いばらき産保ニュース第135号

発行日:2017年1月5日

ホームページ:http://ibarakis.johas.go.jp/
発 行:独立行政法人 労働者健康福祉機構
茨城産業保健総合支援センター 所長 小松 満


【新着情報】

  1. MOCAに関する特定化学物質障害予防規則の改正予定について
  2. オルト-トルイジンに係る健康診断について

【お知らせ】

  1. 膀胱がんとオルト-トルイジンのばく露に関する医学的知見が公表されました(厚生労働省)
  2. 鹿島神栖産業保健研修会のお知らせ(鹿島医師会)
  3. 簡易リスクアセスメント手法セミナーのお知らせ(厚生労働省委託事業)
  4. 特別休暇制度の好事例を集めた事例集
    「社員と会社が元気になる休暇制度 導入事例2016」を作成しました
    (厚生労働省委託事業)
  5. 「産業医制度の在り方に関する検討会報告書」が取りまとめられました
    (厚生労働省)
  6. 「働く人に安全で安心な店舗・施設づくり推進運動」を初めて実施します
    (厚生労働省労働基準局安全衛生部)
  7. 日本医師会認定産業医制度産業医学研修会における受講者の本人確認について

【労働衛生専門職より】

【コラム:水戸南町3丁目だより】

新着情報

◆ 3・3’-ジクロロ-4・4’-ジアミノジフェニルメタン」(MOCA)に関して特定化学物質障害予防規則の改正(特殊健康診断の項目の追加)が予定されています
(平成29年2月上旬公布予定、平成29年4月1日施行予定)↓
詳しいことは、パブリックコメント中の改正概要をご覧ください。
 (パブリックコメントにリンクします)

◆ オルト-トルイジンの政省令改正について
施行通達が発出されています。各健診項目の説明に加えて、医師判断の考え方(誰が判断するのか、何を判断材料とするか)について記載されています。

パブリックコメントでは、健康診断関係の質問・意見が多数あり、それぞれについて厚生労働省が回答しています。

【お知らせ】

  • 膀胱がんとオルト-トルイジンのばく露に関する医学的知見が公表されました
    膀胱がんとオルト-トルイジンのばく露に関する医学的知見が公表
  • 鹿島神栖産業保健研修会のお知らせ(鹿島医師会)
    鹿島神栖産業保健研修会のお知らせ(鹿島医師会)
  • 簡易リスクアセスメント手法セミナーが開催されます
    労働安全衛生法の改正とリスクアセスメント手法の概要について簡単に解説をするとともに、検知管を用いて簡易にリスクアセスメントを実施する方法について解説します。簡易リスクアセスメント手法セミナーが開催されます
  • 厚生労働省(委託事業)では、特別休暇制度の好事例を集めた事例集「社員と会社が元気になる休暇制度 導入事例2016」を作成しました
    本事例集については、働き方・休み方改善ポータルサイト「参考資料」に掲載予定です。
  • 「産業医制度の在り方に関する検討会報告書」が取りまとめられました
    産業医制度の在り方に関する検討会報告書
  • 「働く人に安全で安心な店舗・施設づくり推進運動」を初めて実施します
    (厚生労働省労働基準局安全衛生部)
    「働く人に安全で安心な店舗・施設づくり推進運動」を初めて実施
  • 日本医師会認定産業医制度産業医学研修会における受講者の本人確認について
    平成29年4月より、茨城産業保健総合支援センターが茨城県医師会と共催する標記の研修について、研修受講者が本人であることを確認する手続きをとることになりましたので、研修会当日、受付時に本人確認書類(氏名の記載があり、写真付のもの)を提示してください。
  • 「産業保健21」の送付について
    情報誌『産業保健21』は、産業医をはじめ、保健師・看護師、労務担当者等の労働者の健康確保に携わっている皆様方に、産業保健情報を提供することを目的として、独立行政法人 労働者健康安全機構が発行しています。当センターより無料で送付しますので、当センターホームページよりお申込み下さい。
    バックナンバーの送付をご希望の方も、当センターホームページよりお申込みください。
    『産業保健21』サンプル(労働者安全機構のサイトにリンクします。)
    申込みは、こちらからどうぞ!

    • 「産業保健21」送付希望とご記入下さい。
    • 事業場と異なる場所への送付をご希望の際は、○○へ送付希望とご記入ください。

これから受講できるセミナー案内(無料)<平成28年9月29日~11月分>

<開催会場案内>
 水戸:水戸FFセンタービル会議室11階(旧、住友生命水戸ビル)
    (水戸市南町3-4-10 水戸FFセンタービル 11階)
 土浦:ワークヒル土浦(土浦市木田余東台4-1-1)
    <ワークヒル土浦のHPにリンクします。>
 鹿嶋:鹿嶋勤労文化会館(鹿嶋市宮中325-1)
    <鹿島勤労文化会館のHPにリンクします。> 
 日立:日立地区産業支援センター(日立市西成沢町2-20-1)
    <日立地区産業支援センターのHPにリンクします。>
 医師会:茨城県医師会(水戸市笠原町489)
     <茨城県医師会のHPにリンクします。> 
 労基協:茨城労働基準協会連合会中央安全衛生教育センター 
   (水戸市渋井町字堺橋263-1)<茨城労働基準協会連合会のHPにリンク>

開催日時 テ ー マ / 講 師 開催会場 定員
1月18日(水)
13:30-15:30
「ハラスメントに係る法的トラブルの現状」
講師:倉部 菜々 先生(法テラス茨城法律事務所弁護士)
【概要】セクハラやパワハラに遭うと、被害者は肉体的・精神的に深刻なダメージを受け る恐れがあり、最悪の場合は自殺につながる可能性も指摘されています。
被害者が裁判に 訴えれば、上司や企業は刑事、民事両面で法的責任を追及される可能性があります。 上司が部下の人格攻撃をすれば名誉棄損や侮辱罪、退職勧奨を繰り返せば脅迫や強要罪、 執拗な叱責で被害者が肉体的、精神的苦痛を訴えれば過失傷害罪に問われた上、民法の不 法行為や債務不履行によって損害賠償を命じられる可能性もあり、そうなると、裁判にか かる労力は相当な上、仮に無罪となってもこのような裁判を起こされること自体、企業に とってさまざまな面で不利益となり、大きな経営リスクとなります。
本セミナーでは、ハラスメントによるトラブルの現状について学びます。
土浦 30名
1月18日(水)
18:00-20:00
「復職:メンタルヘルス不調者事例検討」
講師:中谷 敦 先生
(産業保健相談員、(株)日立製作所水戸健康管理センタ長、産業医)
【概要】メンタルヘルス不全の職場復職にあたっては、産業医が注意しなければならない ことがいくつかあります。復職する本人に対してはもちろんですが、主治医との連携、受 け入れる職場の教育、会社の制度などです。 セミナーでは事例を元に、それぞれのポイントをお話したいと思います。
水戸 30名
1月23日(月)
14:00-16:00
「定期健康診断の事後措置~自社の現状確認と今後の展開~」
講師:起 由美 先生(産業保健相談員、(株)日立製作所日立健康管理センタ保健師)
【概要】定期健康診断有所見者は、平成8年に健康診断事後措置が法に規定された当時の 3割をはるかに超え、現在5割に達しています。
事後措置は自社ではどこまで展開できてい るのか、誰を対象に、今後どんな展開ができるかを一緒に考えてみましょう。
水戸 30名
1月23日(月)
18:00-20:00
「初心者でも分かる化学物質のリスクアセスメント」
講師:岩崎 芳明 先生(産業保健相談員、筑波労働コンサルタント事務所長、元(株)三菱化学アナリテック分析事業部環境分析センター長)
【概要】11月14日と同じ
水戸 30名
1月24日(火)
13:30-15:30
「労働安全衛生マネジメントシステムの導入のポイント
   ~リスクアセスメントの導入効果と実施上の問題点~」
講師:甲斐 洋 先生(甲斐安全コンサルタント事務所長、元原子燃料工業(株)顧問、労働安全コンサルタント、工学博士)
【概要】リスクアセスメント(以下、RAという。)の調査結果(平成25年~平成27年 )では、茨城県内の製造業におけるRA導入率は75%、全産業では57%となっていま す。
RA導入事業場の度数率は、未導入事業場の度数率より低くRAの導入効果が認めら れる一方、RA導入済み事業場における死傷災害発生率は製造業で60%、全産業で39%と なっており、RA導入済事業場においても死傷災害が多く発生しています。
本セミナーでは、茨城労働局の調査結果より、RA導入済事業場の実施状況や安全衛生管 理状況における問題点について整理した結果を中心に解説します。
土浦 30名
1月25日(水)
18:00-20:00

<定員超過のため受付終了>

「産業保健における連携のあり方 -関係性とシステムの視点から-」
講師:大井 雄一 先生
(産業保健相談員、筑波大学医学医療系助教、労働衛生コンサルタント)
【概要】産業保健活動においては、主治医-産業医の連携や、健康管理部門-人事労務部門 の連携など、垣根を超えた様々な連携体制が重要となります。
本セミナーでは、他者との「関係性」の視点から、家族療法の理論である「システムズ アプローチ」を用い、事例も交えながら、産業保健における連携のあり方について、理解 しやすくご説明します。
土浦 15名
2月2日(木)
18:30-20:30
「放射線と健康診断」
講師:大原潔先生
 (産業保健相談員、総合病院土浦協同病院放射線科顧問)
【概要】健康診断では、負担が少ない検査が行われ、結果も定性的・定量的であることが多く、異常を診断しやすい。しかし、X線検査では被ばくを伴う上に、まず異常の有無を読影する必要があります。
医療被ばくは、職業被ばくや公衆被ばくと異なり、意図的に放射線を人体に照射したり、放射性物質を身体内に投与したりしますが、医療被ばくに伴う放射線の影響に比べてはるかに大きな利益、たとえば病気の発見、症状の判断など利益をうけることがはっきりしているからです。
X線検査による医療被ばくを中心に健康診断の功罪について解説します。
土浦 30名
2月7日(火)
18:30-20:30
「プライマリケア・産業保健のためのアルコール健康障害対応」
講師:鈴木瞬先生(豊後荘病院精神科医師、アルコール病棟長)
【概要】産業保健の現場においてアルコール健康障害(以下、障害)ならびに関連問題は喫緊の課題として認識されている。また、平成25年12月に、アルコール健康障害対策基本法が制定された。
同法第八条では、医師および医療関係者は、国及び地方公共団体が実施するアルコール健康障害対策に協力し、アルコール健康障害の発生、進行及び再発の防止に寄与する よう努めるとともに、アルコール健康障害に係る良質かつ適切な医療を行うよう努めなければならないと定められている。その一方で、そのための具体的な方略については必ずしも周知されているとはいえない現状である。
そのため、ここではプライマリケア領域や産業保健領域で活用できる、実践的な介入方略(ブリーフ・インターベンション)について小演習も交えながら講義したい。
土浦 30名
2月14日(火)
13:30-15:30
「あなたの職場、病気になっても働き続けられますか?
      -治療と仕事の両立支援について-」
講師:河島美枝子先生
  (産業保健相談員、元大分県立看護科学大学精神看護学教授)
【概要】最近の医学の進歩にはめざましいものがあります。がんの診断が「死の宣告」と考えられた時代から大きく変わり、今やガンは「長く付き合う慢性病」となっています。
毎年ガンに罹る人の中の3割が20~64才以下の働く世代ですから、あなたの職場にガンと診断された人がいても不思議ではありません。
さらに最近はどこの職場でも目立つメンタルヘルス不調の一部もやはり「長く付き合う慢性病」として大きな問題になっています。働く人の病気の治療が長引けば入院・通院のために仕事・職場に様々な影響が及び、当事者は精神的にも経済的にも大変悩むことになります。
病気の治療と仕事の両立を支えることは本人のためばかりではなく、家族そして職場にも大変役に立ちます。職場での具体的な支援について考えてみます。
労基協 30名
2月16日(木)
18:00-20:00
「禁煙教育と職場の受動喫煙対策」
講師:平間敬文先生(平間病院 院長)
【概要】タバコのニコチンの虜になって、身体に悪いと分かっていても、なかなかタバコを止められない方がまだまだ多いかと思います。また、タバコは法律で取り締まられているわけでないので、いつでもどこでも手に入れることができます。
煙の中の数え切れないほどの有害性のある化学物質により、喫煙者の身体を蝕んでいきます。
 喫煙者だけでなく、タバコの煙の大半は無神経に周囲にまき散らされてしまいます。 周囲のタバコを吸っていない人が知らず知らずに煙を吸い込まされています。 禁煙教育と受動喫煙対策について法整備が急がれます。職場においては、安全配慮義務の観点からも、受動喫煙対策を講じなければなりません。
禁煙教育と受動喫煙対策について、具体的に、明確に解説します。
水戸 30名
2月22日(水)
14:40~16:00
「メンタルヘルス・ケースカンファレンス」
講師:山村邦男先生(産業保健相談員、山村医院院長)
【概要】参加者が提示するメンタルヘルス事例について討議を行い、産業保健相談員(精神科医:メンタルヘルス担当)が総括とアドバイスを行います。現場でメンタルヘルス対策に苦慮されている方々にとってとても参考になるセミナーです。
水戸 10名
2月23日(木)
13:30-15:30
「防じんマスクの選択と使用について」
講師:谷口昭三先生(労働衛生コンサルタント、
       (有)オーエスケーインターナショナル代表取締役社長)
【概要】労働者のじん肺有所見者数は粉じん障害防止対策の効果が認められ、200名を下回るようになっています。
この防止対策をより一層推進するため、アーク溶接や金属等の研磨およびずい道工事作業にかかわる防じんマスク着用に関して第8次粉じん 障害防止総合対策(平成25年度~平成29年度)が策定されています。防じんマスク着用の際の注意点、マスクの手入れ方法などについて、体験的演習も取り入れて分かりやすく説明します。
最近明らかになった1・2-ジクロロプロパン(胆管がん)やo-トルイジン(膀胱がん)など化学物質に起因する疾病防止とマスクの選択についても説明します。
土浦 30名
2月28日(火)
18:00-20:00
「職場の救急蘇生法」
講師:中谷敦先生
(産業保健相談員、(株)日立製作所水戸健康管理センタ長、産業医)
【概要】救急蘇生法は5年に一度アップデートされます。直近ではJRC蘇生ガイドライン2015が平成27年10月16日に公表されました。
これまでのガイドラインには無かった、圧迫の強さ、早さ、の上限となる目安が示されました。この講習では、最新の胸骨圧迫訓練評価システムを用います。
聴覚・視覚によるリアルタイムフィードバックが得られることで、正しい救急蘇生法が身につきます。是非スキルアップのために参加してください。
水戸 30名
3月7日(火)
18:00-20:00
「プライマリケア・産業保健のためのアルコール健康障害対応」
講師:鈴木瞬先生(豊後荘病院精神科医師、アルコール病棟長)
【概要】産業保健の現場においてアルコール健康障害(以下、障害)ならびに関連問題は喫緊の課題として認識されている。
また、平成25年12月に、アルコール健康障害対策基本法が制定された。同法第八条では、医師および医療関係者は、国及び地方公共団体が実施するアルコール健康障害対策に協力し、アルコール健康障害の発生、進行及び再発の防止に寄与する よう努めるとともに、アルコール健康障害に係る良質かつ適切な医療を行うよう努めなければならないと定められている。
その一方で、そのための具体的な方略については必ずしも周知されているとはいえない現状である。
そのため、ここではプライマリケア領域や産業保健領域で活用できる、実践的な介入方略(ブリーフ・インターベンション)について小演習も交えながら講義したい。
水戸 30名
3月8日(水)
13:30-15:30
「初心者でも分かるSDS(安全データシート)の見方」
講師:岩崎芳明先生(産業保健相談員、筑波労働コンサルタント事務所長、元(株)三菱化学アナリテック分析事業部環境分析センター長)
【概要】平成28年6月1日に施行された化学物質のリスクアセスメントでは、定性法である「コントロールバンディング法又は、厚生労働省の指針法」で実施される事業場が多いと判断します。この方法は内容が容易でありコストも余り掛からないという利点があります。「定性法」を行うためにはSDSが必要になります。
ゼミナーではSDSの見方について、GHS分類を中心にあまり専門用語を使用しないで説明いたします。
土浦 30名
3月14日(火)
13:30-15:30
「過労死は防げるか、防げ得ない過労死のワケと予防への道しるべ」
講師:松井玄考先生
  (産業保健相談員、労働衛生コンサルタント、元和歌山労働局長)
【概要】『過労死』という言葉が世に広まって久しいにもかかわらず、未だその解消に向けて大きな効果が出ているとは言えません。
それはなぜ? ビジネスの厳しい「競争」の現実と働く人の「健康」の間(はざま)にあって、人間よりも「仕事優先」せざるを得ないライン管理者の皆さん、あるいは健康相談の窓口対応される産業保健スタッフの皆さん、セミナーでは、これらライン管理者や産業保健スタッフの皆さんの悩みに沿いながら、問題解決のヒントについて考えてみたいと思います。
土浦 30名
3月15日(水)
14:00-16:00
「作業環境の測定機器の取り扱い方と保守」
講師:番博道先生
  (産業保健相談員、元住友金属テクノロジー(株)環境技術部長)
【概要】茨城産業保健総合支援センターには多くの作業環境測定に使用する測定機器類を保有しています。
測定の関係者は当たり前でも測定しない人にとっては測定機器にさわるチャンスはないと思われます。手にとって扱うことにより測定機器の特徴や特性が理解できます。作業環境測定結果を読む際に測定機器や測定方法を知っていることは有益と思います。
産業保健総合支援センターで保有している作業環境測定に関係する測定機器、サンプリング装置を実際に手に取りながら、それぞれの測定原理、取り扱い方法と保守について説明します。
水戸 30名
3月15日(水)
18:00-20:00
「有機溶剤の正しい使い方~有機溶剤中毒予防規則の遵守~」
講師:立原昇先生
  (茨城労働局労働基準部健康安全課地方労働衛生専門官)
【概要】有機溶剤とは、油やロウ、樹脂、ゴム、塗料など水に溶けないものを溶かす有機化合物で、揮発しやすく工業的な用途に使われるものを言い、法律的には有機溶剤中毒予防規則で規制されています。
有機溶剤は高濃度を吸えば急性中毒になり、死に至ることもありますが、至らなくても後遺症が残る事が多いと言われています。また、低濃度でも長い期間吸えば慢性中毒を引き起こします。
本セミナーでは、急性中毒・慢性中毒を引き起さないために、有機溶剤中毒予防規則について改めて解説し、産業医等の職場巡視に役立てていただきます。
水戸 30名


<産業保健セミナーを受講される皆様へ> 

 最近、産業保健セミナーの開始時間に遅刻する受講者が見受けられ、他の受講者の妨げとなっています。
 つきましては、以下の事項を守っていただくようお願いします。

  1. 受講者は、産業保健セミナーが開始される5分前には、席に着いていただくようお願いします。
  2. 日本医師会認定産業医制度産業医学研修会の単位については、開始時間に遅れた場合、会場に入れないことがありますので、特に注意してください。

<産業保健セミナーの受講を申し込まれた皆様へ>
 産業保健セミナーの受講を申し込まれても受講されない方が見受けられ、他の方に迷惑を及ぼしています。
 つきましては、以下のようにさせていただきますので、ご了承ください。

  1. 欠席される場合は、必ず当総合支援センターに電話・メール等でご連絡ください。
  2. 欠席が目立つ方は、ご連絡をさせていただき受講をお断りする場合があります。

<認定産業医の皆様へ> 
 現在お持ちの生涯研修手帳(3~5年前更新時に発行された手帳)の番号と産業保健セミナーでお渡ししている日医シールの番号が若干違っています。これは平成22年度版から日医産業医制度実施要綱が改正になっているためです。番号が違っている場合は、似た項目のところに貼っていただければ手帳の更新時に茨城県医師会で確認します。

※ 先着順になりますので、お早めにお申込みください。

※ 有料駐車場をご利用の場合、参加者のご負担となりますので、ご了承ください。
    できるだけ公共交通機関をご利用ください。

※ 受講のお申込みは、当総合支援センターのホームページ、FAX、メール等でお申込みください。

※ セミナーに関する講話の概要並びに主な受講対象者、日本医師会認定産業医制度の単位認定研修、講師等セミナーについての詳細はこちらをご覧下さい。

総合支援センターからのお知らせ

  • 産業保健の「相談」をお待ちしています!! 
     当総合支援センターでは産業保健に関するあらゆるご相談に応じています。電話、FAX、メールでも結構です。(※「メール」が便利です。)費用は「無料」ですので、お気軽にご相談ください。また、「個人情報」は守られていますので、ご心配いりません。最近はメンタルヘルスに関する相談が大変増えてきました。
    ※相談フォームはこちらをご利用ください。
  • 情報誌「産業保健21」のご利用案内
    独立行政法人労働者健康福祉機構が編集・発行している情報誌「産業保健21」の配送先変更については、FAX等にてお知らせください。 
    「産業保健21」は、産業医、産業看護職及び衛生管理者の情報ニーズに応えた情報誌です。産業保健業務に携わっている方で、ご希望の方には無料で送付いたします。
    詳しくは、こちらをご利用ください。労働者健康福祉機構本部のHPにリンクします。

労働衛生専門職から

「血管機能」を点検しませんか。 ~「ドロドロ血液」から「サラサラ血液」に~ 

健康長寿のうえでは、①認知機能、②血管機能、③歩行機能、④口腔機能の4つの機能を維持することが肝要と言われていますが、職場においては、いわゆる「過労死」防止の観点から、脳・心臓疾患に至らないために、血管機能に係る基礎疾患が重症化しないようにすることが肝要です。
血液に関しては、血圧、コレステロール値、中性脂肪値、血糖値等、それらの数値によっては、脳・心臓疾患に至る危険因子となるもので、注意を要します。血管機能の老朽化(「ドロドロ血液」化の進行、動脈硬化の進行)は、脳卒中、心臓病等脳・心臓疾患や糖尿病合併症(腎不全)に至るものです。
動脈硬化については、高血圧が軽度だったとしても、メタボリックシンドローム(肥満の状態に、高血圧、高血糖、脂質異常が2つ以上加わると、メタボリックシンドロームとなります。)の状態ですと、血管の老朽化、動脈硬化が急激に進行してしまうため、一層の注意が必要です。同様に、コレステロール値の異常や高中性脂肪の状態(内臓肥満)も放置していると、血管の老朽化、動脈硬化が急激に進行します。
長時間労働を行った場合、動脈硬化が進行している人は、脳卒中、脳梗塞、心臓病等脳・心臓疾患に至る危険因子をもっているため、脳・心臓疾患、いわゆる「過労死」に至る確率が高いと言えます。職場においては、健康管理を健康管理だけにとどめておくことをせず、健康管理と労働時間管理、勤務形態管理等を有機的、総合的に管理すること、例えば、高血圧者やコレステロール値の異常・高中性脂肪(内臓肥満)者をはじめメタボリックシンドローム該当者に対しては、産業医から意見を参考に、時間外労働・休日労働を抑制する等労働時間の制限、休暇の付与のほか、長距離運転勤務の制限、深夜勤務の制限等負荷のかからない勤務とするよう配慮することも必要と思われます。脳・心臓疾患に係る労災補償認定者の多くの方に、80時間以上の超過勤務労働が確認されていますが、脳卒中、脳梗塞、心臓病等脳・心臓に至る危険因子をもっていた人とも言えます。
職場の健康診断結果で、血圧、コレステロール値、中性脂肪値、血糖値、肥満等有所見者に対しては、食事指導・運動指導などの保健指導を実施し、生活改善、健康改善に努めると同時に、産業医から意見聴取し、産業医の意見を参考に就業制限等の「事後措置」を確実に実施していくことが、いわゆる「過労死」防止のために重要です。
参考:「長時間労働者の面接指導に関する報告書・意見書作成マニュアル」28頁、29頁。

コラム 水戸南町3丁目だより

▼全国47の産業保健総合支援センターでは労働者健康安全機構の職員が勤務し、事務を担当しています。
数十名の事務担当職員が全国各地の産業保健総合支援センターに勤務しているわけですが、このうち20代の職員はたった2人だそうです。
ものすごく少ないような気がしますが、みなさまの職場ではいかがでしょうか。

次回の第136号は、平成29年2月配信予定です。

編集内容等に関するご意見・お問合せなどをお寄せください。

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