いばらき産保ニュース 第138号

発行日:2017年4月5日

ホームページ:http://ibarakis.johas.go.jp/
発 行:独立行政法人 労働者健康福祉機構
茨城産業保健総合支援センター 所長 小松 満


【新着情報】

  1. 『治療と就労の両立支援マニュアル』が作成されました(労働者健康安全機構)
  2. 新たに「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」を実施します(厚生労働省)
  3. 陸上貨物運送事業における荷役作業の安全対策の推進について(厚生労働省)
  4. 三酸化二アンチモンが特定化学物質に追加されます
  5. ストレスチェック助成金のお知らせ(労働者健康安全機構)

【お知らせ】

  1. 「メンタルヘルス、がん、脳卒中、肝疾患 治療を受けながら働くためのなんでも相談」を始めました
  2. 土浦地域産業保健センターが移転しました
  3. 日本医師会認定産業医制度産業医学研修会における受講者の本人確認について

【これから受講できるセミナー案内(無料)<平成29年4月~5月分> 】

【労働衛生専門職より】

【コラム:水戸南町3丁目だより】

新着情報

  1. 『治療と就労の両立支援マニュアル』が作成されました
    労働者健康安全機構では、「がん、糖尿病、脳卒中、メンタルヘルス」の疾病4分野につい ての『治療と就労の両立支援マニュアル』を作成しました。 治療と就労の両立支援マニュアル医療従事者のみならず、企業の労務管理担当者や産業保健 スタッフの方々にも、両立支援の基本的な取組方法について、ご理解いただけるよう構成さ れています。 治療と就労の両立支援マニュアル
  2. 新たに「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」を実施します(厚生労働省) 
    STOP!熱中症 クールワークキャンペーン
    キャンペーン期間:5月~9月  準備期間:4月

    • WBGT指数計について、日本工業規格が制定されました(平成29年3月21日)
    • 熱中症対策”レッドカード”を配付していますので、茨城産業保健総合支援センターHPよ りお申込みください
  3. 陸上貨物運送事業における荷役作業の安全対策の推進について(厚生労働省)
    荷役5大災害(①墜落・転落、②荷崩れ、③フォークリフト使用時の事故、④無人暴走、 ⑤トラック後退時の事故)を防止するため、チェックリスト(陸運事業者用/荷主等用)が 作成されました。
    陸上貨物運送事業における荷役災害等を防止するための留意事項
    ~重大な災害事例に学ぶ災害防止ポイント~
    陸上貨物運送事業では、荷役災害が多いことから、陸上貨物運送事業における労働災害を防止するためには、事業者、労働者の皆さま自らが、荷役災害防止対策をはじめ、労働災害防止対策に取り組まれることが必要です。
     荷役作業等を行う現場でご活用いただくために、実際に発生した重大な災害事例に着目し、現場で作業に従事する労働者の皆さまの視点にたって、陸上貨物運送事業における荷役災害等を防止するための安全対策のポイントをまとまりました。
     特に死亡災害の約8割を占める荷役5大災害(1.墜落・転落、2.荷崩れ、3.フォークリフト使用時の事故、4.無人暴走、5.後退時の事故)を防止するためのチェックリストが作成されました。
     各職場の自主的な点検を進めてることが肝要です。
    陸上貨物運送事業における荷役災害等を防止するための留意事項 ~重大な災害事例に学ぶ災害防止ポイント~ 厚生労働省のサイトにリンクします
  4. 三酸化二アンチモンが特定化学物質に追加されます(平成29年6月1日施行予定)

    三酸化二アンチモン(樹脂や繊維などを燃えにくくするための「難燃助剤」などに使われる化学物質)を、化学物質による労働者の健康障害防止に関するリスク評価の結果に基づき、発がんのおそれのある物質として特定化学物質障害予防規則の措置対象物質に追加されます。
    これにより、三酸化二アンチモンを含む製剤の製造や、これらを取り扱う業務(樹脂等により固形化された物を取り扱う業務を除く。)を行う場合には、新たに、化学物質の発散を抑制するための設備の設置、作業環境測定の実施、特殊健康診断の実施、作業主任者の選任などが義務付けられ、作業環境測定や健康診断の結果、作業の記録などを 30 年間保存することが必要となります。
    三酸化二アンチモンを特定化学物質として規制 厚生労働省のサイトにリンクします。

  5. ストレスチェック助成金のお知らせ(労働者健康安全機構)
    ストレスチェック実施促進のための助成金

    • 平成28年度からの変更点
      1. 小規模事業場登録届出がなくなりました。
      2. 実施対象期間が1年度単位となりました。
      3. 申請期間が4月15日から翌年度6月30日までとなりました。
      4. 助成金の対象となる産業医活動が 「ストレスチェック実施後に面接指導を実施すること」 「面接指導の結果について、事業主に意見陳述をすること」の2点のみとなりました。従業員数50人未満の事業場(労働保険適用事業場)が、医師・保健師などによるストレス チェックを実施し、また、医師によるストレスチェック後の面接指導などを実施した場合、 事業主が費用の助成を受けることができます。
    • 助成金の支給対象及び助成額は、次のとおり です。
      1. ストレスチェック(年1回)を行った場合、1従業員につき500円を上限として、その実 費額を支給します。
      2. ストレスチェック後の産業医活動1回につき21,500円を上限として、その実費額を支給 します。
        支給対象となる産業医活動内容は「ストレスチェックの結果に基づく面接指導の実施」及び 「面接指導結果に基づく事業者への意見陳述」です。

        • 支給申請期間:平成29年4月15日~平成30年6月30日

【お知らせ】

  1. 「メンタルヘルス、がん、脳卒中、肝疾患 治療を受けながら働くためのなんでも相談」を始めました(平成29年4月)
    日時:毎週水曜日 13時~16時
    場所:茨城産業保健総合支援センター 
    (水戸市南町3丁目4番10号 水戸FFセンタービル8階)
    担当:産業保健相談員
  2. 土浦地域産業保健センターが移転しました
    移転先:〒300-4115土浦市藤沢990番地 土浦市保健センター新治分室内
    移転に伴い電話番号とファックス番号がかわりました。
    新しい電話番号:029-875-6057  
    新しいファックス番号:029-875-6081
  3. 日本医師会認定産業医制度産業医学研修会における受講者の本人確認について
    平成29年4月より、茨城産業保健総合支援センターが茨城県医師会と共催する標記の研修について、研修受講者が本人であることを確認する手続きをとることになりましたので、研修会当日、受付時に本人確認書類(氏名の記載があり、写真付のもの)を提示してください。
  4. 「産業保健21」の送付について
    情報誌『産業保健21』は、産業医をはじめ、保健師・看護師、労務担当者等の労働者の健康確保に携わっている皆様方に、産業保健情報を提供することを目的として、独立行政法人 労働者健康安全機構が発行しています。当センターより無料で送付しますので、当センターホームページよりお申込み下さい。
    バックナンバーの送付をご希望の方も、当センターホームページよりお申込みください
    『産業保健21』サンプル (労働者安全機構のサイトにリンクします。)
    申込みは、こちらからどうぞ!

    • 「産業保健21」送付希望とご記入下さい。

    • 事業場と異なる場所への送付をご希望の際は、○○へ送付希望とご記入ください。

これから受講できるセミナー案内(無料)<平成29年4月~5月分>

<開催会場案内>
 水戸:水戸FFセンタービル会議室11階(旧、住友生命水戸ビル)
    (水戸市南町3-4-10 水戸FFセンタービル 11階)
 土浦:ワークヒル土浦(土浦市木田余東台4-1-1)
    <ワークヒル土浦のHPにリンクします。>
 鹿嶋:鹿嶋勤労文化会館(鹿嶋市宮中325-1)
    <鹿島勤労文化会館のHPにリンクします。> 
 日立:日立地区産業支援センター(日立市西成沢町2-20-1)
    <日立地区産業支援センターのHPにリンクします。>
 医師会:茨城県医師会(水戸市笠原町489)
     <茨城県医師会のHPにリンクします。> 
 労基協:茨城労働基準協会連合会中央安全衛生教育センター 
   (水戸市渋井町字堺橋263-1)<茨城労働基準協会連合会のHPにリンク>

開催日時 テ ー マ / 講 師 開催会場 定員
4月12日(水)
18:30-20:30
「高ストレス者に対する面接指導の実施方法-M.I.N.I.のチェックリストの使い方」
講師:中谷 敦 先生
        (産業保健相談員、株式会社日立製作所水戸健康管理センタ長、産業医)
【概要】「長時間労働者、高ストレス者の面接指導に関する報告書・意見書作成マニュアル 」では、使用可能なチェックリストとして、M.I.N.I.(Mini-International Neuropsychiatric Interview 精神疾患簡易構造化面接法)で使用されるチェックリストが示されています。面接指導において、うつ病の可能性の評価を誤らないためには、このチェックリストを正しく使用し評価する必要があります。
本研修では、M.I.N.I.のチェックリストの使用及び評価を中心に面接指導について実践的に研修します。
土浦 30名
4月18日(火)
14:00-16:00
「化学物質のリスクアセスメントの進め方」  
講師:番博道先生
  (産業保健相談員、元住友金属テクノロジー(株)環境技術部長)
【概要】平成28年6月1日に労働安全衛生法が改正され、一定の危険有害性のある化学物 質(平成29年4月1日現在666物質)について業種、事業所の規模によらずリスクアセス メントが義務づけられました。
中小規模の事業の人にとっては専門用語も多くなかなかハー ドルの高い点もあるように思えます。
化学物質のリスクアセスメントの進め方は、事業場で使用しています原材料及び反応生成物 の危険性及び有害性を調べることから始まります。
危険性又有害性の情報は原材料を納入し ています企業からSDSを入手する或いは有害物質が特定されています場合はインターネッ トから情報を入手することが多いと思います。SDSは専門性が高くなかなか理解しにくい と思います。
化学物質のリスクアセスメント実施の流れは危険性と有害性について特定し、リスクを見積 もり、低減措置の見積もり・実施を行います。 どのような手法があり手順はどのように進め るのかについて説明いたします。
また理解を深めるため簡単な演習も実施します。 なお、SDSの読み方についても説明いたします。
鹿嶋 30名
4月19日(水)
18:00-20:00
「誰でも分かる特化則の法的要求事項の説明」
講師:岩崎芳明先生 (産業保健相談員、筑波労働コンサルタント事務所長、
    元(株)三菱化学アナリテック分析事業部環境分析センター長)
【概要】労働衛生コンサルタント、作業環境測定士としての現場経験をもとに、事業場に即 した特定化学物質障害予防規則の法的要求事項に関する説明を行います。
特に、有機則から 特化則に移行した「特別有機溶剤」への対応や局所排気装置の設置、作業環境測定の必要性 等の判断に関して実例を用いて説明を行います。
また、未実施の事業場が時々見受けられる局所排気装置等の定期自主検査についても検査方 法の概略を説明いたします。
水戸 30名
4月20日(木)
18:00-20:00
「ハラスメントに係る法的トラブルの現状」
講師:遠藤彰子先生(法テラス茨城法律事務所 弁護士)
【概要】セクハラやパワハラに遭うと、被害者は肉体的・精神的に深刻なダメージを受ける 恐れがあり、最悪の場合は自殺につながる可能性も指摘されています。
被害者が裁判に訴え れば、上司や企業は刑事、民事両面で法的責任を追及される可能性があります。上司が部下 の人格攻撃をすれば名誉棄損や侮辱罪、退職勧奨を繰り返せば脅迫や強要罪、執拗なしっ責 で被害者が肉体的、精神的苦痛を訴えれば過失傷害罪に問われた上、民法の不法行為や債務 不履行によって損害賠償を命じられる可能性もあり、そうなると、裁判にかかる労力は相当 な上、仮に無罪となってもこのような裁判を起こされること自体、企業にとってさまざまな面 で不利益となり、大きな経営リスクとなります。
本セミナーでは、ハラスメントによるトラブルの現状について学びます。
水戸 30名
4月25日(火)
13:30-15:30
「誰でも分かる特化則の法的要求事項の説明」
講師:岩崎芳明先生 (産業保健相談員、筑波労働コンサルタント事務所長、
    元(株)三菱化学アナリテック分析事業部環境分析センター長)
【概要】労働衛生コンサルタント、作業環境測定士としての現場経験をもとに、事業場に即 した特定化学物質障害予防規則の法的要求事項に関する説明を行います。
特に、有機則から 特化則に移行した「特別有機溶剤」への対応や局所排気装置の設置、作業環境測定の必要性 等の判断に関して実例を用いて説明を行います。
また、未実施の事業場が時々見受けられる局所排気装置等の定期自主検査についても検査方 法の概略を説明いたします。
土浦 30名
4月26日(水)
14:40-16:00
「メンタルヘルス・ケースカンファレンス」
講師:山村邦男先生(産業保健相談員、山村医院院長)
【概要】メンタル不調者や新型うつ病が年々増える傾向にあり、企業の担当者が対応に苦慮 している事例も多数見受けられます。 本セミナーでは、参加者が提示するメンタルヘルス事例について、全体で討議を行い、当セ ンターの産業保健相談員(精神科医:メンタルヘルス担当)が総括とアドバイスを行います。
現場でメンタルヘルス対策に苦慮されている方々にとってとても参考になるセミナーです。
原則として偶数月1回、対象は産業看護職、衛生管理者及び人事労務担当者等、事例が なくても参加できます。
なお、提示された事例については、秘密を厳守いたします。
水戸 30名
4月27日(木)
13:30-15:30
「事業場における転倒災害防止対策及び腰痛予防対策について
   ~転倒予防、かんたん筋トレ、職場体操の実践を交えて~」
講師:田中厚子先生
  (産業保健相談員、つくば国際大学医療保健学部非常勤講師、保健師)
【概要】近年の労働災害において50歳以上の転倒災害が増加し、休業期間では約6割が1 ヶ月以上となっています。
その要因は加齢等による運動機能の低下(筋力、敏捷性、柔軟性 など)も大きな一因です。また、腰痛は業務上疾病の6割を占めています。
このように転倒災害防止、腰痛予防は全ての業種に共通課題です。そのため、腰痛予防の基 礎知識や、転倒災害の現状、防止対策・として健康管理面よりの始業前や休憩時にできる体 操、ストレッチも取り入れ、転倒災害予防、腰痛予防に寄与したいと考えます。
体操、ストレッチなどできる服装でお願いします。
土浦 30名
5月9日(火)
13:30-15:30
「最近の労働衛生関係の法令等の改正について」
講師:松井玄考先生 (産業保健相談員、労働衛生コンサルタント、
    社会保険労務士、元和歌山労働局長)
【概要】最近の労働衛生関係の法令等の改正について説明します。
また、時間外労働の規制 や休暇制度などの「働き方」に関する法令や制度の知識は産業保健分野で役に立ちますので 、整理してお伝えします。
土浦 30名
5月17日(水)
18:30-20:30
「メンタルヘルスアクションチェックリストを用いた職場の環境改善」
講師:中谷敦先生
  (産業保健相談員、株式会社日立製作所水戸健康管理センタ長、産業医)
【概要】職場でストレスチェック集団分析を有効に活用するために、多角的な職場改善の視 点を取り入れる方法を研修します。
ストレスチェックに基づくストレス要因の把握(ストレ ス判定図の見方)について解説し、模擬的な分析結果を配付し、メンタルヘルスアクション チェックリスト(職場巡視のセミナーで使用しているアクションチェックリストのメンタル ヘルス版)を使用して、職場改善の方法について討議します。
土浦 30名
5月24日(水)
14:00-16:00
「職場における熱中症の防止」
講師:番博道先生
   (産業保健相談員、元住友金属テクノロジー(株)環境技術部長)
【概要】年々真夏日・猛暑日(日中の最高気温が35℃以上の日)が増加しています。
熱中 症という言葉も頻繁に耳にするようになりました。
熱中症は高温環境下における労働や運動で発生しますが、気温がそれほど高くなくても湿度が高い場合熱中症になることがあります。
熱中症の症状は一様でなく、症状が重くなると生命への危険が及ぶことがあります。
日常生活と職場での熱中症の発生傾向を知ると対応の仕方もわかってきます。
適切な予防方 法を知っていれば熱中症を防ぐことができます。熱中症の発生状況と予防及び熱中症になっ たときの処置について説明します。
電子式WBGT指数計については、平成29年4月にJIS規格が定められますので、情報提供し ます。
鹿嶋 30名
5月24日(水)
18:00-20:00

申込はこちらからお願いします。

「産業保健にかかる企業責任」
講師:田中完先生(産業保健相談員、新日鐵住金株式会社鹿島製鐵所産業医)
【概要】企業の産業保健に関係する法律(労働安全衛生法、労働契約法、民法等)やその周 辺の義務(安全配慮義務、労働者の自己保健義務)、過重労働面談、パワハラ、セクハラ、 ストレスチェックなどの解説を行います。
後半は事例を通して実践的具体的にお話しをいた します。
新日鐵住金株式会社人材育成センター 40名
5月25日(木)
18:00-20:00
「職業がんの防止対策について」
講師:片倉薫先生(株式会社ツムラ茨城工場、労働衛生コンサルタント、薬剤師)
【概要】印刷工場や化学工場において化学物質を取り扱う作業に従事していた複数名の労働 者が胆管がんや膀胱がんを発症し、1,2-ジクロロプロパン、オルト-トルイジン、3,3’- ジクロロ-4,4’-ジアミノジフェニルメタンが原因物質の1つとして考えられています。 これらの化学物質を含め、発がんのおそれのある物質の規制が強化されています。
最近では、経皮吸収によって健康影響を及ぼす可能性が高いとされている物質による職業が ん発生を防止するため、特定化学物質障害予防規則等が改正され、今年1月1日に施行されています。
職業がんの原因物質と考えられる化学物質の使用環境、職業がんの発生の仕組み、特定化学物質障害予防規則や女性労働基準規則等の改正について解説し、職業がん等の業務上疾病予防の視点から職場巡視に役立つ化学物質管理のポイントをお伝えします。
水戸 30名
5月30日(火)
13:30-15:30
「職場における熱中症の予防について」
講師:松井玄考先生   (産業保健相談員、労働衛生コンサルタント、
     社会保険労務士、元和歌山労働局長)
【概要】熱中症を防ぐ効果的な予防方法は、何と言っても積極的な予防のための作業管理に 尽きるといえます。
本セミナーでは、熱中症の知識や予防のための作業管理及び熱中症に対 する処置について説明するとともに、WBGT(乾球・自然湿球・黒球温度)指標計(WBGT-113)を使用した実習や、携帯型熱中症計等の小物についてもお見せします。
電子 式WBGT指数計については、平成29年4月にJIS規格が定められますので、情報提供しま す。
土浦 30名


<産業保健セミナーを受講される皆様へ> 

 最近、産業保健セミナーの開始時間に遅刻する受講者が見受けられ、他の受講者の妨げとなっています。
 つきましては、以下の事項を守っていただくようお願いします。

  1. 受講者は、産業保健セミナーが開始される5分前には、席に着いていただくようお願いします。
  2. 日本医師会認定産業医制度産業医学研修会の単位については、開始時間に遅れた場合、会場に入れないことがありますので、特に注意してください。

<産業保健セミナーの受講を申し込まれた皆様へ>
 産業保健セミナーの受講を申し込まれても受講されない方が見受けられ、他の方に迷惑を及ぼしています。
 つきましては、以下のようにさせていただきますので、ご了承ください。

  1. 欠席される場合は、必ず当総合支援センターに電話・メール等でご連絡ください。
  2. 欠席が目立つ方は、ご連絡をさせていただき受講をお断りする場合があります。

<認定産業医の皆様へ> 
 現在お持ちの生涯研修手帳(3~5年前更新時に発行された手帳)の番号と産業保健セミナーでお渡ししている日医シールの番号が若干違っています。これは平成22年度版から日医産業医制度実施要綱が改正になっているためです。番号が違っている場合は、似た項目のところに貼っていただければ手帳の更新時に茨城県医師会で確認します。

※ 先着順になりますので、お早めにお申込みください。
※ 有料駐車場をご利用の場合、参加者のご負担となりますので、ご了承ください。
    できるだけ公共交通機関をご利用ください。
※ 受講のお申込みは、当総合支援センターのホームページ、FAX、メール等でお申込みください。
※ セミナーに関する講話の概要並びに主な受講対象者、日本医師会認定産業医制度の単位認定研修、講師等セミナーについての詳細はこちらをご覧下さい。

カウンセリング講座 開講のお知らせ

講師:永原伸彦先生
(産業保健相談員、(財)茨城カウンセリングセンター副理事長)

平成29年度のカウンセリング講座は、「『気づき』を促すカウンセリング」と題して開催し ます。 今回は、様々な職場や暮らしの場面で、少しでも相手が自分の問題点に気づき、自己理解を 深めていくためのカウンセリングについて学んでみましょう。

「 『気づき』を促すカウンセリング 」

  1. 平成29年5月18日(木)「『気づき』を促すための応答の在り方」
  2. 平成29年6月 8日(木)「『気づき』を促すための質問の在り方」
  3. 平成29年7月13日(木)「相談事例の実践的検討」
  • 時間はいずれも14:00~16:00、各回前半は講義形式で、後半はグループ討議。
  • 定員は12名。(定員を超えた場合は、抽選といたします)
  • 会場は、水戸FFセンタービル11階会議室
  • 都合により、内容に若干の変更が生じることがあります。
  • 新しい内容ですので、この講座の受講経験のある方も、申し込み可です。

なお、受講者は、各3回の講座を全て受講できる方を対象とします。
受付期間  前期:平成29年4月3日(月)~4月21日(金)
※ 受講該当者の方には、 4月28日(金)までに電話またはメールで連絡します。

総合支援センターからのお知らせ

  • 産業保健の「相談」をお待ちしています!!
    当総合支援センターでは産業保健に関するあらゆるご相談に応じています。電話、FAX、メールでも結構です。
    (※「メール」が便利です。)
    費用は「無料」ですので、お気軽にご相談ください。
    また、「個人情報」は守られていますので、ご心配いりません。最近はメンタルヘルスに関する相談が大変増えてきました。
    ※相談フォームはこちらをご利用ください。
  • 情報誌「産業保健21」のご利用案内
    独立行政法人労働者健康安全機構が編集・発行している情報誌「産業保健21」の配送先変更については、FAX等にてお知らせください。
    「産業保健21」は、産業医、産業看護職及び衛生管理者の情報ニーズに応えた情報誌です。産業保健業務に携わっている方で、ご希望の方には無料で送付いたします。
    詳しくは、こちらをご利用ください。労働者健康安全機構本部のHPにリンクします。

労働衛生専門職より

“無料”で健康管理の推進、小規模事業者にとってお得。
  ~「地域産業保健センター」を利用して健康確保を~  

安全管理者・衛生管理者・産業医等の選任、安全衛生委員会の設置など安全衛生管理体制 の確立や安全衛生活動の推進については、労働安全衛生法により規定されていますが、労働 者数によって義務付けが違います。衛生管理者・産業医に関して言えば、『50人』が目安に なります。事業者は労働者数50人以上の規模の事業場ごとに、衛生管理者・産業医を選任 し、衛生管理者には衛生に係る技術的事項を、産業医には労働者の健康管理を行わせなけれ ばならないと義務付けています。ここで、「事業者」とは、事業を行う者で、労働者を使用 するもの、事業主です。

また、『事業場』単位で義務付けられていることも留意する点です。「事業場」とは、工 場、支店、営業所などをみますので、仮に、企業規模で、会社全体で50人以上であって も、所属する一つ、一つの工場が50人未満であれば、それぞれの工場は小規模事業場とみ なされ、衛生管理者・産業医の選任を要しません。もちろん、会社全体で50人未満の労働 者を使用する事業主も同じです。事業者のうち、50人以上の労働者を使用する事業者、そ れも一つ以上の事業場に50人以上の労働者を使用する事業者が衛生管理者・産業医の選任 を義務付けられます。

50人未満の労働者を使用する事業主など『小規模事業場』については、労働安全衛生法で は、安全衛生管理体制の確立や自主的安全衛生管理活動の実施などの責務を免除されていま す。一昨年12月から実施を義務付けられたストレスチェックについても、小規模事業場 は、その実施が努力義務となります。

しかし、小規模事業場として衛生管理者や産業医の選任が免除されても、個別の災害防止措 置、健康確保措置は免れません。健康診断の実施(安衛法第66条)、健康診断結果について の医師からの意見聴取(安衛法66条の4)、労働者の就業場所の変更、作業の転換、労働時 間の短縮、深夜業の回数の減少等の措置、作業環境測定の実施、施設又は設備の設置又は整 備など健康診断実施後の措置(安衛法66条の5)、保健指導(安衛法66条の7)など健康確 保措置は免除されず、事業規模にかかわらず事業者責務を負います。

規模が50人以上の事業場を有する事業者は、契約している産業医から健康診断実施結果に ついて意見を聴くことになりますが、規模が50人未満の事業場(小規模事業場)を有する 事業者は、産業医の選任を義務付けられていませんのでそれができません。個別に遵法する ことになり大変ですが、国は小規模事業場に対しては、「地域産業保健センター」を通じて 産業保健活動を援助しています。具体的には、無料で、「地域産業保健センター」に登録し ている産業医から意見聴取、保健指導や労働衛生工学専門員からの職場改善アドバイスが受 けられます。

県内9か所に地域産業保健センターが設置されていますのでご利用ください。
規模が50人以上の事業場を有する事業者は、自前で自主的に実施しなければいけないとこ ろ、小規模事業場は、無料で実施できますので、助かるかと思います。

コラム 水戸南町3丁目だより

▼メルマガのコラムは「水戸南町3丁目だより」ですが、当支援センターのホームページに 「南町だより」という写真掲載のページを作りました。
昨年度までは、平成22年2月にスタートした「茨城の風景」・ 平成26年12月から「茨城の風景Ⅱ」 というページで写真を掲載していましたが、年度切替でもあり、当支援センターの所在する南町を中心に、近隣地域を写真で紹介するコーナーにリニューアルしました。

今回は、当支援センターが入居する”水戸FFセンタービル”です。どうぞご覧ください。
今後、毎月の更新で紹介したいと思いますので、興味のある写真を見つけたら、お近くにお越しの折にお立寄り下さい。
<この写真掲載ページは、平成30年度を以て掲載停止となりました。>

 

次回の第139号は、平成29年5月配信予定です。

集内容等に関するご意見・お問合せなどをお寄せください。
バックナンバーは、こちらを ご覧ください。
また、メールアドレスの変更、配信停止はこちらからご連絡下さい。