帰ってこなくても良いと連絡したのですが、ワイフの話では、お父さんが楽しみに…帰る。 と、言っていたそうです。
いつまでも子供だと思っていましたが、気がつかぬうちに大人になっているんですね。(楽しい一日でした。)

▼私の第3日曜日は予想以上の野菜の苗を頂いたので、午後から雨降る中、植え付けをしておりました。 
なぜって? 来週末は自宅謹慎が解けるので、遊びに行く都合があるのです。 
でも、楽しい一日でした。嫁に行った長女、兵庫の大学に行っている二女、千葉の…息子と楽しく食事が出来たことです。 それぞれがこの日に併せて家に帰ってきてくれて、家族全員で食事が出来るなんて、思ってもみませんでした。 
子供たちの優しさと、ワイフの心遣いに感謝した一日でした。

▼余談:父の日、6月第3日曜日 
アメリカ・ワシントン州スポケーン、1910年6月19日に「母の日のように父に感謝する日を」と牧師協会への嘆願から始まる。
1916年、アメリカ合衆国第28代大統領がこの町を訪れ、父の日の演説を行い、これにより父の日が認知される。(今から100年前のことです。) 
1966年、アメリカ合衆国第36代大統領は、父の日を称賛する大統領告示を発し、6月の第3日曜日を父の日に定め、アメリカでは正式に国の記念日として制定された、50年の歴史があるんですね。

次回の第118号は、平成27年8月初旬配信予定です。

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